2013年8月31日土曜日

佐藤あり紗先発起用 セルビアに奮闘するも完敗

ワールドグランプリ第3戦。日本の相手は相性の悪いセルビア。
日本はスタメンから変えてきました。江畑選手に代えて石井選手(久光製薬)、大竹選手に代えて川島選手(岡山)、座安選手に代えて佐藤あり紗選手(日立)を起用。
第1セットは終盤まで食らいつく日本でしたが、相手の強烈なスパイクを止めきれず、ミスが出た日本は惜しくも落としてしまいます。
第2セットもミスが目立つ日本に対し、気持ちよくスパイクを決めていくセルビア。圧倒的大差にセッターを宮下選手から橋本選手(JT)に交代。立て直しを図るものの、強いサーブで崩され思うような試合ができませんでした。佐藤選手が好守を見せる場面もありましたが、巻き返せず。第2セットも失います。
第3セットは長岡選手と平井選手(久光製薬)を起用。新鍋選手(久光製薬)をレフトに回します。起用した2人を軸に点をとり中盤まで競り合いますが、ここでもミスが出た日本は勢いを失い、ストレート負け。全日本初選出の選手が多いだけに、まだまだ発展途上の面が露呈しました。
 
いつもどおり苦しい試合でしたが、今日は江畑選手が一度もコートに立ちませんでた。決勝ラウンドでもこの大会は色々な選手を使っていこうという意図なのかもしれません。明日は優勝候補筆頭の中国との戦い。温存した江畑選手が起用されるか注目です。
一方、スタメン起用された佐藤選手。レセプションは実に88.9%成功でしたが、受数はわずかに9。リベロは狙いから外す戦略だったのでしょう。新鍋選手が相当拾っていました。スパイクレシーブでは好反応もあり、結果を残しましたが、位置取りに関してはまだ課題がありそうです。
試合結果
日本0-3セルビア
(22-25)
(17-25)
(19-25)
佐藤あり紗 ディグ2.33本/セット(総受数17) レセプション88.9%(総受数9)
新鍋理沙 11得点(スパイク11得点)決定率42.31%

野村くん8回無失点 阪神を完封

横浜相手に2連続完封負けという嫌な流れで乗り込んだ甲子園。先発はプロ入り初の甲子園。実に高校時代に夏の決勝戦で佐賀北高校に敗れて以来のマウンドとなった野村祐輔くんでした。
試合が動いたのは2回。先頭キラの当たりは左飛かと思いましたが、うまく手前で落ちて安打に。さらに相手守備が緩慢だったこともあり、2塁まで進みます。梵選手がきっちり犠打で1死3塁。松山選手はうまくバットを制御して打球を左前に運びました。先制の適時打。さらに木村選手の3塁への犠打は、3塁手が何故か転倒して内野安打に。さらに四球で満塁となると、野村くんが初球から振りぬいて右前適時打。失策も出て2点が入り、3点リードとなりました。4回、5回にも走者を3塁まで進める好機がありましたが得点できず。今日の得点は2回の3点だけでしたが、自らのバットで楽になった野村くん。もう援護はいりませんでした。
5回に連打を打たれて2死1、3塁となったところが唯一のピンチともいえますが、内外緩急自在の投球がすばらしく見事な見逃し三振。このピンチを無失点で切り抜け、8回をスイスイ103球無失点とエース並の活躍を魅せてくれました。9回はミコライオに譲ったため、プロ初完封とはなりませんでしたが、大事な大事な新人王投手。いまやマエケンに次ぐ実力投手となっただけに消耗は避けたいのでしょうか。
高校時代のことをちょっと思い出したと語っていましたが、頼れる野村くんのおかげで連敗も脱出。打線はまだ元気がありませんが、中日が敗れたことでゲーム差は再び2.5となりました。

菊池くんは本当にどうしてしまったのでしょうか。今日も無安打おまけに3三振とひどい状態です。守備では機会こそ少ないものの、魅せるプレーが出ていて、今日も8回に一二塁間を抜ける当たりを好守で阻止していますが、完全に守備だけの人となってしまっています。怪我の状態が心配ですが、ああいった守備ができるからこそ外せないところで、難しいです。

試合結果
広島3-0阪神
野村祐輔 8回 被安打3 与四球1 奪三振4 自責点0 防御率3.21
菊池涼介 4打数 0安打 3三振 打率.246
木村昇吾 4打数 2安打 打率.311
松山竜平 4打数 1安打 1三振 1打点 打率.289

2013年8月29日木曜日

2試合連続完封負け 早くも失速の季節突入?

対横浜3連戦の最終戦。勝って3位を堅持したいところで、先発は中村恭平くん
初回に四球をきっかけにピンチを招く、いつもの立ち上がり。しかし2死1、3塁の場面を三球三振で無失点。ギリギリのところで粘ります。
2回は3者凡退、3回も簡単に2死まで取りますが、好調の梶谷選手に長打を打たれ、岩本選手の守備もまずく3塁打。一気にピンチになると、ワンバウンドの球が暴投となり先制を許します。本塁へ転がりながらフォローに入ったきょんぺいくんは泥だらけとなりますが、なんと野村監督が自らタオルを持ってマウンドへ駆けつけ泥を払うという今までにない事態。最後はポンとたたいて檄を飛ばします。悪いながらも2軍へ落とさず先発起用しているだけに、なんとか頑張ってもらいたいとの思いでしょうか。
しかし、4回も2塁打と四球で2死2、3塁としっくりこないきょんぺいくん。3塁手・木村選手の好守もあり無失点でしたが、結局、4回78球を投げた時点で降板となりました。1失点なのでまだ投げられるかもしれなかったのですが、いつ大量失点してもおかしくない投球では続投は無理だったようです。
5回からは久本投手が安定感抜群の投球で2回を無失点。7回からは横山投手。2者連続三振と出だし好調でした。
一方、打線は防御率22点台の投手相手に6回まで2安打に抑えられるという無様な状況。7回にようやく先頭の松山選手が安打、キラが四球、梵選手が犠打と1死2、3塁の絶好の機会を作り出しますが、犠飛すら飛ばせず無得点。きょんぺいくんの負けを消せません。去年も秋はこんな状態が続いていました。
すると、8回に横山投手が本塁打を打たれてしまい、ダメ押し。もう手も足も出ない打線はなす術もなく、投手陣が崩壊している横浜相手に屈辱の2試合連続の完封負け。夏が終わり、今年も大失速の季節がやってきそうな気配が漂っています。

このところ菊池くんがまたまったく打てなくなってきています。怪我が治ってから一時は2割5分後半だった打率も2割4分台に逆戻り。好調なのか不調なのかよく判らない選手ではあるのですが、負傷したとの話しもあり、そうであるならば無理をさせない方が良いとは思います。ただ、代わりになるはずの上本選手や小窪選手が怪我をしている菊池くん以上に打撃・守備ともあてにならないという厳しい状態。起爆剤となるような選手が現れてくれるとよいのですが。

試合結果
広島0-2横浜
中村恭平 4回 被安打4 与四球2 奪三振4 防御率3.91
菊池涼介 4打数 0安打 1三振 打率.249

五輪女王ブラジルに健闘もストレート負け

ワールドグランプリ決勝ラウンド2戦目は五輪女王のブラジル。
日本は第1、第2セットとも接戦となりながらも落とし、後がなくなると雰囲気を変えるため、江畑選手(日立)、大竹選手(デンソー)に代えて、長岡選手と平井選手(久光製薬)を起用。長岡選手の活躍もあり中盤まで踏ん張るものの、終盤はブラジルにバレーをさせてもらえない一方的な展開となりストレート負け。1勝1敗となりました。

江畑選手はシャットが多いのが気になりますが、決定率は少し悪い程度で、得点源としてはある程度役割を果たしています。木村選手はレシーブの負担も大きいため、あまり攻撃面で多くを望めません。そうした中、予選ラウンド絶好調だった新鍋選手がこの2試合振るわないのが気になります。決定率の悪さもさることながらなにより効果率がひどいです。強豪相手に勝つためには新鍋選手の力が必要なだけに、頑張ってもらいたいところです。

試合結果
日本0-3ブラジル
(21-25)
(22-25)
(17-25)
江畑幸子 11得点(スパイク11得点)決定率34.38%

イタリアにストレート勝ち

北海道で行われているワールドグランプリ決勝ラウンド。日本の初戦は苦手のイタリア。
序盤につなぎのまずさや江畑選手(日立)がブロックにつかまるなどリードされるも、江畑選手のサーブポイントからイタリアのレセプションを崩すことに成功。連続ポイントでリードを奪うと、宮下選手(岡山)が積極的に大竹選手(デンソー)を使い、イタリアのブロッカー陣を翻弄。最後は江畑選手がブロックを決めて第1セットを取ります。
第2セットも岩坂選手(久光製薬)がサーブで崩してリード。大竹選手のセンター攻撃も効果的で高い決定率を上げます。日本はディグでも粘りを見せ、ボールがコートに落ちません。一時8点もの大量リードで、中盤にサーブレシーブが乱れる場面があったものの第2セットも余裕の展開で連取。
第3セットは一進一退の展開も全体的にミスの多いイタリアは波に乗れません。終盤はお互いに粘り、こらえきれずにスパイカーがアウトを連発。どちらに転ぶかわからない展開でしたが、江畑選手が強打でマッチポイントを取ると、最後もイタリアがスパイクミス。
イタリアのミスに終始助けられた試合でしたが、ストレート勝ちで1勝目をあげることが出来ました。
試合結果
日本3-0イタリア
(25-18)
(25-19)
(25-22)
江畑幸子 16得点(スパイク14得点、サーブ1得点、ブロック1得点)決定率31.82%

2013年8月28日水曜日

7回被安打4 大竹好投も完封負け

本日の先発は大竹寛投手
立ち上がりからすばらしく3回まで無安打投球。しかし、4回に不運な内野安打が出て1死1塁。ここで外国人選手2人に連打を食らってしまい先制されます。この後、犠飛での1点もあり2点をリードされる展開。それでも5回以降は再び無安打投球を続けて、味方の援護を待ちますが、打線は横浜投手陣に完璧に抑えられ、7回まで好機なし。
8回裏にようやく丸選手2塁打で2死2、3塁と見せ場を作りますが、続く菊池くんが三ゴロで無得点。結局、5人の投手を継投させた横浜がスルスルと完封。
広島投手陣も先発の大竹投手が7回を投げて被安打4久本投手ソコロビッチも1回ずつを被安打0。実に4回以外は横浜打線を無安打に抑え込んでいただけに、4回の投球だけが悔やまれます。

試合結果
広島0-2横浜
大竹寛 7回 被安打4 与四球1 奪三振4 自責点1 防御率3.53
菊池涼介 4打数 0安打 打率.251

2013年8月27日火曜日

接戦から一転 菊池犠打から一挙7得点

本拠地に横浜を迎えての3連戦初戦。先発はエース・マエケン
立ち上がり、四球に2本の安打で1死満塁とピンチのマエケン。しかし、ここからスライダーのキレがすさまじく、最後は153キロのストレートと圧巻。2者連続三振にしとめて0点スタート。その後も毎回走者を背負いながら、点を与えることなく、さすがの投球。
一方の打線は3回まで無安打と完璧に抑えられましたが、4回に丸選手2塁打菊池く犠打で1死3塁と定石どおりの攻めを見せ、4番キラ犠飛を打って先制。少ない好機を物にします。
試合はその後も両エースの投げあいとなり1点差の僅差のまま7回へ。7回裏に1死1、3塁という好機がありましたが、ここはスクイズ失敗で無得点。どちらに転ぶか判らない流れが微妙に変わり始めました。
この好機を逃した後、7回までで111球を投げたマエケンが降板し、8回のマウンドは永川投手へ。現時点最良の中継ぎを投入しましたが、なんとか抑えていた横浜打線につかまり、あっという間に3連打を食らって1点を失ってしまいます。これでマエケンの勝ちが消えました。その後は併殺に打ち取ってなんとか逆転は阻止しましたが、僅差での継投はやはり危険です。
その裏、ここまで4安打に抑えられていた打線が奮起。代打の天谷選手安打、丸選手が四球で無死1、2塁とすると、菊池くんは手堅く犠打。1死2、3塁かと思いましたが、なんとこれを横浜が3塁へ送球し野選。さらに悪送球となり2塁走者の天谷選手が生還。丸選手は走塁死となりましたが、勝ち越すことができました。やはり菊池くんは良くも悪くもなにかをやってくれる選手だと痛感させられる瞬間でした。
菊池くんのびっくり犠打野選での得点をきっかけにこれまでの接戦ムードが一変。怒涛の攻勢が始まりました。松山選手2塁適時打でまず2塁に進塁していた菊池くんが生還。横浜はたまらず投手を交代しますが、すでに火のついた打線を止めることはできず、赤松選手木村選手適時打が生まれ、最後は石原選手絶好球を左翼席へ3点本塁打。完璧なまでのとどめの刺し方でした。
9回は大量リードに守られた今村投手が気負うこともなく3者凡退で試合終了。8回表までの緊迫した試合が犠打1本からここまで大差の勝利になる稀有な試合となりました。

この試合、なにげにすごかったのが解説の達川さん。7回同点どまりとなった時点で、広島は負けないと宣言。7回に打たれだした三浦投手を交代しない横浜に疑問を呈し、天谷選手の安打で交代するよう進言。丸選手の四球が出た時点で三浦投手は負け投手になると予言し、すべて見事に的中させてくれました。あとは広島が3位確定との予言が当たれば文句なしなのですが、鬼門の9月はたしてどうなるでしょう。

試合結果
広島8-1横浜
前田健太 7回 被安打7 与四球1 奪三振9 自責点0 防御率2.03
菊池涼介 2打数 0安打 2三振 2犠打 打率.253
石原慶幸 4打数 1安打 1本塁打 3打点 打率.259

2013年8月26日月曜日

菊池の失策に今村炎上 安部痛恨の適時失策

最下位ヤクルトを相手に本拠地で3タテを狙う一戦。先発は久々に1軍での登板となる弱冠20歳の戸田隆矢くん
2軍ではいい投球が見られる戸田くんでしたが、1軍ではどうも本調子ではありません。今日も立ち上がりに四球、盗塁、内野安打で無死1、3塁と大ピンチ。しかしバレンティンには3B0Sから3球続けてすばらしい球を投げ込んで三振を奪うなど無失点で切り抜けます。
その裏、丸選手安打菊池くん犠打で1死2塁。松山選手が粘りに粘って適時打を放って先制に成功。戸田くんを盛り立てます。
2回も戸田くんは安打に四球に犠打と1回同様に2死2、3塁のピンチ。しかしここでも三振を取って0点に抑えます。しかし、3回に四球の後、第1打席は三振のバレンティンにお返しの2点逆転本塁打を浴び、次の打者にも安打を打たれたところで降板。球数は59球。もっと見たかった気もしますが、是が非でも3連勝したいチームの意気込みなのでしょう。今井投手が登場します。今井投手は安打を打たれるも併殺で切り抜け、4回は三者凡退。
すると、4回裏に絶好調の梵選手安打に2つの四球で好機をもらうと、倉選手が押し出しで同点。代打で結果を残す岩本選手がここで適時打で逆転して、戸田くんの負けが消えます。ここで一気に畳み掛けたいところでしたが、投手が交代してしまい抑えられてしまいます。今日の試合ここが大きなポイントだったような気がします。
5回と6回は横山投手、7回は永川投手が得点圏まで走者を進められながら粘って1点リードを守ります。
8回は今村投手。このところ、いろんな場面で起用されながら結果を出しつつあったことからセットアッパーへの復帰を賭けた登板でしたが、先頭打者に安打を打たれ、犠打で1死2塁。さらに死球で走者がたまると、昨日好守でバリントンを助けた菊池くんが今日は今村くんの足を引っ張る大失策で1死満塁の大ピンチ。これで気落ちしたのか適時打を食らって同点とされると、続く打者にも大きな当たり。頭上を抜けていたら大炎上確定でしたが、丸選手好捕して犠飛の1点で済みました。しかし、今村投手の僅差での8回起用はやはり危険な気がします。
9回はここ最近出番のなかったミコライオ。先頭のバレンティンは四球で出しますが、1点を取られたら終わりという場面だけに無理な勝負はしません。続く打者を三振に取ると、8回にやらかしてしまった菊池くんが今度は得意のジャンピングキャッチで二直にして2死までこぎつけます。この後、盗塁を決められますが、次の打者さえ抑えれば1点差で9回裏。打ったあたりはこの回守備変更で久々に登場した安部選手のところへ。正直、なぜ安部選手が遊撃でなく、それまで三塁を守っていた木村選手を遊撃にして代わりに入れたのか謎の采配だったのですが、これがズバリ悪いほうに的中。プリンスばりの悪送球が適時失策となり勝負を決められてしまいました。
9回、やってしまった安部選手が先頭でいい打球も好守に阻まれます。ついていないときはついていないものです。丸選手安打、菊池くんが四球で好機を作ると、松山選手がうまい適時打で1点差に。キラにサヨナラ本塁打の期待がかかりましたが、あえなく併殺で試合終了。勝てる試合を守備の乱れで失うもったいないゲームとなりました。

今日の試合で負けの要因となったのは、3回持たずに降板した戸田くん、セットアッパー失格の今村投手、適時失策をやらかした安部選手だったでしょうが、FANの立場から言えば、一番大きかったのが菊池くん。
4回裏に大量得点できる満塁の場面で打順が回ってきましたが、惜しい大飛球後に三振。ここで1本が出ていれば昨日、おとといのように流れが来ていただけに痛い打席でした。また、8回の失策も試合の大きな転機となりました。失策よりはるかに好守が多く、失点を幾度も防いでいるだけに1個の失策を気にして欲しくはないのですが、どうしてか菊池くんが失策すると失点につながるのが気になります。守備での貢献がすばらしいだけに、失策されるとそれだけ投手の心理的ダメージも大きいのでしょうか? 菊池くんが好守で投手を助けている分、投手も踏ん張って菊池くんの失策を帳消しにできれば良いのですがなかなか難しいようです。プリンスが欠場する中、またもジワジワと菊池くんの失策数が増えてきており、失策王という不名誉な称号が現実味を帯びてきたのも気がかりです。ただ、萎縮することなくいつもどおり元気な守備が見られれば、9回のような好守も出るので気にせずプレーをしてもらいたいです。
一方、采配については難しいところが多い試合でした。戸田くんはまだ投げられるように見えましたが、即見切りをつけたのも勝ちを意識してのことなのでしょう。明日が休みと言うこともあり、総力戦となりましたが、結果中継ぎ陣は7回まで無失点。逆転に成功するなど結果的には正しい選択でした。(戸田くんはまだまだ若いながらも現時点で左先発投手の1、2番手となっています。いっぱい学んで次こそプロ初勝利を目指して欲しいです。)
9回は逆に守備変更の采配が悪い結果となりました。梵選手のひざを考えての交代であれば、守備ではそれなりに結果を残している上本選手を遊撃もしくは二塁(その場合は菊池くんが遊撃)へ入れても良かった気がします。どうしても木村選手を遊撃にするなら、三塁は小窪選手もいたと思うのですが、なぜ安部選手が守備固めで入ったのか謎です。安部選手は最近出番がないこともあるので起用してみたいところだったのでしょうが、どちらかというと守備より打撃の選手の印象があります。6月にも武内投手のプロ初勝利未遂試合で、痛恨の失策をして勝ちを消しています。なぜ安部選手が三塁の守備固め要員となったのか? どうにも解せないのです。

試合結果
広島4-5ヤクルト
戸田隆矢 2回1/3 被安打4 被本塁打1 与四球3 奪三振3 自責点2 防御率12.46
菊池涼介 3打数 0安打 1三振 1四球 1犠打 1失策 打率.254
松山竜平 5打数 2安打 2打点 打率.290

2013年8月25日日曜日

東都新人戦 青山学院大学-亜細亜大学


東都大学野球の新人戦が行われました。青山学院大学は亜細亜大学と対戦。0-2で敗れました。相手投手を攻めあぐねましたが、随所に好守が見られ、接戦になりました。
 
曇り空の神宮球場。
 
 
先発は竹崎くん。7回1失点と好投。
 
投球フォーム。 
 
動画で見るとこんな感じです。
 
 
捕手は猪又くん。
 
ピンチで三振を奪ってガッツポーズ。
 
こちらも三振をとったシーン。
 
竹崎くんとのひとこま。
 
好守で得点を阻止。 
 
 
 
8回は近藤くんが登板。1点を取られてしまいます。
 
投球フォーム。
 
投球の様子を動画で。
 
 
内野手の面々
一塁手は渡邊郁也くん。
 
二塁手は吉田聖哉くん。
 
三塁手は内田くん。
 
遊撃手は佐藤将くん。
 
 
外野手の面々
左翼手の吉田正尚くん。
 
中堅手は鈴木くん。
 
右翼手の山口くん。
  
指名打者は齋藤崇徳くんでした。
 
試合の詳しい結果は東都大学野球連盟のHPにて掲載されています。

快進撃!梵英心4安打 キラ・岩本本塁打で大勝

明日の先発はプロ未勝利・2年目の戸田くんということで今日の試合で勝ち越しを決めて、少しでも楽にしてあげたい一戦。先発はバリントン
一時期と比べて安定感にかける4本柱の2人ですが、バリントンはこの日も乱調気味。初回初球から甘い球を安打にされると、犠打と安打で1死1、3塁。怖いバレンティンは三振にしとめますが、この後適時打を打たれ1点を先制されます。
相手投手は天敵とも言うべきルーキー・小川投手でしたが、この日は前日の達川さんの予言どおり、調子が落ちてきている様子で、先頭の丸選手がいきなり四球で出塁。菊池涼介くんは犠打の構えからの強振。高いバウンドが前進守備の3塁手の上を飛び越えて左前安打。さらに俊足も魅せて一気に2塁まで進む2塁打で好機を作ります。松山選手の一ゴロの間に1点が入り同点に。そしてキラが低めの難しい球をうまくすくい上げて2点本塁打。逆転に成功します。この後、得点にはつながりませんでしたが、梵選手が畳み掛けるように1本目の安打を放ちました。
2回は両者とも3者凡退と少し落ち着いてきたかと思いましたが、3回に試合が動きます。
3回表、バリントンは先制の得点を挙げた先頭打者に2塁打を打たれると、2死後にバレンティンの本塁打を警戒して敬遠。しかし、後続打者にに死球を与えて2死満塁のピンチ。3B0Sとカウントを悪くして苦しい投球。粘りに粘られた10球目を右方向へ弾き返され右前適時打で同点…となるところを救ったのが菊池くん好守。横っ飛びでドンピシャのタイミング。二直にしとめてピンチを脱します。
超好守で勢いづいたのかその裏、2死からキラ安打で出塁。梵選手も2本目の安打で続くと、このところ渋い活躍が光る廣瀬選手が追い込まれてから中前ギリギリに落ちる適時打。さらに盗塁と四球で満塁として打撃面でもプリンスを上回る活躍を見せている木村選手が一二塁間を抜く適時打でこの回3点目。天敵をKOすることに成功します。
4回も菊池くんの安打からキラ猛打賞となる安打を打って2死1、3塁。止まらない梵選手はここでも初球を右方向へ運んで適時打。リードを広げます。
バリントンは5回に1点を取られますが、踏みとどまって勝利投手の権利を得て降板。6回からは永川投手が登板。7回には3者連続三振を見せるなど完璧な投球。
この間に梵選手は4打席目も初球を打って投手のグラブを弾く安打で4打数の4安打。勢いが違います。7回裏は四球の走者を抱えた場面で代打の岩本選手がズバリの2点本塁打。打撃陣が爆発します。
8回のソコロビッチは1死満塁と誰かの真似でもしているのか大ピンチを招きますが、後続を三振と中飛で無失点。劇場投手はいっぱいいるのでこれ以上はいらないのですが、四球癖があるだけにソコロビッチもそういう型の投手なのかもしれません。
9回は復調気味の今村投手が走者を出すものの危なげなく締めて連勝。着々と3位固めの態勢に入りつつあります。

2軍では福井優也くんが先発したようです。今日も制球が定まらず大荒れだったようで、死球連発で4回までに3失点と期待にそぐえず。結局6回まで投げて3失点と点数だけ見れば試合は作れたようですが、内容は良くないです。1点差で継投した岸本投手が炎上したため、そのままふっくんは敗戦投手となりました。正直、先発起用には疑問があるのですが、一軍ではエースと2番手が安定しているものの、3番手4番手が微妙な上、5番手投手となると中崎投手、中村恭平くん、戸田投手といずれもシーズンを通して任せられる投手でないだけに、今井投手などに加えて実績と力量から言ってふっくんにすらも機会があるかもしれません。現状では先発でいったほうが昇格のチャンスを得やすいのでしょうか。

試合結果
広島9-2ヤクルト
バリントン 5回 被安打7 与四死球3 奪三振1 自責点2 防御率3.61
菊池涼介 5打数 2安打 打率.256
梵英心 4打数 4安打 1打点 打率.322
キラ 4打数 3安打 1本塁打 2打点 打率.289
岩本貴裕 1打数 1安打 1本塁打 2打点 打率.250
木村昇吾 4打数 2安打 2打点 1盗塁 打率.304

2013年8月23日金曜日

野村くん8回2失点で8勝目

地元マツダスタジアムに帰ってきた広島。迎え撃つのは現時点で最下位のヤクルト。今日の先発は野村祐輔くんでした。
試合が動いたのは3回。木村選手安打野村く犠打で2死2塁。打者は昨日先制本塁打を放った菊池くんでしたが、ここはうまく当てて、左適時打。今日も先制点を挙げます。続く丸選手適時打で、キラ四球のあとに、これまた好調の梵選手が完璧な打撃で3点本塁打。2死から集中打を浴びせて一挙5得点。野村くんを強力に後押しします。
野村くんは4回まで完璧でしたが、5回にバレンティンに特大本塁打を食らいます。しかし、その後は丸選手の好守もあって抑えていきます。7回まで本塁打と内野安打の2安打投球。8回に無死で連打を打たれた後、併殺打の間に1点を失いましたが、適時打を打たれることなく8回を2失点。ここに来て安定感が増してきました。
打線は5回にも梵選手安打と四球2つで好機を得ると、死球を受けた際の骨折で登録抹消となったプリンスの代わりにスタメン出場している木村選手が巧い打撃を見せて右前適時打。追加点を取って試合の主導権を渡しませんでした。
野村くんはこれで8勝目。去年は最後の最後まで頑張って、打線の援護がなく到達できなかった2ケタ勝利まであと2勝。チームではマエケンに次ぐ勝ち星を挙げていて、本当に頼りになる存在になっています。

試合結果
広島6-2ヤクルト
野村祐輔 8回 被安打4 被本塁打1 与四球0 奪三振6 自責点2 防御率3.43
菊池涼介 4打数 1安打 1打点 打率.254
梵英心 4打数 2安打 1本塁打 1三振 3打点 打率.311

中日戦3タテならず 菊池先制弾も散発4安打

2連勝で3位直接対決の勝ち越しを決めた広島。3タテで一気に優位に立ちたいところで、先発は前回四球が原因で降板させられた中村恭平くん
初回に菊池涼介くん先制の本塁打。打った本人も「まさか届くとは」という今期7号の一発(チーム内4位タイ)で幸先よい展開。
しかし、きょんぺいくんは冴えませんでした。課題である四球をこの日も連発。2死から2個の四球で2死満塁とすると、走者一掃の適時打を食らって3失点。リードを奪われます。
2回も四球1個でリズムを作れない中、ようやく3回はきれいに3者凡退。ここからというところでしたが、ここで降板。前回もそうですが、どうもきょんぺいくんの起用法に関しては難しい面があるようです。
試合は3回に天谷選手の安打と2つの四球で2死満塁という同点に追いつく好機が巡ってきましたが、キラが三振に倒れ無得点。6回にも四球2つで好機をもらうのですが活かすことができず。結局、得点は菊池くんの先制本塁打の1点のみ。チーム全体で4安打と攻略することができませんでした。
投手陣は4回から今井投手、永川投手、ソコロビッチ無失点継投。初回の3点だけに抑えました。それだけに、打線がきょんぺいくんの負けを消して欲しかったところです。これで4位中日とのゲーム差は再び1.5となり、まだまだ混戦から抜け出せそうにありません。

菊池くんの久々となる本塁打は左翼席ぎりぎり入るか入らないかといったあたりでしたが、よく伸びました。貴重な先制点だっただけに活かせなかったのが残念。
今日の試合輝いていた選手といえばソコロビッチでしょうか。2回を投げて6者凡退の完璧な投球。守備でも難しい投ゴロをさばいていました。速球も150キロ前後と安定していて、制球も良かったと思います。今村投手が復調してきていますが、万一の場合はセットアッパー起用もありそうなそんなすばらしいできでした。

試合結果
広島1-3中日
中村恭平 3回 被安打4 与四球3 奪三振1 自責点3 防御率4.06
菊池涼介 3打数 1安打 1本塁打 1四球 1打点 打率.254

2013年8月22日木曜日

中日に連勝 梵3試合連続猛打賞

3位直接対決の2戦目。先発は前回好投した大竹寛投手
初回簡単に2死となったところから丸選手が四球で出塁。4番キラの当たりは本領発揮、豪快な右翼本塁打。さらにこのところ打撃好調の梵選手も2者連続となる本塁打を左翼席に運んで3点を先制。この時点で今日も楽勝ムードかと思いました。
その裏、大竹投手は1死を取った後から急に崩れます。安打と四球で1死1、2塁から適時打で1点を失うと、なんとか三ゴロで2死までもっていくも、高めの球を打たれて同点に。それでも止まらず2塁打と敬遠で満塁。投手相手に打たれる最悪の状況だけは回避できましたが、初回から大荒れの立ち上がりとなりました。
このまま乱打戦になるかと思われましたが、2回からは両先発投手が立ち直り、初回のアレはなんだったのだろうと思うような投手戦に。
7回に梵選手がこの日2本目の安打(2塁打)で好機を作ると、前日のヒーロー石原選手安打で1死1、3塁。負傷欠場しているプリンスの代わりにスタメン起用となった木村選手スクイズを見事決めて、勝ち越し。続いて代打の岩本選手にも適時打が出ました。
8回にも梵選手猛打賞となる3本目の安打(2塁打)でまた好機到来。再び2死1、3塁の場面で回ってきた木村選手が左前に落ちるダメ押し適時打。さらにその裏では守備でも三塁線の抜けていれば長打コースとなる当たりを好捕。三ゴロにして今村投手を支えました。
投手陣は7回の横山投手が2死1、3塁、9回のミコライオも2死からの失策をきかっけに満塁までしてしまうピンチを招きましたが無失点。このカード勝ち越しを決めました。

試合結果
広島6-3中日
大竹寛 6回 被安打7 与四球2 奪三振6 自責点3 防御率3.66
菊池涼介 5打数 0安打 1三振 打率.254
梵英心 4打数 3安打 1本塁打 1打点 打率.312
木村昇吾 3打数 2安打 1犠打 1失策 2打点 打率.257

2013年8月20日火曜日

横浜3連戦は2勝1敗 中日初戦快勝

横浜との3連戦。初戦は野村祐輔くんでした。
初回に先頭のルイス2塁打。菊池くんの犠打のあと、2連続四球で1死満塁と先制の好機も活かせず無得点。2回も四球2つに野村くんの犠打で1死2、3塁の好機をつぶし嫌な展開。
すると、初回は3者凡退に抑えた野村くんが2回から変調。3回に2者連続本塁打を浴びて先制されます。
しかし、4回プリンス・堂林選手石原選手安打に野村くんの犠打で1死2、3塁とすると2回では凡退したルイス適時打を放って同点にします。
4回以降は本来の調子を取り戻した野村くんが淡々と無失点を続け、援護を待ちます。7回、菊池くが快足を見せて2塁打。2死2塁の場面でキラの当たりは一ゴロかと思われましたが、これが内野安打となります。一塁手がもたつく間に、菊池くんは迷わず本塁へ。一ゴロが勝ち越し適時打に化ける好走塁。これで流れがいい気に広島に傾きました。
9回にも丸選手安打からキラ2本目の適時打木村選手にも適時打が出てダメ押しに成功。投手陣も8回は横山投手、9回は今村投手が見事な投球を見せてくれました。
この日のヒーローは勝ち越し適時打のキラかと思いましたが、なんと勝ち越しのホームを踏んだ菊池くんでした。

試合結果
広島5-2横浜
野村祐輔 7回 被安打5 被本塁打2 与四球1 奪三振5 自責点2 防御率3.53
菊池涼介 4打数 1安打 1犠打 打率.257
キラ 4打数 2安打 1四球 2打点 打率.293


2戦目の先発はバリントン。また、ミコライオが戻ってきたことで2軍降格となったルイスの代わりに1軍昇格となった天谷選手が1番に入りました。
初回いきなり天谷選手が安打で出塁、菊池くんが犠打で1死2塁としますが無得点。その裏早くもバリントンが1点を失います。しかし、2つの四死球と石原選手犠打で1死2、3塁。ここでバリントンが打つほうで魅せました。まさかの左適時打を放って逆転に成功。この1打で調子を取り戻せればと思いましたが、2回3回を3者凡退とした後の4回。連打と菊池くんの送球が逸れる併殺崩れで1死1、3塁から犠飛で同点とされ、5回も四球がらみで2点を献上。逆転されてしまいます。
しかし、6回梵選手安打堂林選手適時打。さらに岩本選手にも2点本塁打が飛び出し、一気に逆転。2割台前半の打率で苦しむ2人が仕事をしてくれました。
8回にはこのところ打撃が湿りがちな松山選手にも本塁打が出て援護。投手陣は6回から永川投手、今村投手、ミコライオが完璧な内容で勝利。このまま中継ぎ陣が安定してくれると頼もしいです。

試合結果
広島6-4横浜
バリントン 5回 被安打6 与四球1 奪三振4 自責点4 防御率3.61
菊池涼介 4打数 0安打 2三振 1犠打 打率.254
堂林翔太 2打数 2安打 1死球 1犠打 1打点 打率.219
岩本貴裕 2打数 1安打 1本塁打 1三振 2打点 打率.241


3戦目の先発は若手の中崎翔太投手
初回に1番に入った丸選手が先頭で四球を選ぶと、菊池くんの犠打と四球などで1死1、3塁。廣瀬選手がきっちり左適時打でまず先制します。
中崎投手は1回に3塁まで走者を進め、不穏な空気。すると2回に3点本塁打を含む4点を失い、試合の流れが横浜へ。
4回には2塁打を打たれた後、安打性の当たりを菊池くんが追いついたまでは良かったのですが、体勢を立て直さないまま悪送球する悪い癖が久々に出て、これが失点につながります。菊池くんは失策以上に好守でチームに貢献しているのですが、こういうプレーで失点に結びつくのが良くない印象です。この横浜3連戦ではところどころで危うい守備があったので疲れているのかもしれません。その後適時打も出て1-6と試合が決まってしまいました。
中崎投手はなんだかんだで6回まで投げてくれました。後を受けた岩見くんは磯村くんとバッテリーを組むことに。アピールの場としたかったのですが、連続四球で無死1、2塁とこれまで同様四球で走者を出してしまういわみん。なんとか併殺で無失点でしたが、不安定な内容からか2軍降格となってしまいました。8回は三者凡退で、1軍昇格から3試合の成績は3回1/3投げて失点0、防御率0.00な上に被安打も0、奪三振は4と数字だけ見ればすばらしいのですが、与四球が4というのが頂けなかったようです。ただ、1軍でも通用する出応えはあったはずで次回またチャンスがあればと思います。
打線は8回に丸選手2塁打梵選手適時打で1点を返すのがやっと。菊池くんはこの日も無安打と冴えませんでした。

試合結果
広島2-6横浜
中崎翔太 6回 被安打9 被本塁打1 与四球2 奪三振3 自責点4 防御率5.82
岩見優輝 2回 被安打0 与四球2 奪三振2 自責点0 防御率0.00
菊池涼介 3打数 0安打 1犠打 1失策 打率.252
梵英心 3打数 2安打 1四球 打点1 打率.296


舞台は岐阜に移っての中日戦初戦。3位争いをする上で重要な3連戦の初戦はエース・マエケンが登板。
立ち上がりにけん制悪送球など1死3塁のピンチを招きましたが、なんとか抑えて無失点。打線は2回に2つの四死球などで2死1、3塁の場面で石原選手適時打。さらに5回にも石原選手本塁打を放ち、エースを援護します。今日は石原選手以外も元気で、天谷選手菊池くん連打に丸選手の四球で満塁。松山選手2点適時打梵選手適時打と5回までに5点を入れます。このところのマエケンにとっては石原選手の2点だけでも十分ですが、5点もの大量リードでスイスイ。6回には菊池くんが久々の適時打でダメ押し。
8回にマエケンの後を受けたソコロビッチもすばらしい投球で3者凡退。ここのところ中継ぎは本当に安定してきています。
9回はこの日昇格してきた今井投手。2塁打を打たれて危うい面もありましたが、なんとか無失点で完封リレーとなりました。
投手陣もすばらしい出来でしたが、打撃陣もこの日はとても良かったです。天谷選手菊池くん梵選手がそろって猛打賞となりました。特に梵選手はひざの具合もあって出場機会が少し少なくなっていますが、横浜戦以降13打数で8安打と驚異の当たり。打率も3割を超えてきました。

試合結果
広島6-0中日
前田健太 7回 被安打4 与四球2 奪三振6 自責点0 防御率2.14
菊池涼介 5打数 3安打 1打点 打率.257
梵英心 3打数 3安打 1打点 打率.305
石原慶幸 4打数 2安打 1本塁打 1三振 1併殺 2打点 打率.262
天谷宗一郎 5打数 3安打 1三振 1盗塁 打率.250

2013年8月19日月曜日

地元3連敗は回避 6位で決勝ラウンドへ

ワールドグランプリ第3ラウンド。日本・仙台での戦い。
日本は初戦のブルガリア戦で地元出身の佐藤あり紗(日立)を起用。長岡選手(久光製薬)や近江選手(NEC)も起用し、1軍半といった布陣でスタート。第1セット序盤からブルガリアの強打に翻弄される日本は1-6とリードを許します。木村選手のサービスエースなども出ますが、流れを引き戻せないまま8-16と大差で2回目のテクニカルタイムアウト。佐藤選手も慣れない国際大会ゆえか、バタバタして自分のプレーができていない印象。9-17となったところで、江畑選手(日立)と橋本選手(JT)を2枚替で投入。中盤以降、ブルガリアにミスが出始め、点差をつめていきます。日本は近江選手のサービスエースや佐藤選手の好守などで追い上げムード。セットポイントを取られてからも江畑選手のバックアタックとブロックで粘りましたが、強打を決められて第1セットを失います。
第2セットはそのまま江畑選手と橋本選手が先発。序盤は一進一退ながら、江畑選手が不得意なライトからの攻撃でなかなかコンビが合わず苦しみます。中盤、橋本選手が前衛となったところで、宮下選手(岡山)が戻り、川島選手(岡山)も入ります。木村選手のブロックでこの試合初めてリードを奪った日本。木村選手の軟攻で点差を広げますが、突き放しきれないところでブルガリアの強打が決まり20-20の同点に。勝負どころで江畑選手が2本連続のスパイクミスが出てしまい、第2セットも奪われます。
第3セットは江畑選手と近江選手を下げ、新鍋選手(久光製薬)と石田選手(久光製薬)を起用。序盤から代わった2人が得点を挙げ、11-7とリードを奪います。しかし、ブルガリアの猛反撃にあい、12-14とされたところでタイムアウト。しかし、ここでもミスが出て12-16と差を広げられます。後のない日本は石田選手に替えて江畑選手をコートへ。木村選手、新鍋選手、江畑選手の五輪メンバーがスパイクを決め、新鍋選手のサービスエースで18-18と同点に追いついた日本。その後は一進一退でマッチポイントを取られても新鍋選手のスパイクでしのぎますが、この試合調子の出ない江畑選手が決めきれず。29-31と大接戦の末、伏兵相手にストレート負けとなりました。

試合結果
日本0-3ブルガリア
(23-25)
(23-25)
(29-31)
木村沙織 21得点(スパイク18得点、ブロック2得点、サーブ1得点)決定率43.90%
江畑幸子 8得点(スパイク7得点、ブロック1得点)決定率20.59%
佐藤あり紗 レセプション62.16% ディグ3.00本


第2戦は世界ランク1位のアメリカと対戦。今大会予選で唯一世界の6強と当たるこの試合は日本の真価が問われる試合でした。日本はサイドアタッカーをベストメンバーでにして挑みますが、アメリカの強いサーブに乱され序盤からリードを奪われます。その後、ブロックを利用したスパイクでリズムをつかむと、アメリカのミスや宮下選手のサーブで11-11と同点に追いつきます。しかし、中盤にサーブレシーブミスやブロックにつかまると、ミスを連発して押し切られます。
第2セットもコンビミスやシャットにあい、リードされます。江畑選手のスパイクでなんとか流れを引き戻したいところでしたが、決めきれず。石田選手と交代します。アメリカの完成度の高いブロックになす術がない日本は13-20とされて、新鍋選手も近江選手と替わります。ここから近江選手、石田選手のブロック、大竹選手のサーブでアメリカにタイムをとらせますが、終盤にミスが出てこのセットも失います。
第3セットは大竹選手に代わって岩坂選手が出場。中盤まで互角の戦いで、宮下選手が前衛に来たところで2枚替え。橋本選手と長岡選手が起用されます。すると、長岡選手が奮闘。連続してスパイクを決めていきます。木村選手のブロックやサービスエースもあり、主導権を握った日本が勢いのままアメリカからセットを奪い返します。
しかし、第4セットはアメリカの実力を見せ付けられる格好となり、完敗。地元でまさかの2連敗となりました。

試合結果
日本1-3アメリカ
(17-25)
(19-25)
(25-21)
(18-25)
長岡望悠  12得点(スパイク10得点、ブロック2得点)決定率40.00%


予選ラウンド最終戦は2002年世界選手権で日本を予選ラウンド敗退、過去最低の13位というどん底に叩き落した相手チェコ。日本はリベロに佐藤選手を起用したほかはベストメンバーで勝利を狙います。
第1セット立ち上がりに岩坂選手のブロックなどで4連続得点と好発進。2-8で1回目のテクニカルタイムアウトをとります。ミスもあり流れが止まりかけたところで、佐藤選手のアンダートスを江畑選手がバックアタックで決めるというリヴァーレコンビも出ます。サイドアタッカーが気持ちよくスパイクを決めていき、終始チェコを圧倒した日本が第1セットを取ります。
第2セットも佐藤選手のサーブレシーブが安定。江畑選手のストレートコース打ちが決まり、リードを保ちます。しかし、江畑選手が後衛に下がったところで、佐藤選手、宮下選手のトスが乱れ、この試合初めてリードを許します。ミスも出て嫌な流れのところで、岩坂選手のブロック、スパイクで立て直す日本。江畑選手のブロックに、佐藤選手の後衛からのミラクルツーアタックで懸命に付いていきます。しかし、勝負どころでミスが出たことでリードを許すとそのまま逃げ切られ、イーブンへ。
第3セットは序盤でミス連発して波に乗れない日本。5-5から新鍋選手のサービスエース、江畑選手の連続スパイクでようやくリードを奪います。しかし中盤でもミスが目立つ日本は逆転を許し、追う展開。苦しいところで木村選手が踏ん張り、宮下選手のサービスエースで同点。拮抗した試合はデュースまでもつれこみ、25-25。ここで江畑選手のスパイクがアウトの判定。セットポイントを握られますが、決められなくても上げ続けた宮下選手の期待に応え、江畑選手がスパイクを決め同点に。続けて江畑選手がサービスエース、佐藤選手が好レシーブを見せ、最後はチェコの反則でこのセットをもぎ取ります。
第4セットはチェコのミスもありリードを奪いますが、中盤での2枚替えが大失敗。長岡選手と江畑選手の同時起用という超攻撃型布陣でしたが、レシーブで負担のかかる長岡選手がスパイクで得点できず。流れを引き戻そうとするも接戦の末、このセットを落としてしまいます。
第5セット。失速し始める江畑選手の代わりに得点を稼いだのが新鍋選手。終始高い決定力を見せてくれました。また厳しい中で木村選手もスパイクを決め、大竹選手のサービスエースで11-7とリード。終盤チェコも粘りを見せましたが、最後はスパイクミスで日本が勝利。地元で3連敗という最悪の事態は免れました。

試合結果
日本3-2チェコ
(25-18)
(22-25)
(28-26)
(23-25)
(15-13)
新鍋理沙 28得点(スパイク25得点、ブロック1得点、サーブ2得点)決定率53.19%
江畑幸子 25得点(スパイク23得点、ブロック1得点、サーブ1得点)決定率33.33%
佐藤あり紗 レセプション76.92% ディグ1.20本


ワールドグランプリ予選順位
1位 中国
2位 ブラジル
3位 セルビア
4位 アメリカ
5位 イタリア
6位 日本
7位 ロシア
8位 トルコ
9位 ブルガリア
10位 ドミニカ共和国
11位 ドイツ
12位 オランダ
13位 タイ
14位 チェコ
15位 ポーランド
16位 アルゼンチン
17位 カザフスタン
18位 プエルトリコ
19位 キューバ
20位 アルジェリア
(5位までと開催国・日本が決勝ラウンド進出。7位以下は確定順位)

スパイク決定率:新鍋理沙 45.19%(第1位)
サーブ得点:木村沙織 0.44本/セット(第3位)

2013年8月15日木曜日

4投手 3安打に抑えるも本塁打攻勢に沈む

前回勝ち星はつかなったものの、好投してローテーション入りを狙う中村恭平くんが先発。
初回、菊池涼介くん中2塁打と丸選手の四球で1死1、2塁の好機も中軸が打てず無得点。
中村恭平くんは1死後に四球を与えましたが、後続を打ちとります。2回は3者凡退でしたが、3回は2死後に2つ四球でこの日初のピンチ。しかしここも右飛で切り抜けます。
なんとか先に点を入れて、きょんぺいくんの好投に応えたい打線は4回に四球と安打で1死1、2塁の好機を作りますが、ここでも点が入らず。
するときょんぺいくん、その裏に2死を取った後に本塁打を打たれ、この試合初めて打たれた安打で1点を失います。5回は先頭打者に四球を与えたところで、降板。まだ78球、次の打者は投手。この場面もストライクが先行していただけに、交代したのはびっくりですが、5回途中で被安打1、自責点1と結果は良かったと思います。後を受けた横山投手は5回と6回、7回はソコロビッチ無失点で抑えます。
8回は安部選手安打、ルイスが四球で1死1、2塁の好機。昨日猛打賞と当たっている菊池くんがアウトコースの球を泳ぎながらうまく当てて右前へ。好投を続ける投手陣に貴重な同点適時打となりました。この後、丸選手が四球で1死満塁と好機は続きますが、初回同様キラと松山選手が打てず逆転はならず。
その裏からは永川投手が登場。捕手もここまで盗塁を阻止し、好リードの光った倉選手から石原選手に交代。先頭打者はルイスの好守が飛び出し左邪飛で1死をとりますが、死球で走者を出すと、マートンにフルカウントから中高めに入ってしまう失投で本塁打を許し、これが決勝打となってしまいました。

投手陣は四死球こそ7つと多かったのですが、被安打はわずかに3とほぼ完璧に阪神打線を抑えて、ピンチらしいピンチもほとんどありませんでした。しかし、中軸の2人の本塁打で試合を決められてしまいました。
中村恭平くんは悪くなかっただけにあの場面での交代はやはり疑問ではありますが、考えがあっての交代なのでしょう。きょんぺいくんとしてはもっと投げてアピールしたかったところでしょうが、その後の横山投手も良かっただけに正解だったのかもしれません。
そしてなんだかんだと言って、ソコロビッチが通用しているのが苦しい中継ぎ陣の中では光ります。四球は多いものの、防御率は1点台。福井・今村のダブルセットアッパー構想が崩壊した今となっては、唯一頼れるセットアッパーとなってきました。
一方の打線は5安打、四球も5つありましたが、菊池くんの適時打の1点だけと振るいませんでした。

試合結果
広島1-3阪神
中村恭平 4回0/3 被安打1 被本塁打1 与四球4 奪三振4 自責点1 防御率3.70
菊池涼介 4打数 2安打 1打点 打率.257

菊池猛打賞 大竹は2ヵ月半ぶりの勝利

久しく勝利から遠ざかっている大竹寛投手が今日の先発。
大竹投手のためにも早い段階で得点していきたい広島でしたが、初回から打線がつながります。先頭のルイスが安打で出塁すると、菊池涼介くんは得意の犠打で送るかと思いきや、3塁手が出てきたところをヒッティングに切り替えて痛打。3塁線を抜ける2塁打となり、無死2、3塁と先制の好機。この奇策が大量点のきっかけとなりました。丸選手が内野ゴロの間にルイスが生還。さらに4番・キラが右方向へ強打を放って菊池くんも生還。2点が入ります。まだまだ終わらない打線は廣瀬選手も安打でつなぐと、廣瀬選手の盗塁や堂林選手の四球などで1死満塁。このところスタメンマスクを倉選手に譲っていた石原選手がきれいな右前適時打で2点を追加すると、なんと大竹投手までも巧いバッティングを披露し左前適時打。この回一挙5点と試合を優位にします。
1回裏も菊池くんが好守を見せ3者凡退。この試合、菊池くんがハツラツとしています。2回裏は先頭を出すものの併殺。しかしここから連続四球を与えて大竹投手は微妙な様子。2死1、2塁で右方向への大きな当たりは名手・廣瀬選手が好捕。大竹投手を救います。
3回裏は連打の後、四球で1死満塁のピンチ。マートンへの投球は1球目をハーフスイング。1塁塁審が回ったとの判定に不満顔。2球目はアウトコースギリギリのストライク判定に憤怒。審判への抗議でマートンが退場処分となりました。微妙な判定でしたが、どちらも誤審とはいえないものだけにこれで激怒しては退場もやむを得ません。退場騒動後、大竹投手の制球が乱れて、押し出し四球で1点献上。しかし、この後また併殺を取って最小失点でピンチをしのぎます。
5回表。先頭の菊池くんが今日2本目の安打。中脇への安打でしたが、俊足で2塁打に。丸選手の進塁打で1死3塁。キラが今度は中前適時打で1点追加。菊池くんは本日2得点目です。
6回にも四死球で1死1、2塁で打順が回ってきた菊池くん。4球目の高めの球を空振って追い込まれたときには低めアウトコースで三振するかと思いましたが、すっぽ抜けた球を見逃さすきれいに打ち返し、猛打賞適時打となって打点もつきました。菊池くんはこの後5打席目は四球。本日は4回出塁しています。
大竹投手は走者を背負いながらも8回を1失点で2ヶ月半ぶりの勝利。これが復活のきっかけとなるでしょうか。9回はソコロビッチが四球を与えましたが、付け入る隙を与えず完勝。4位中日とのゲーム差を1.5ゲームとしました。

今日は菊池くんの日といっても良いほど目立っていました。実況でも2割5分しか打っていない印象はないといわれるほど、ここ最近は好調な様子。本日は猛打賞と打撃はもちろん、守備も安定感が増しています。1回の好守のあとも堅実な守備を見せ、8回の強いあたりも菊池くん得意のコースで二直に。もっと厳しい当たりでも捕れるのでこれくらいならなんてことはないといった感じでしょうか。

試合結果
広島7-1阪神
大竹寛 8回 被安打5 与四球4 奪三振0 自責点1 防御率3.62
菊池涼介 4打数 3安打 1四球 1三振 1打点 打率.254
キラ 4打数 2安打 1三振 2打点 打率.293

2013年8月14日水曜日

丸先制弾 マエケン完投10勝目

連敗を止めて浮上のきっかけをつかみたいところで、エース・マエケンが先発。
初回2死から丸選手先制本塁打で1点をプレゼント。丸選手はこのところよく本塁打が出ている印象です。
マエケンは初回に四球をきっかけに2死3塁、3回も2つの四球で2死満塁と制球に難がありましたが、得点を与えないところはさすがです。
7回にキラ堂林選手安打で2死1、3塁の場面では倉選手がきれいな三遊間を抜く適時打。なかなか点が入らない中で貴重な追加点となりました。
援護点が少ない状況でも淡々と投げるマエケンは7回裏に安打と暴投などで(普通のワンバウンドの投球で、倉選手も後逸せず前に落としたので、盗塁のような気もしたのですが)、1死3塁のピンチ。ここで登場の代打福留、桧山の両ベテランをものともせずピンチをしのぐと、9回2死まで完封ペース。あと一人というところでなんといつもの1球。どうしてそこへ? という真ん中高めの絶好球を運ばれ、惜しくも完封ならず。1点差とされますが、131球の投球も疲れ知らずで、最後は見事三振にしとめて完投勝利。10勝目を挙げました。

菊池くんは守備は無難でしたが、今日は無安打。おまけに2三振と冴えませんでした。これで三振数は91個で、プリンスについで1個差の3位タイとなりました。
そのプリンスも2個三振で菊池くんと併走していますが、会心の当たりとはいえないものの、三遊間方向へ2本安打を放っています。打率もちょこっと上がってきました。

試合結果
広島2-1阪神
前田健太 9回 被安打3 被本塁打1 与四球4 奪三振8 自責点1 防御率2.26
菊池涼介 4打数 0安打 2三振 打率.249
堂林翔太 4打数 2安打 2三振 打率.219
丸佳浩 4打数 1安打 1本塁打 1三振 1打点 打率.281
倉義和 3打数 1安打 1三振 1打点 打率.295

2013年8月13日火曜日

ポーランドに圧勝 中国とともに6連勝

ワールドグランプリ第2ラウンド3連戦の最終戦は地元・ポーランドとの対戦。
第1セット序盤は両チームともサーブで相手レシーバーを崩す展開。先にテクニカルタイムアウトをとったのはポーランド。しかし、日本は3連続ポイントで逆転に成功すると、木村選手(ガラタサライ)の連続サーブポイントで差を広げます。中盤、ポーランドのサーブで崩されて連続失点も2回目のテクニカルタイムアウトは日本がとりました。要所で江畑選手(日立)、木村選手がスパイクを決めて主導権を握った日本は最後はブロックでしとめて第1セットをとります。
第2セット序盤は岩坂選手(久光製薬)の連続サーブポイントでリード。新鍋選手(久光製薬)のライト攻撃も効果的に決まりリード。テクニカルタイム明け、サーブポイントを奪われるなど逆転を許します。宮下選手(岡山)のトスが相手ブロックを嫌ってセンター攻撃ができない中、得点力のある江畑選手に頼ってバックアタックを多用します。しかし、これを読まれてマークにつかれて、なかなか決まらずリードが広がっていきます。岩坂選手のブロックが飛び出しますが、2回目のテクニカルタイムアウトはポーランド。終盤に差し掛かり、宮下選手のブロック、江畑選手のブロックで同点に。お互いにミスもありながらデュースとなり、最後は第1セット同様ブロックが決まってセット連取。
第3セットは序盤から打ち合いとなり、江畑選手が前衛に後衛にスパイクを決めていきます。木村選手のサービスエースや平井選手(久光製薬)のブロックも決まり優勢な展開。最後も木村選手のサーブが光りサーブポイントで勝利。これで破竹の6連勝。アメリカやブラジル、中国など実力のあるチームと当たっていないものの、トルコやポーランドといった欧州の強敵に圧勝したことは大きな自信となりそうです。

試合結果
日本3-0ポーランド
(25-19)
(26-24)
(25-15)
江畑幸子 19得点(スパイク18得点、ブロック1得点)決定率41.86%

2013年8月11日日曜日

中崎粘投123球に拍手 打線はキラの1発のみ

苦しい苦しい巨人戦。今日は谷間の中崎翔太投手。大量失点は覚悟の上でした。
1回、先頭打者にいきなり四球で不穏な気配が漂います。犠打と四球で2死1、2塁から適時打で先制されましたが、その後四球で満塁とされても崩れず1点で止められました。2回は得点圏に走者を背負いながら無失点。3回に一発を浴びましたが、なんだかんだで7回まで2失点と予想以上の出来。それだけに四球は勿体ない気がしました。
好投する中崎投手を援護したい打線でしたが、安打は出るものの、得点は入らないいつもの雰囲気。4回、5回と2死1、3塁の好機を活かせず、ゼロ行進。6回にキラ会心の当たりで1点を返しますが、結局巨人と同じ9安打を放ちながら得点はこの1発のみ。
中崎投手は8回に四死球などで無死満塁の大ピンチ。併殺で2死2、3塁とし相手打者を追い込みましたが、ここから粘られ、最後は根負け。適時打を打たれて無念の4失点降板となりました。しかし、21歳の熱投に球場からは拍手が沸きました。
中崎投手の後を受けて、ワンポイントリリーフとして岩見くんが前日に続いて登場。やはりボール先行で不安な投球でしたが、気迫が勝ったか、ラストは見事なアウトコースぎりぎりのすばらしい球で三振をとってくれました。
9回には梅津投手が登板。次を見据えた登板だったと思うのですが、期待に反する内容で2失点。このところ梅津投手は1軍で結果が出ません。これで引き分けを挟んで4連敗。巨人相手になかなか勝てません。

今日の試合のひとつのポイントに挙げられた3回2死1塁の場面。菊池くんの当たりは1塁線長打コースでしたが、不運なことに二ゴロとなってしまい無得点。ツキがありませんでした。まさかあんなところにあんな巨大な石ころが転がってくるとは菊池くんも思わなかったでしょう。
しかし、気落ちせずに7回には好守で中崎投手を援護。8回には安打を放って、盗塁も決めてくれました。これで盗塁は15個目。リーグ単独4位となっています。

試合結果
広島1-6巨人
中崎翔太 7回2/3 被安打7 被本塁打1 与四死球6 奪三振5 自責点4 防御率5.80
岩見優輝 1/3 被安打0 奪三振1 自責点0 防御率0.00
 
菊池涼介 4打数 1安打 1盗塁 打率.252
キラ 3打数 1安打 1本塁打 1四球 1打点 打率.286

2軍では10日に福井優也くんが先発したようです。結果は散々の5失点KOでしたが怪我がたいしたことないようで一安心。また、降格した小野投手と久本投手が早速登板したようです。久本投手はふっくんが残した走者を帰すことなく無失点。小野投手は四球で自滅してしまったようで、後を受けた金丸くんが満塁弾を食らってしまいました。

堂林・倉が汚名返上適時打 引き分けに持ち込む

本拠地で3連敗中の広島。大勢の観客のためにも1勝をもぎとりたい一戦で先発はバリントン
初回に甘い球を痛打され先制されると、続く阿部選手にも2点本塁打を打たれいきなり3失点。2回以降は初回が何だったのかと思う力投を見せて抑えるも、6回に今日2本目の本塁打を阿部選手に打たれ0-4。勝負あったかに思えました。
7回からは岩見くんが登場。先頭打者を小気味良く三振にとりましたが、投手相手にストレートの四球でリズムが狂ったのか、続けてストレートの四球で1死1、2塁のピンチ。野次の飛び交いますが、後続を併殺に打ち取って無安打無失点。また次回に期待です。
その裏、ここまで1安打しか打てなかった打線が一気に爆発。キラ、松山選手、小窪選手連続安打で無死満塁。ここで昨日失策で逆転のきっかけを作ってしまったプリンス・堂林選手がフェンス直撃の2塁適時打で2点。同じくバックホームの球をタッチの際に落球して野村くんの勝ちを消してしまった倉選手が右中間へ安打を放ち、これがなんと3塁適時打。一挙に同点とします。この後、ルイスにも適時打が飛び出し逆転に成功。
8回はソコロビッチが怖い中軸を3者凡退に。その裏、2死から小窪選手2塁打と連続四死球で満塁の好機は1本が出ず、1点差のまま最終回へ。
9回は復活の守護神・永川投手。1死をとってあと2人。2ストライクと追い込んでからいい球を投げ、ハーフスイングも判定はボール。2B2Sとなったところで、1球の失投。本塁打を打たれて土壇場で同点とされます。
その裏、菊池くん安打と四球で2死1、2塁。木村選手の当たりは安打となりますが、前進守備の中、三塁コーチャーはサヨナラを狙って一か八か腕を回します。しかし、返球が逸れることはなく菊池くんは本塁でアウトに。阪神戦でも同じことがありましたが、あせらずきっちり守った相手がうまかったということでしょう。
8回、9回の好機から一転。10回以降は完璧に抑えられた広島打線。対して、サヨナラ阻止した巨人は11回に横山投手を攻めて得点圏まで走者を進め、押せ押せムードの中、12回も今村投手が二塁打や四球にボークといつにも増して劇場を盛り上げてくれます。2死満塁としたところで最後は三振で切り抜けますが、いつになったら安心して見られるようになってくれるのか心配です。

結局試合は引き分けとなりました。欲を言えば、せっかく逆転したからには勝って欲しかったところですが(あのまま勝っていたら、いわみんがまさかの勝ち投手?)、正直初回に3点を取られた時点で負けを覚悟していただけに、引き分けでもありがたい気分です。
逆転後は8回ソコロビッチ、9回永川投手と今のところ一番手堅い継投でした。ふっくんがボコボコにされ、ミコライオが負傷し、今村投手が冴えない中、今はこれしかないわけです。開幕当初描いていた勝利の方程式(7回福井→8回今村→9回ミコライオ)とは違うものの、もしものときを考えていた2番目のパターン(7回横山→8回ソコロビッチ→9回永川)がこれでしたから、悪いわけではないのです。これでなんとか勝ちがつかめるようになればいいのですが、巨人相手でなかなかうまくいきません。ただ、いけそうな感じもあるのは事実。次こそはこのパターンで勝ちたいところです。

菊池くんは9回に盛り上げてくれました。安打はあの1本だけでしたが、相手失策で出塁したときには盗塁を決め、守備でも1回に3失点後に中前安打性の当たりをアウトにしてバリントンが崩れそうなのを止めてくれました。7回もいわみんが連続四球で流れが悪くなりかけたところで、強い当たりを落ち着いてさばいて併殺に。いわみんも救われました。

試合結果
広島5-5巨人
バリントン 6回 被安打6 被本塁打2 与四球1 奪三振5 自責点4 防御率3.48
岩見優輝 1回 被安打0 与四球2 奪三振1 自責点0 防御率0.00
菊池涼介 6打数 1安打 2三振 1盗塁 打率.252
堂林翔太 3打数 1安打 1三振 2四球 2打点 打率.215
倉義和 4打数 1安打 2三振 1四球 打点2 打率.316

開幕5連勝も課題山積

ワールドグランプリ第2ラウンド第2戦の相手はカザフスタン。一時は日本をしのぐほどの勢いがあったこともある中央アジアの強豪ですが、近年は低迷。格下相手に圧勝したい試合でした。
スタメンには昨日活躍の橋本選手(JT)をセッターに起用。レフトは長岡選手(久光製薬)と江畑選手(日立)が入る超攻撃型布陣。
第1セットは序盤からリードされる展開。終盤に追いつくことに成功するものの、細かい連携がうまくない場面が多くセットを奪われます。
第2セットはセッターを宮下選手(岡山)に変え、レシーブに気を取られたのかスパイクが決まらない長岡選手に変えて、木村選手(ガラタサライ)を起用。すると、木村選手のサーブから連続得点でリード。リズムをつかむと江畑選手も負けじと得点を稼ぎます。中盤まで8点リードと優位に試合を進めますが、ここからミスを連発。3点差とされ嫌な雰囲気に。しかし、カザフスタンも要所でミスをして再び日本に流れが来て押し切ります。
第3セットもサーブで相手のレシーブを崩す理想的な展開。じわじわと点差を広げていきます。カザフスタンは高さで対抗しブロックでポイントを取りますが、中盤に江畑選手が連続でアタックを決めていき8点差に。このままこのセットも奪います。
第4セットは序盤に江畑選手がブロックにスパイクにと活躍。新鍋選手(久光製薬)の連続得点もあり優勢。ややつなぎの粗さから、点差をつめられても動じずに、サーブで崩してリードを守ります。相手のミスにも助けられてこのセットも取り逆転勝利。これでチームは5連勝となりました。

5連勝の日本ですが課題も多いです。ベテランの竹下選手の後を受けた宮下選手はまだまだコンビが合わない場面が見られます。江畑選手へのバックアタックのトスも緩かったりしてブロックがついてしまうことがありました。また、全体として守備でもうまく連携が取れていない面もあり、木村選手がいないと簡単にチャンスボールを返してしまうこともあります。
その木村選手は守備では貢献度が高いのですが、アタックは以前のような頼れるエースとは言えず。サーブで狙われるので致し方ない面もありますが、前衛にくると得点力がガタンと落ちてしまいます。その場合、後衛に江畑選手が入るのでレシーブ力も落ちて失点することも増えてしまいます。ここをいかに早くローテをまわせるかが重要です。
江畑選手はこの試合もうまいスパイクを見せて得点を稼ぎましたが、最後の1点は絶対に決めなければいけません。スパイクミスしたあとも宮下選手はトスを上げてくれましたが、これをシャットされてはセッターにもレシーバーにも申し訳がないです。結局、切り替えて新鍋選手が決めてくれましたが、気持ちよく次の試合に臨めるようにラストのポイントはエースとして最高のスパイクで決めて欲しかったです。

試合結果
日本3-1カザフスタン
(23-25)
(25-19)
(25-18)
(25-20)
江畑幸子 28得点(スパイク27得点、ブロック1得点)決定率49.09%

日本 ドイツに逆転勝利 開幕4連勝

ワールドグランプリ第4戦からは舞台をポーランドに移しての3連戦。出場メンバーは第1ラウンドと同じで、日立リヴァーレの佐藤あり紗選手と高橋沙織選手は選ばれませんでした。
3連戦初戦で日本はドイツと対戦。近年、イタリアやセルビア、トルコの台頭で沸くヨーロッパバレーの中で、そこまで強い印象のないドイツチームですが、相性の問題なのか、なぜか日本にとってはトルコやポーランド以上の難敵となることが多い気がします。
スタメンには江畑選手(日立)がはずれ、石田選手(久光製薬)を起用。センターには川島選手(岡山)も入りました。
第1セットは序盤からドイツ優勢。木村選手がどうも本調子ではありません。圧倒的な差を広げられ、たまらず若手の大砲・長岡選手(久光製薬)を起用し追い上げるも及ばず。
第2セットは序盤優位に試合を進めるも肝心の中盤でミスを連発し、流れをドイツに渡してしまい連取されます。
後のなくなった第3セットからはセッターを橋本選手(JT)に変え、木村選手を引っ込めるという奇策をとります。一進一退の展開から徐々にリードを広げる日本は一時7点リードを奪います。ミスやブロックなどで点差を縮められるものの、石井選手が奮闘しこのセットをものにすると、第4セットは中盤3連続失点で引き離されたところから相手のミスと長岡選手のスパイクで同点に。終盤までもつれ我慢の展開も最後はブロックで決めました。
第5セットはサーブポイントで主導権を握ると、両者一歩も引かない好ゲームに。最後は新鍋選手が気迫のスパイクで決めて大逆転勝利。開幕4連勝となりました。

試合結果
日本3-2ドイツ
(18-25)
(20-25)
(25-20)
(25-22)
(15-12)
長岡望悠 27得点(スパイク24得点、ブロック1得点、サーブ2得点)決定率40.68%

2013年8月10日土曜日

ミス連発で逆転負け 野村くん7勝目はお預け

上位2強との6連戦。今日からは後半の巨人との3連戦。先発は野村祐輔くん
立ち上がりいきなり安打や四球などで2死1、3塁とされるもなんとかしのいで無失点スタート。その裏、先頭の丸選手が初球を振りぬき先制本塁打。続く、菊池涼介くん安打で出塁し、いい流れでしたが中軸が凡退し1点どまり。
2回は長打、3回はプリンスの失策から得点圏に走者を背負いながら、得点は与えない野村くん。すると、3回裏に再び丸選手2打席連続となる本塁打で追加点。4回には四球や暴投で自滅する相手投手から1点をもらい、丸選手の敬遠に発奮した菊池くん適時打を放って4点目。菊丸コンビが躍動して相手先発をKOすることに成功します。しかし、相手投手が代わったことでここから打撃は一気に冷え込んでしまいました。
4回、5回を無難に投げて勝利投手の権利を得た野村くんでしたが、6回に100球が近づいてきたころから巨人打線につかまり、1失点。7回は2死までもっていくも1、3塁とピンチを招いたところで降板。横山投手に後を託しましたが、阿部選手に四球の後、長野選手に適時打を打たれ1点差。阿部選手に本塁打だけは打たれたくなかった場面だけにやむを得ませんが、暗雲が立ち込め始めます。
8回は目下セットアッパーを任されているソコロビッチ。しかし、先頭打者を三ゴロに打ち取りながら、プリンスが今日2個目の失策で無死2塁といきなりピンチに。四球に犠打と好きなようにやられて1死2、3塁で犠飛。タイミングはアウトでしたが、これを倉選手が落球して同点とされます。さらにソコロビッチがボークを取られ、巨人はミス連発の広島相手に労せずして逆転に成功。
9回の今村投手はもう見飽きた感もしますが、一人で勝手にピンチを招いていて安定感がありません。現時点では7回横山投手→8回ソコロビッチ→9回永川投手が勝ち継投となるだけに、この展開であっさり逆転負けしたことは相当大きなショックとなりそうです。

菊池くんは今日も2安打で打率がグングン上がっていきます。3打席目は満塁の場面で、見事な左適時打でした。得点圏打率は低く、好機で打てない印象がありますが、満塁の場面では強く、10打席で3安打、うち本塁打が2本でした(本日分で11打数4安打に)。三振するリスクもありますが、意外とやる時はやります。守備でも3回の2死1、2塁の場面で好捕を見せて正二塁手をアピールしています。

今日は2組の投手が入替となりました。1組は小野投手と梅津投手。もう1組が久本投手と岩見くんです。小野投手についてはギリギリのところでこらえていた感があったのでやむを得ない判断でしょうか。梅津投手は2軍でそこそこ良かったようです。ただ個人的には現状右腕一番手は岸本投手と思っていただけに意外でもあります。小野投手同様、先発としても起用するのかもしれません。
一方の久本投手はそこまで悪い感じではなかった印象なので何故? という気がします。勝ち継投からは外れましたが、中継ぎ左腕のなかでは1番良いと思うのですけれどどうしてでしょうか。なんらかのアクシデントでなければよいのですが。
チャンスを得たのはいわみん。個人的にドラフト11年組は応援しているので、滅多にない機会だけになんとかものにして欲しいです。好敵手かと思っていた金丸くんは今回も選ばれず残念。ただ去年と比べて成績が落ちているので金ちゃんにとっても正念場。チャンスはまだあると信じています。
左腕ではほかに中村恭平くんがすでに1軍ですが、期待の戸田くんも徐々によくなってきたので出番があるかもしれません。齊藤悠葵くんもちらほら好投してきています。
打球が当たってしばらく姿が見えなかった福井優也くんも遠征に参加しているようで、2軍での登板がそろそろありそうです。個人的には中継ぎのほうが良いと思っているのですが、やはり先発起用でしょうか。1軍は先発よりも中継ぎの崩壊がひどいので、ぜひとも救世主になってもらいたいのですが…。

試合結果
広島4-5巨人
野村祐輔 6回2/3 被安打6 与四死球3 奪三振3 自責点3 防御率3.59
菊池涼介 5打数 2安打 1三振 1打点 打率.253
丸佳浩 4打数 2安打 2本塁打 1四球 2打点 打率.289

2013年8月9日金曜日

中村恭平6回2安打無失点の好投も報われず

苦しい谷間の投手陣。抜擢されたのは2軍で2試合好投が続いた中村恭平くん
立ち上がり初球を147キロとなかなかのスピード。先頭打者に四球、続けて犠打で1死2塁もあわてず、中軸を打ちとって無失点スタート。2回、3回も先頭打者を出すものの、ピンチらしいピンチにはならず。
3回裏、先頭の倉選手2塁打も、きょんぺいくんが犠打を失敗し1死1塁に。しかし後続の丸選手が安打で出塁し、菊池くは泳ぎながらも俊足で遊内野安打で満塁の好機。ここで一打が出ていれば後の展開がずいぶん変わったのでしょうが、抑え込まれて無得点。
4回、5回、6回と3者凡退で、驚異の好投を続けるきょんぺいくんをなんとか援護したい打線は6回も四球2つと梵選手の安打で2死満塁までつなげるものの無得点。拙攻が響いてきます。
7回に四球と今日2本目の安打を打たれたところで投手交代。きょんぺいくんはせっかくの好投も勝ち星がつかず残念。代わった横山投手は四球でいきなり無死満塁とピンチ拡大。この後、一邪飛に打ち取った当たりをキラが落球する場面があったものの、その後に一併殺と幸運が味方し、なんとか大ピンチを切り抜けます。
8回はソコロビッチ。怪我でなかなか登板機会がなかった選手でしたが、現時点で有力セットアッパー候補だけに先頭を出しながら併殺で抑えました。9回はミコライオ不在の中、もっとも信頼感のある抑え候補の永川投手。3者凡退で期待に応えます。
9回裏、2つの四球で2死1、2塁の場面で菊池くん。初球から振りぬいて三遊間を抜ける安打。ここでサヨナラを狙って一か八かの走塁をプリンスが見せてくれましたが、確かな返球でアウト。試合は延長戦へ。
10回に続投の永川投手が1死1、3塁のピンチを迎えますが、一ゴロで本塁生還を阻止。阪神に得点を与えません。
しかし、11回からは今村投手。もう出てきた瞬間から打たれる予感しかしなかったのですが、案の定連打に盗塁と、ここまで必死に頑張って無失点に抑えてきたのをすべて無にする適時打を打たれてしまいます。1点を取られてからは併殺をとって追加点は阻止しましたが、正直1軍の投手陣の中で、ロングリリーフをするわけでもなく敗戦処理をさせるわけにもいかない今村投手の起用法が見当たりません。
11回裏にプリンス・堂林選手が意地の安打を見せましたが及ばず。この3試合で2得点と落ち込み気味の打線が気がかりです。

中村恭平くんは7回途中で被安打2の無失点と予想を裏切る好投を見せてくれました。序盤こそ四球が多く、走者を背負いましたが、中盤では変化球がうまく決まってリズムに乗れたようでした。最速150キロとストレートも走っていて、ギリギリのコースに決まる球でよく三振が取れていました。調子がよさそうなので、ぜひ次回もいい投球を見せてローテーションの一角に入れるよう頑張って欲しいです。
あわやサヨナラ殊勲者になりそうだった菊池くんは相変わらず調子が良いのか悪いのかよく判りませんが、今日も2三振しながら内野安打を含む2安打と打率もついに2割5分を超えてきました。巨人とは相性がよくありませんが、この調子を維持したいところです。

2軍では福井優也くんが打球直撃を食らって途中降板して以降、登板がなく心配です。代わってあまり登板機会のなかったきっしゃんがよく投げていて、かなり調子がよさそうです。ふっくんやソコロビッチと並ぶ豪腕投手だけに中継ぎが不安定な中、きっしゃんの復活にも期待しています。

試合結果
広島0-1阪神
中村恭平 6回 被安打2 与四死球4 奪三振5 自責点0 防御率3.86
菊池涼介 5打数 2安打 2三振 打率.251
堂林翔太 3打数 2安打 2四球 打率.216
松山竜平 4打数 2安打 打率.306
丸佳浩 5打数 2安打 2三振 打率.286

2013年8月7日水曜日

四球・失策で自滅 菊池適時打で一矢

劣勢からのサヨナラ勝ちで3位に浮上した広島。今日の先発は大竹寛投手
このところ精彩を欠く大竹投手は今日も毎回走者を背負う厳しい投球。1回は四球に犠打で2死2塁から適時打を打たれ先制され、失策や暴投もありバタバタ。3回も四球と失策で1死満塁から犠飛で得点されます。
広島は3回裏にルイス2塁打を放ち、1死2塁の場面で菊池涼介くんが若干詰まりながらも中前安打で久々の適時打。1点差とします。
しかし、大竹投手は修正ができないまま4回も1点を取られると、5回に2点本塁打を打たれて5失点。試合を作ることができません。
6回と7回に投げた久本投手も制球に苦しみ、四球をきっかけに2回とも3塁に走者を進められました。8回からは小野投手でしたが、立ち上がりに四球を連発する悪い癖が出て2失点。一方的な試合となってしまいました。

最近好調の菊池くん。今日も打撃陣が苦しむ中で、1人2安打1犠打と結果を出しています。犠打数では目下ライバル関係にある阪神の大和選手が今日2つ決めて、1つ差がついてしまいました。試合の流れで犠打数は大きく変わりますが、今日は四球が多かったことで犠打の機会も必然と多くなったようです。

試合結果
広島1-7阪神
大竹寛 5回 被安打7 被本塁打1 与四球4 奪三振2 自責点4 防御率3.80
菊池涼介 3打数 2安打 1三振 1犠打 1打点 打率.249

ピースナイターでサヨナラ勝ち

8月6日。広島市にとって、また唯一の被爆国・日本にとって、とても意味のあるこの日にマツダスタジアムにてピースナイターが開催されました。先発は広島が誇るエース・マエケン
試合は1回、2死を取ってから連打で2死1、3塁のピンチ。しかし、エースは動じることなく低めのスライダーで三振にしとめます。2回にも無死1、2塁から二ゴロ併殺、さらに三振と貫禄の投球。
5回に四球と安打で得点圏に走者を背負いますが、それ以外は完璧な内容で、7回は2者連続三振、無失点でしめました。
8回は右ひじに違和感があるマエケンに代わり、横山投手が登板。1、3塁のピンチを招きましたが、ここもしのぎきり、9回はミコライオと臀部痛で緊急登板となった永川投手が3者凡退に。絶対に負けたくない日の試合で投手陣がよく頑張りました。
一方、打線は相手投手・メッセンジャーの前に凡打の山。2回に敵失、3回に石原選手の安打は出ますが走者を進めることができず。ようやく5回にプリンス・堂林選手がフェンス直撃の右2塁打で2塁までいくものの、今日は主砲・マエケンに快打が出ず。8回までわずか2安打と勝てる気がしませんでした。
しかし、9回にルイスの当たりはどん詰まりの遊ゴロでしたが、つまり過ぎたのが幸いして内野安打に。この今日3本目の安打が試合を変えるきっかけとなりました。続く、菊池くんは当然、犠打狙いですが、そうは簡単には決めさせてくれません。1球目の高めの球を失敗、2球目は見送り、1B1S。ここでメッセンジャーがけん制悪送球してルイスは労せずして2塁に。その後、1球ボールをはさんで4球目を見事に1塁方向へうまい犠打を決めてくれました。この犠打成功も大きかったです。1死3塁で、丸選手は球威のあるストレートに押されて、なかなか前に飛ばすことができませんでしたが、6球目。やっと前に飛んだかと思いきや一ゴロ。突っ込んできたルイスが三本間に挟まれ、アウトかと思いきや、その前に主審がファールの宣告をしていて助かりました。仕切りなおしの7球目は犠飛として十分の大きな中飛。ルイスが生還してサヨナラ勝ち。意味のある日に価値のある1勝となりました。

試合結果
広島1-0阪神
前田健太 7回 被安打5 与四球1 奪三振7 自責点0 防御率2.35
菊池涼介 3打数 0安打 1犠打 打率.246

2013年8月5日月曜日

ワールドグランプリ トルコに勝利

ワールドグランプリ第1ラウンド最終戦。日本は地元のトルコと対戦。
世界的アタッカー・ネスリハンを擁するトルコでしたが、この日の日本はネスリハンを封じることに成功。一方、日本も木村選手が苦しい中、新鍋選手、江畑選手が奮起。宮下選手もブロックで3得点とセッターながら守備でチームを引っ張ります。
第1セット、第2セットを接戦で取った日本。特に第2セットはもつれる展開で30-28でものにしました。第3セットはトルコが意地を見せてセットカウント2-1。
第4セットは先にテクニカルタイムアウトをとり、このままいけるかと思いきや、トルコも必死の反撃。なんとか押し切り前回大会3位のトルコに勝利。これで3連勝となりました。

試合結果
日本3-1トルコ
(25-21)
(30-28)
(18-25)
(25-18)
江畑幸子 17得点(スパイク16得点、サーブ1得点)決定率34.04%

松山猛打賞6打点の大活躍

神宮での3連戦最終戦はバリントンが先発。
初回、1死から菊池くん中安打丸選手2塁打、キラが死球で満塁。松山選手左適時打を放ってまず2点先制。
バリントンは1回2回と走者を背負いながらなんとかしのぐものの、3回にバレンティンに2点適時打を打たれて同点に。しかし、直後の4回に先頭の松山選手本塁打を打ち、勝ち越しに成功。
5回はバリントン丸選手安打に相手失策も絡んで2死満塁の好機。ここでまたまた松山選手が強烈な当たり。遊撃手が弾いて取れず、さらに方向が変わった打球に戸惑う左翼手の拙守もあり、3塁適時打。この日松山選手は6打点と大当たり。さらに廣瀬選手適時打を打ち7-3と大きくリード。
バリントンは6回まで3失点とまずまずのできで、7回は横山投手がバレンティンに安打を許すも無失点。8回は永川投手かと思いきや、今村投手。セットアッパーとして復活を賭けた登板でしたが、まったくストライクが入らず2連続四球に安打を食らって無死満塁の大ピンチ。さすがに耐え切れずに永川投手と交代。永川投手は最少失点で食い止めてヤクルトに主導権を渡しませんでした。
9回はミコライオ。いつものように安打を2本打たれて、劇場寸前でしたが、ここから本領発揮。150キロ台後半の速球で押しまくり、3者連続三振で締めくくってくれました。

菊池くんは相変わらず好機ではなかなか打てませんが、好機をつくるのには大いに貢献しています。初回の先制のきっかけとなる安打に、3回は安定感のある犠打を決め、6回は満塁となる四球で出塁と2番打者の役割を果たしました。9回にはサイクル安打のかかる松山選手まで打順を回すように、「なんでもいいから塁に出ろ」と応援されていましたが、期待に応える右前安打。できる子ぶりをアピール。
守備では7回に一飛の当たりをキラが目測を誤るも、華麗にバックアップして刺殺を稼ぎました。ちょっとした珍プレーでしたが、まだまだ幸運も味方してくれてます。

一方、打撃不振の會澤翼くんは登録抹消となりました。極端に打てなくなっていて打率も2割をきる状況だっただけに仕方がありませんが、1軍に長くいられたことで学んだことも多かったのではないでしょうか。代わって磯村捕手が昇格。期待の若手捕手だけにやはり先輩捕手からいいところを教わって将来へ役立てて欲しいところです。

試合結果
広島7-3ヤクルト
バリントン 6回 被安打7 被本塁打1 与四球3 奪三振5 自責点3 防御率3.36
菊池涼介 3打数 2安打 1四球 1犠打 打率.248
松山竜平 5打数 3安打 1本塁打 6打点 打率.306
丸佳浩 5打数 2安打 1三振 打率.290

2013年8月4日日曜日

天敵・小川投手攻略できず 菊池くんの幸運は続く

もはや天敵ともいえる小川投手との5度目の対戦。こちらの先発は谷間の中崎翔太投手
劣勢必至の先発に、なんとしても先制点が欲しかった広島。しかし初回に2死後、丸選手の安打と盗塁、キラの四球で2死1、2塁の好機を活かせず0点で終わると、中崎投手が2連続適時打で2点を先制され苦しい展開。中崎投手は2回、3回と持ち直すものの、4回に2点適時打を食らって4回4失点と不本意な結果。
5回に石原選手の安打と堂林選手と安部選手の四球で1死満塁と、小川投手攻略の絶好の好機を迎えるも、菊池くんがボール球を空振り三振、丸選手も三振に倒れて1点も取れず。
5回に昇格してきた中田投手がバレンティンに2点本塁打を打たれ、7回にも交代した小野投手がまたもバレンティンに2打席連続の2点本塁打と一方的な試合に。
8回になってようやく、菊池くんが右中間に打った打球が幸運にも右翼手が捕球しそこね、三塁打に。丸選手の二ゴロの間に菊池くんが生還し完封を免れ、キラ2塁打松山選手適時打で2点目。
しかし、相手守護神が登場した9回には見事に3者連続三振という完璧な締めくくり方をされてしまいました。小川投手にはこれで5戦全敗。

今日の菊池くんは7回に好守を連発。二ゴロのあとに、右中間に抜けそうな当たりを見事ジャンピングキャッチで二直にすると、最後は一二塁間の安打性の当たりを得意の守備範囲を活かした後方での捕球とすばやい的確な送球で一塁アウトにしとめました。本来なら2本分の安打、2点くらいはとられてもおかしくないような当たりをアウトにしてくれたすばらしい守備でした。
好守の後には幸運な安打が。1日の横浜戦でも右中間に上がった打球を守備陣が交錯しかけて取れない3塁打がありましたが、今日も同じような当たりでまたまた3塁打。小川投手の完封を阻止するきっかけとなりました。
先月31日の横浜戦では打ち損じた当たりが落下した場所が絶妙で左前安打となったり、遊ゴロの併殺となりそうな当たりが敵失となって2点入ったりということもありました。さらに昨日のヤクルト戦でも右二塁打で相手守備が失策、もたつく間に1点が入り、逆転の口火を切ったりとこのところ妙な幸運が続いています。このまま幸運男としてチーム上昇の鍵となれるか、明日以降にも注目です。
ちなみに現時点で、三塁打は3本でリーグ2位。盗塁は13個でリーグ4位。犠打は26個でリーグ1位となっています。悪い成績ばかり目立ちますが、このところ三振と失策が少なくなってきて、こういった地味な部門で上位にランクされるようになってきました。

試合結果
広島2-8ヤクルト
中崎翔太 4回 被安打7 与四球1 奪三振2 自責点4 防御率5.98
菊池涼介 4打数 1安打 1三振 打率.244
松山竜平 4打数 2安打 1打点 打率.300

猛打炸裂3連勝

初戦を落とし、絶対に負けられない横浜戦第2戦はエース・マエケンが先発。
初回に菊池涼介くんが三塁手強襲の内野安打で出塁。盗塁も決めて1死2塁の好機に無得点。3回にもマエケンが相手失策で出塁し、菊池くんが打ち損ねながらも落ちた場所が幸運な安打で1死1、2塁とするも無得点。
試合が動いたのは4回。先頭のキラが安打で出塁すると、岩本選手の1発が飛び出て2点先制
5回には先頭の影の主砲・マエケンがきれいな左安打で出塁。ここで菊池くんが犠打で、マエケンを走らせます。丸選手が四球、梵選手が右飛でマエケンは3塁まで走塁。ここでキラがきっちり適時打を放ってマエケンが生還。3点差になります。
6回にマエケンはいつもの1発を浴びて2点差とされるも、その裏、プリンス・堂林選手、石原選手に続いて、またもマエケンがフォークをうまく打ち返して2安打目。3連打で1死満塁の好機を作ると、この日2安打の菊池くんが登場。満塁男への期待が高まりますが、最悪の遊ゴロ併殺。…のはずが本塁へ悪送球でなんと2点が入る幸運。ある意味、満塁男ぶりを発揮すると、丸選手が試合を決定付ける3点本塁打を右翼席へ運びます。さらに、梵選手もついでの本塁打廣瀬選手適時打に、岩本選手の犠飛でこの回一挙8得点。
マエケンは8回を2失点と好投し、9勝目を上げました。

試合結果
広島11-3横浜
前田健太 8回 被安打5 被本塁打1 与死球2 奪三振5 自責点2 防御率2.51
菊池涼介 4打数 2安打 1犠打 1盗塁 打率.243
丸佳浩 4打数 1安打 1本塁打 1四球 3打点 打率.289
キラ 4打数 2安打 1三振 1打点 打率.300
前田健太 4打数 2安打 1三振 打率.242


3位直接対決3連戦の最終戦。先発は大竹寛投手
このところ脱水症状が出てから、不調が続く大竹投手。この日も初回から2点を奪われる苦しい投球。しかし、打線も援護。2点を追う1回裏に、元気印・先頭の菊池くんが中安打。梵選手の安打に、キラが四球を選んで1死満塁。松山選手犠飛と6番に入ったルイス適時打で同点に。この日、鍵を握ったのがこの6番・ルイスでした。
3回に1発を浴び、再びリードを許しますが、5回裏に菊池くんの右中間への当たりを横浜守備陣がやや交錯したようで取れず、幸運な三塁打丸選手犠飛であっさり同点。
6回に横浜が適時打で3度リードすると、その裏に松山選手の2塁打とプリンス・堂林選手が内角の球を鋭く打ち返して2塁適時打。食らいつきます。
7回に永川投手へ交代すると、簡単に適時打を許して、横浜は4度目のリードを奪います。しかし、粘りの広島打線はその裏、丸選手の四球と梵選手の犠打、キラの安打で1死1、3塁の好機。松山選手がこの日2本目の犠打で同点とすると、6番・ルイスがまさかの勝ち越し2点本塁打。ついに、この試合初めて広島がリードする展開に。
9回にいつものようにミコライオが1点を献上するも逃げ切り、3位直接対決を2勝1敗の勝ち越しで終えることができました。

試合結果
広島7-6横浜
大竹寛 6回 被安打9 被本塁打1 与四球2 奪三振5 自責点4 防御率3.63
菊池涼介 5打数 2安打 打率.245
ルイス 4打数 3安打 1本塁打 1三振 3打点 打率.269
堂林翔太 4打数 1安打 2三振 1打点 打率.208


苦手・東京は神宮でのヤクルト戦。最下位相手に負け越しは許されない初戦の先発は野村祐輔くん
初回、先頭の安部選手が四球、菊池くんが犠打、さらに丸選手、キラも四球で1死満塁の好機も無得点。すると、この日不安定な投球の野村くんが足を絡めた攻撃で2死2、3塁の危機で適時打を打たれ、2点を先制されます。2回も満塁の場面を作り、いつKOされてもおかしくない状態。
なんとか援護したい広島は3回に安部選手が再び四球で出塁。菊池くん2塁打を放ち、相手失策の間に1点。菊池くんは3塁まで進塁。打撃好調のキラがここで逆転本塁打。さらに、廣瀬選手安打、ルイス死球で1死1、2塁。昨日適時打を放ったプリンスがこの日も見事な適時打で1点追加。石原選手が四球で満塁と、ここで相手先発が先に降板。交代した投手も野村くんが自身のバットで犠飛を打ち、この回5点。
野村くんは3回に1点を奪われるも、広島打線は強力に援護。4回に丸選手、そして2打席連続となるキラ2者連続本塁打が飛び出しリードを広げると、廣瀬選手、ルイスが安打でつないで、プリンス・堂林選手の会心の一打が3点本塁打となり、神宮は花火大会会場さながら。
4回裏に野村くんも花火を打ち上げられますが、5回には丸選手の痛烈な当たりがフェンスに当たり、打球が逸れている間になんと本塁まで生還。ランニング本塁打となり、丸選手も2打席連続本塁打となりました。
その後も、6回に梵選手適時打、7回に廣瀬選手本塁打が飛び出し14安打の13得点。投手陣は打たれながらも追撃をかわしてチームは3連勝。とにかく野手が点を取りまくってくれた3日間でした。

試合結果
広島13-5ヤクルト
野村祐輔 5回 被安打11 被本塁打1 与四死球3 奪三振5 自責点4 防御率3.56
菊池涼介 5打数 1安打 1三振 1犠打 打率.244
キラ 4打数 3安打 2本塁打 1四球 3打点 打率.333
丸佳浩 5打数 2安打 2本塁打 1三振 1四球 2打点 打率.289
堂林翔太 5打数 2安打 1本塁打 2三振 4打点 1失策 打率.211
廣瀬純 5打数 3安打 1本塁打 1三振 1打点 打率.287

ワールドグランプリ 日本は連勝スタート

女子の真夏の世界一決定戦となるワールドグランプリ。今回は全20チームが参加し、世界選手権に準ずる規模にまで拡大。日本は第1ラウンドをトルコ・アンカラにて戦います。
なお、決勝ラウンドは札幌で行うことが決まっており、開催国の日本は予選ラウンドでの成績にかかわらず決勝ラウンド進出が決まっています。

第1ラウンドの初戦の相手はロンドン五輪世界最終予選でも激闘を繰り広げたアジアの新興勢力・タイ。日本は木村沙織主将、江畑幸子選手、新鍋理沙選手など実績ある選手と新セッターの宮下遥選手が主体となったチーム構成。序盤から巧みなタイのコンビバレーに対して、対応。176cmの高さが武器のセッター宮下選手ブロックを3本決めるなど優位に試合を運び、日立リヴァーレでは完全なエースに育った江畑選手も大活躍スパイク19得点、決定率46.34%とタイを翻弄。ストレートで快勝しました。
第2戦はアフリカから唯一選出されたアルジェリアと対戦。日本は主力選手を温存しての戦いとなりましたが、力の差を見せつけ完勝。モントルーでも活躍した長岡望悠選手がアタックにブロックにと奮闘。20得点を稼いで、実力を発揮しました。

試合結果
日本3-0タイ
(25-19)
(25-17)
(25-21)
江畑幸子 20得点(スパイク19得点、ブロック1得点) 決定率46.34%

日本3-0アルジェリア
(25-10)
(25-8)
(25-8)