2013年8月27日火曜日

接戦から一転 菊池犠打から一挙7得点

本拠地に横浜を迎えての3連戦初戦。先発はエース・マエケン
立ち上がり、四球に2本の安打で1死満塁とピンチのマエケン。しかし、ここからスライダーのキレがすさまじく、最後は153キロのストレートと圧巻。2者連続三振にしとめて0点スタート。その後も毎回走者を背負いながら、点を与えることなく、さすがの投球。
一方の打線は3回まで無安打と完璧に抑えられましたが、4回に丸選手2塁打菊池く犠打で1死3塁と定石どおりの攻めを見せ、4番キラ犠飛を打って先制。少ない好機を物にします。
試合はその後も両エースの投げあいとなり1点差の僅差のまま7回へ。7回裏に1死1、3塁という好機がありましたが、ここはスクイズ失敗で無得点。どちらに転ぶか判らない流れが微妙に変わり始めました。
この好機を逃した後、7回までで111球を投げたマエケンが降板し、8回のマウンドは永川投手へ。現時点最良の中継ぎを投入しましたが、なんとか抑えていた横浜打線につかまり、あっという間に3連打を食らって1点を失ってしまいます。これでマエケンの勝ちが消えました。その後は併殺に打ち取ってなんとか逆転は阻止しましたが、僅差での継投はやはり危険です。
その裏、ここまで4安打に抑えられていた打線が奮起。代打の天谷選手安打、丸選手が四球で無死1、2塁とすると、菊池くんは手堅く犠打。1死2、3塁かと思いましたが、なんとこれを横浜が3塁へ送球し野選。さらに悪送球となり2塁走者の天谷選手が生還。丸選手は走塁死となりましたが、勝ち越すことができました。やはり菊池くんは良くも悪くもなにかをやってくれる選手だと痛感させられる瞬間でした。
菊池くんのびっくり犠打野選での得点をきっかけにこれまでの接戦ムードが一変。怒涛の攻勢が始まりました。松山選手2塁適時打でまず2塁に進塁していた菊池くんが生還。横浜はたまらず投手を交代しますが、すでに火のついた打線を止めることはできず、赤松選手木村選手適時打が生まれ、最後は石原選手絶好球を左翼席へ3点本塁打。完璧なまでのとどめの刺し方でした。
9回は大量リードに守られた今村投手が気負うこともなく3者凡退で試合終了。8回表までの緊迫した試合が犠打1本からここまで大差の勝利になる稀有な試合となりました。

この試合、なにげにすごかったのが解説の達川さん。7回同点どまりとなった時点で、広島は負けないと宣言。7回に打たれだした三浦投手を交代しない横浜に疑問を呈し、天谷選手の安打で交代するよう進言。丸選手の四球が出た時点で三浦投手は負け投手になると予言し、すべて見事に的中させてくれました。あとは広島が3位確定との予言が当たれば文句なしなのですが、鬼門の9月はたしてどうなるでしょう。

試合結果
広島8-1横浜
前田健太 7回 被安打7 与四球1 奪三振9 自責点0 防御率2.03
菊池涼介 2打数 0安打 2三振 2犠打 打率.253
石原慶幸 4打数 1安打 1本塁打 3打点 打率.259

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