2013年9月30日月曜日

大竹10勝目 菊池50犠打で球団新記録

東京での最後の2連戦の初戦の相手はヤクルト。先発は久本祐一投手
初回2死を取った後に四球が2つ続いて、内野安打で満塁の大ピンチ。しかし、ここを抑えるあたりが他の5番手投手と違うところでしょうか。最大のピンチを乗り切った2回以降はスイスイ快投。結局5回2安打無失点という上々の投球内容でしたが、味方打線も得点が取れず残念ながら勝ち投手にはなれませんでした。6回、7回は今井投手が投げ、こちらも無安打と好投。
投手陣の頑張りの応えたい打撃陣は8回になってようやく代打・岩本選手丸選手連打で無死1、3塁と好機を作ると、菊池くんがきっちり右翼へ犠飛を打って先制。さらに、キラにも安打が出て2死1、3塁で松山選手が三塁手強襲適時打。2点リードとします。
8回からは横山投手。1死後の中前安打の当たりを菊池くんが追いつき、好送球で2死に。勝ちパターンかと思いましたが、ここから不運な内野安打で走者を出すと、まさかの同点弾を食らってしまい、試合は延長戦へ突入。
一方的に攻めまくる広島打線でしたが、あと1本が出ずにそのまま12回引き分け。永川投手ミコライオ中田投手といずれもすばらしい投球だっただけに勝ちたい試合でした。

試合結果
広島2-2ヤクルト
久本祐一 5回 被安打2 与四球2 奪三振4 自責点0 防御率3.11
菊池涼介 4打数 1安打 2三振 1犠打 1打点 打率.247
松山竜平 5打数 2安打 1三振 1打点 打率.288


2戦目は巨人戦。先発は10勝目がかかる大竹寛投手
初回に丸選手内野安打で出塁。菊池くん犠打かと思いきや引っ張って投手強襲の内野安打。さらに暴投があって無死2、3塁の好機でキラ2点適時打。あっさり先制します。
大竹投手は4回に先頭に四球を与えてからピンチをまねいて無死1、2塁とされますが後続3人を打ち取って無失点。
一方、広島は6回に先頭の丸選手右2塁打菊池くん今期50個目の犠打を決めて1死3塁としましたが、得点ならず。すると、その裏に連打と不運な当たりで1死満塁の大ピンチ。しかし、今日の大竹投手は良く粘りました。続く打者を三振にしとめ、さらに一ゴロと理想的なアウトのとり方で得点を与えません。
7回も広島は小窪選手木村選手安打などで2死3塁まで走者を進めましたが得点できず。その裏、2死1塁から大竹投手が甘く入ってしまった球を痛打されて2死2、3塁とされましたが、ここでも足を痛めながらも懸命な踏ん張りを見せてしのぎます。今日の大竹投手7回を無失点。後半安打を打たれてしまいましたが、すばらしい投球でした。
8回は菊池くん四球後に久しぶりに盗塁を決め、2死1、2塁と3回連続の好機が巡ってきますがあと1本がどうしても出ず。むずむずする展開でしたが、9回に四球で2死1塁の場面から石原選手2塁適時打上本選手が爆走して生還。さらに岩本選手にも適時打が飛び出し。ダメ押しに成功。この後、丸選手猛打賞となる安打を放って好機継続でしたが、ここは盗塁失敗。しかし4点は十分な得点でした。
8回永川投手が3者凡退。9回ミコライオは連打でピンチを演出しますが、併殺で無失点。大竹-永川-ミコライオ完封リレーで今期散々苦しめられた巨人戦最終戦を飾ることが出来ました。
これで大竹投手10勝に到達。マエケン、野村くん、バリントンについで4人目の2ケタ勝利投手となりました。

先日、二塁手での補殺数日本新記録を樹立した菊池くんですが、この日は犠打数球団新記録を更新しました。ヤクルト戦で49個目の犠打をかろうじて決めて東出選手の記録に並んでいましたが、続けて巨人戦で50個目の犠打を決めたことで新記録となりました。
まだ2年目ですがすでに守備と犠打でリーグトップの実績となって、成長を見せ付けてくれています。ちなみに全守備位置での補殺数日本記録522個も、二塁手での512個と遊撃手での16個をあわせてすでに上回っています。残すはひとつの守備位置での補殺数記録更新ですが残り3試合で二塁手として10個以上なら達成と、今日の補殺数が6個あったことで可能性が膨らんできました。

あと、調整ということでしょうか。2軍で2回連続先発で好投、中継ぎでも1回を3者三振とこのところ絶好調の福井優也くん1軍復帰です。今年は本当に信頼を得られるような投球が1回もできなかっただけに最後の最後、来期に向けてやればできるというところを是非見せてもらいたいです。

試合結果
広島4-0巨人
大竹寛 7回 被安打6 与四球1 奪三振5 自責点0 防御率3.37
菊池涼介 2打数 1安打 1三振 1四球 1犠打 1盗塁 打率.248
キラ 3打数 1安打 1三振 1四球 2打点 打率.262
丸佳浩 5打数 3安打 2三振 打率.270

2013年9月26日木曜日

菊池涼介 二塁手補殺日本記録更新

3位以上が確定して初のCS進出が決まった広島。今日の先発は前回体調不良ながら好投したマエケン
初回、先頭打者にいきなり強襲安打を打たれ、足の具合が気になるマエケン。2回に適時打を打たれ、4回にも左翼への当たりが3塁打になり2点を奪われるという本調子でない投球。体調のこともあるので無理せず、CSに向けて調整をしたほうが良い気がします。
試合は5回に昨日はスタメンを新人の鈴木誠也くんに奪われて丸選手が奮起。2死1、2塁から猛打賞となる当たりを放って適時打。1点を返しましたが、今日は打線につながりを欠き、丸選手の3本と小窪選手の2本を含む8安打を放ちながら得点はこの1点のみ。最多勝争いをしているマエケンに勝ちをつけられませんでした。
その後今井投手も強襲打を食らい、菊池原投手と今村投手が登板。1点ずつを取られて完敗。特に今村投手は今季いい投球がほとんど見られず、今日もあっさり満塁にして犠飛で1失点。適時打こそ打たれないのですが、今後の試合での不安材料のひとつです。

菊池涼介くん。打つほうではいいところがありませんでしたが、今日は記録を打ち立てる記念日となりました。
前日までで二塁手として495個の補殺数を記録していましたが、この日、3回に二ゴロをさばいて496個の日本タイ記録。続く4回にも二ゴロで497個目、日本新記録を達成しました。記録自体は地味ではありますが、プレーはいつも派手な印象の菊池くん。今日もちょっと危ない送球が見られ、打撃が悪いのとも関係があるのかと思われましたが、5回に498個目、8回には併殺で499個目の補殺。500個の大台とともに全野手での日本記録達成の可能性もまだ残されています。

試合結果
広島1-5中日
前田健太 5回 被安打5 与四球1 奪三振3 自責点3 防御率1.96
菊池涼介 4打数 0安打 1三振 打率.247
丸佳浩 4打数 3安打 1盗塁 1打点 打率.266

2013年9月25日水曜日

エルドレッド猛打賞殊勲打 バリントン投手戦制す

今日勝てば16年ぶりのAクラスが決まる大事な試合で先発はバリントン
ビックリスタメンは左打者の丸選手、キラ、木村選手、松山選手をすべて外し、新人の鈴木誠也くんを一番右翼手に大抜擢。
初回、鈴木誠也くんが四球、菊池くん犠打エルドレッド安打が出て、暴投もあり、2死2、3塁の好機。しかしここで点が取れず。その裏、中日も安打と四球で得点圏に走者を進めましたが、無得点。今日の試合は双方とも我慢の展開となります。
広島は6回に先頭の菊池くんが四球で出塁。梵選手犠打に、エルドレッドが四球、廣瀬選手が犠飛で2死1、3塁と好機を作りましたが、ここでも決定打が出ず。
7回にバリントンが内野安打と四球に犠打で1死2、3塁で大ピンチに陥ります。満塁策を取った後、右飛、中飛に打ち取ってなんとか無失点。この試合最大の山場を乗り越えます。
8回の攻撃では簡単に2死まで取られましたが、梵選手が四球。このところ当たっているエルドレッドがこれぞ4番の働き。会心の一打を左中間へ放って2点本塁打。終盤でようやく先制します。
粘りの投球のバリントンは7回97球で勝利投手の権利を得て交代。8回は永川投手が四球で走者を出すものの注文どおりの二併殺。9回はミコライオが締めて中日に連勝。これで3位以上が確定し、長かった連続Bクラスのトンネルをようやく脱することが出来ました。

今日のスタメンは度肝を抜かれるようなものでしたが、バリントンの気迫の投球で無失点に抑えられたことにより、勝利を引き寄せることが出来ました。最後は今年けがで戦列を離れ、キラという新外国人が大活躍する中、なかなか昇格できずに苦しんでいたエルドレッドが主砲としてすばらしい活躍。外国人選手が機能してくれたことでチーム全体に活気が生まれて、去年あれだけ打てずに失速した9月で勢いのある勝利を続けることが出来ました。
これだけ活躍してもらうと残留の行方も気になるところです。バリントン、ミコライオ、ソコロビッチ、キラ、エルドレッド、ルイスとどの選手も躍進の原動力となったかけがえのない選手で残留して欲しいのですが、さて。

試合結果
広島2-0中日
バリントン 7回 被安打4 与四球5 奪三振3 自責点0 防御率3.23
菊池涼介 2打数 0安打 1四球 1犠打 打率.249
エルドレッド 3打数 3安打 1本塁打 1四球 2打点 打率.249

2013年9月24日火曜日

野村・菊池・丸 同級生トリオが活躍 逆転勝利

16年ぶりの3位を賭けて、4位中日との大一番。先発は野村祐輔くん
初回、2死まで簡単に取った野村くんでしたが、四球でリズムを崩したのか、強襲安打を打たれて2死1、2塁。三遊間、右中間に連続適時打を食らってしまい、いきなり3失点と苦しい立ち上がり。
しかし、2回に四球と梵選手安打で1死1、2塁と反撃のきっかけをつかむと、打撃もいい木村選手中前安打。このときの返球が悪送球(?)となり1点を返します。
3回は1死から菊池涼介くんキラ連続安打で、1死1、3塁。エルドレッドのあたりは遊ゴロでしたが、突っ込んだ菊池くん俊足を活かして野選として生還。1点差になります。
初回に3点を失ってどうなるものかと思っていた野村くんでしたが、その後はいつもどおり、淡々とアウトを重ねていきます。4回にまたしても2死から連打を打たれて2死1、3塁というピンチがありましたが、ここも抑えて2回以降は無失点
勝負の分かれ目は7回でした。両軍とも投手を交代させましたが、ここで明暗が分かれました。先に動いたのは中日ですが、ここでこの日2打数2安打の木村選手の代打で登場の小窪選手3塁打。野村監督の采配が光ります。2死を取られてから、丸選手がこれまたフェンス直撃塁打で同点に。勢いに乗って逆転したいところで菊池くんが内角の球を見事に運んで逆転適時打。粘りの投球をした野村くんに同級生2人が応えます。8回にはエルドレッドダメ押し本塁打も炸裂し、勝負を決めてくれました。
投手陣は7回が横山投手、8回が永川投手、9回がミコライオ完璧なリレーで勝利。野村くんが初回に点を取られながらもその後は粘れたのと、なにより菊池くんが走攻守とすべてで力を発揮してくれたことが逆転勝利につながりました。
この勝利で3位が濃厚となりましたが、まだまだ決着はついていません。油断せずに最後まで気を引き締めて、連勝で3位を決めたいところです。

試合結果
広島5-3中日
野村祐輔 6回 被安打6 与四球1 奪三振6 自責点3 防御率3.77
菊池涼介 4打数 2安打 1打点 打率.250
エルドレッド 3打数 1安打 1本塁打 1四球 2打点 打率.239
丸佳浩 5打数 1安打 1三振 1打点 打率.263

大竹 四球から崩れて10勝目ならず

東京ドームでの巨人との3連戦最終戦。中日との直接対決を前に連敗は避けたい試合で、先発は2ケタ勝利がかかる大竹寛投手
初回、広島は遊撃でスタメン出場の上本選手2塁打。進塁打で2死3塁と先制の好機を作りますが、得点できず。逆に大竹投手は1死後に四球から3連打を浴びて2点を失います。3回も2つの安打で1死1、2塁とされて2塁適時打とこの時点で敗色濃厚に。
なかなか攻めきれない広島は4回にエルドレッド廣瀬選手が続けて左安打。犠飛で1死1、3塁で、石原選手2塁適時打で1点を返します。この後、満塁策で2死満塁の場面で菊池くんに打順が回ってきましたが、左飛に倒れて追加点を奪えませんでした。
苦しい投球が続く大竹投手は5回も四球から適時打を食らってしまう悪いパターン。なおも1死満塁の大ピンチでしたが、巨人もそこまで打撃が良くないのか畳み掛けることができません。内野ゴロ2つでKOされることだけは免れました。
6回にはこのところ攻守に光る小窪選手本塁打。再び2点差に詰め寄ります。その裏、大竹投手に代わって菊地原投手がマウンドへ。正直、ほかに2軍から昇格できそうな若手がいないのが苦しいところです。案の定、先頭に安打を打たれ、盗塁で無死2塁といきなりピンチに。安打で無死1、3塁とされ、1死後に死球で満塁。見ていられない投球ですが、ここは併殺に打ち取ることができ無失点。巨人の拙攻に助けられます。
7回に死球で走者がでて、昨日いいところがなかったキラが大きな2塁打を放って適時打に。ついに1点差とします。
7回からは中田投手が登場。7回は3者凡退ながら、8回は連打に重盗を決められてしまい2死2、3塁とされます。踏ん張って一ゴロに抑えて1点差のままで最終回へ。
2者連続三振から2つの四死球で逆転の見せ場をもらいましたが、今日適時打を打っているキラにもう1本は出ず。2試合続けての1点差での敗戦となりました。
これで中日とのゲーム差は4.5に。天王山の3連戦が重要になりますが、緊迫した試合でいつもの力が出せるかどうか。敵地での戦いですが平常心で挑んでもらいたいです。

菊池くんは今日は4打数無安打。相手先発が左投手ということで丸選手がスタメンから外れたため、久しぶりの1番に起用されましたが、やはり丸選手のようにはいかないようです。個人的には2番で二塁手というのが今の菊池くんには合っている気がします。今までの成績からいって上本選手を1番で起用することは難しかったのでしょうが、もしそうだったらば違う攻め方も出来たかもしれません。
なんにしても菊池くんは勝敗の行方に大きく絡む可能性が高いので、中日戦は是が非でも活躍して、チームを16年ぶりの3位に押し上げて欲しいです。

試合結果
広島3-4巨人
大竹寛 5回 被安打8 与四球4 奪三振3 自責点4 防御率3.52
菊池涼介 4打数 0安打 1四球 打率.248
小窪哲也 4打数 1安打 1本塁打 1三振 1打点 打率.233
石原慶幸 4打数 2安打 1三振 1打点 打率.258

2013年9月23日月曜日

散発3安打 菊池同点適時打も勝ち越せず 

16年ぶりAクラスを目指して負けられない戦いが続く広島。本日の先発は久々の久本祐一投手
立ち上がりから2つの四球を出しますが、無失点。久本投手の場合はある程度の四球は覚悟の上で、あとはどれだけ抑えられるかがポイント。2回は先頭に2塁打を打たれ、1死後に適時打を食らって先制されます。この後、悪送球もありましたがこれ以上の失点は許しませんでした。
谷間の日ということで援護をしたい打線は3回、先頭の木村選手が四球で出塁。盗塁に進塁打などで2死3塁と同点に追いつく好機。丸選手が四球を選んで、打席には菊池くん。低めのボールでしたが、巧く運んで中前適時打。同点とします。
久本投手は3回、48球投げたところで降板。4回からは今村投手が登場し総力戦の様相。しかし、今日の今村投手は絶不調。先頭打者に四球を与え、盗塁に倉選手の悪送球で1死3塁とすると、さらに四球で1死1、3塁の大ピンチ。なんとかスクイズ失敗で2死1、2塁として抑えられればというとこでしたが、高めのストレートを打たれて1点を失います。その後は頭部死球があったり、はちゃめちゃ。制球も悪かったうえに、ストレートが140キロ出るか出ないかという本来の今村投手らしさがかけらもない投球でした。
5回は今井投手が後を受けましたが、こちらも綱渡りのような投球。安打と四球で2死満塁の場面は投手相手に内野ゴロで打ち取り事なきを得ます。7回の中田投手も得点圏に走者を背負いますが1点差を保ち、打撃陣の反撃を待ちます。
しかし、昨日あれだけポンポンと本塁打が出たのがうそのように静まり返った打線は菊池くんの適時打のほか、4回のエルドレッドの2塁打、8回の丸選手の内野安打のわずか3安打に抑え込まれてしまいます。
8回は永川投手が3者凡退で抑え、9回の攻撃は3番からの中軸ということで逆転を期待しますが、あっけなく打ち取られ1-2で敗れました。4回の先頭エルドレッドの2塁打からの攻撃で得点できなかったのが痛かったです。

試合結果
広島1-2巨人
久本祐一 3回 被安打2 与四球2 奪三振1 自責点1 防御率3.32
菊池涼介 4打数 1安打 1三振 1打点 打率.250


2013年9月22日日曜日

青山学院大学 男女とも勝利

関東大学バレー秋季大会。女子1部は総当り1回戦が終了。青山学院大学が東京女子体育大学に接戦ながらもストレート勝ち、通算成績が7勝1敗となりました。同じく7勝1敗の東海大学と嘉悦大学をセット率で上回り1位で上位リーグ戦に進出しています。上位リーグには青学大、東海大、嘉悦大に3勝5敗で並んだ3チームのうちセット率が一番良かった筑波大学が滑り込みとなりました。

試合結果 青山学院大学 7勝1敗
青山学院大学3-0東京女子体育大学
    (25-21)
    (25-22)
    (25-22)


男子2部は4日目。青山学院大学は立教大学と対戦。押し気味に試合を進めましたが、第3セットを接戦で落として今季初の失セットとなりました。結果、4勝0敗で並んだ4チームがセット率でも並ぶという大混戦。得点率で青学大は3位となっています。

試合結果 青山学院大学 4勝
青山学院大学3-1立教大学
    (25-13)
    (25-23)
    (22-25)
    (25-14)

マエケン熱投 6回無失点で15勝目 菊池10号

マツダスタジアムでは巨人相手にまさかの3タテを実現した広島。試合の場を東京ドームへ移しての3連戦。初戦の先発はマエケン
立ち上がり先頭打者を三振にするなど3者凡退とエースらしいすばらしい投球。2回に悪送球がありましたが、その後は2者連続三振。3回は二ゴロ2つに三振、4回も四球で走者を出すものの三振と二併殺、さらに5回も四球後に左飛と三振2つと、5回まで四球2つと失策1つの無安打投球。抜群の安定感を見せ付けます。
打線は一巡した4回に丸選手が四球、菊池くん犠打で1死2塁といつものパターン。ここでキラが珍しく左方向へ適時打で先制。梵選手安打でなおも2死1、3塁の好機で廣瀬選手が真っ赤な左翼席に飛び込む3点本塁打。一挙4得点で試合を優位に進めます。
6回には意外性に定評のある菊池くんにも左翼席への本塁打が飛び出し、両外国人が凡退する中、梵選手本塁打。廣瀬選手が四球で出塁すると、調子が上向いている小窪選手2塁打。さらに失策も絡んで廣瀬選手が生還。この回3得点で7点リードにします。
マエケンは6回に初安打を打たれるものの、ここもきっちり二併殺で切り抜け、後を託します。
7回は今村投手が安打を許すも無失点。8回は永川投手かと思いきや、横山投手。大量リードのため、永川投手を温存、でも中田投手や今井投手では不安ということなのでしょうか。結果、横山投手が大炎上。連打で1死満塁とされ、内野ゴロの間に1点を献上。さらに本塁打を打たれ、4失点。勝負の行方が判らなくなってきます。
9回はミコライオを投入。いつものようになんだかんだありながらも無失点で優勝目指して追いすがる巨人にひやひやの勝利。高熱にも負けず、完璧な投球を披露したマエケンが15勝目をあげています。

菊池くんはついに2ケタ10本目の本塁打を放ちました。今日は犠打も決めて47個目。小技もパンチ力もあり、守備も頭抜けていて、ここのところ知名度もグッと上がった感じがします。特に軽快な守備で評価がうなぎのぼりですが、打撃でも2ケタ本塁打ということで評価が見直されされそうです。

試合結果
広島7-4巨人
前田健太 6回 被安打1 与四球2 奪三振8 自責点0 防御率1.86
菊池涼介 3打数 1安打 1本塁打 1三振 1犠打 1打点 打率.250
梵英心 4打数 3安打 1本塁打 1三振 1打点 打率.315
廣瀬純 3打数 1安打 1本塁打 1四球 3打点 打率.277

青山学院大学 男女とも首位

関東大学バレーボール秋季大会。台風の影響で日程が変更となった女子1部は青山学院大学が5連勝中の東海大学と対戦。青学大が厳しい戦いながらも3-1で競り勝ち、宇都宮大学をフルセットで下した嘉悦大学とともに3チームが5勝1敗で並ぶ混戦となっています。
現時点で、わずかにセット率の差で青学大が首位。2位が嘉悦大学、3位が東海大学で、上位リーグ戦進出をかけた4位は3勝3敗で並ぶ筑波大学と日本体育大学が争う形です。

試合結果 青山学院大学 5勝1敗
青山学院大学3-1東海大学
    (25-23)
    (25-23)
    (21-25)
    (25-17)


男子2部は3日目。青山学院大学は平成国際大学と対戦。3-0で圧勝し、3連勝となりました。法政大学が東京経済大学に、中央学院大学が立教大学に1セットを取られたため、3戦全勝で並ぶ、青学大、法政大、中学大、国士舘大学で唯一セットを失っていない青学大が首位に立ちました。

試合結果 青山学院大学 3勝
青山学院大学3-0平成国際大学
    (25-11)
    (25-15)
    (25-15)

アジア選手権 日本は準優勝

タイで開かれたアジア選手権。日本は準々決勝でイランと対戦。3-0のストレート勝ちを収めて準決勝へ。
準決勝では韓国と対戦。第2セットを落とし1-1となったところから、ミスが出た韓国から2セットを連取。3-1で勝利し、決勝へ進出しました。
決勝の相手は準決勝でフルセットの末に中国を下したタイ。日本は地元開催ということで勢いのあるタイに完敗。0-3のストレート負けを喫し、準優勝となりました。優勝したタイはベトナムで行われた2009年大会以来2度目のアジア女王となりました。
この結果、グラチャンのアジア出場枠はタイが獲得しました。日本としては地元開催のグラチャンでぜひリベンジを果たしたいところです。

試合結果
準々決勝 日本3-0イラン
     (25-16)
     (25-13)
     (25-11)

準決勝 日本3-1韓国
    (25-22)
    (19-25)
    (25-19)
    (25-20)

決勝 日本0-3タイ
   (22-25)
   (18-25)
   (17-25)

最終順位
1位 タイ
2位 日本
3位 韓国
4位 中国
5位 カザフスタン
6位 ベトナム
7位 チャイニーズタイペイ
8位 イラン
9位 オーストラリア
10位 インドネシア
11位 インド
12位 フィリピン
13位 ホンコンチャイナ
14位 モンゴル
15位 スリランカ
16位 ミャンマー    

2013年9月21日土曜日

青山学院大学-駒澤大学 1回戦 観戦メモ

9月19日に行われた東都大学野球、青山学院大学-駒澤大学の観戦メモです。
亜細亜大学に2試合続けて惜敗した後の一戦でした。
快晴の神宮球場。
 
先発は主将・齋藤くん。
 
齋藤くんの投球。
 
捕手は加藤匠馬くん。
 
駒澤大学の先発は今永投手。
 
4回に内野ゴロの間に先制されます。
 
後続は抑えて最少失点で切り抜けます。
 
5回に杉本くんの1発で同点に追いつきます。これがチーム初安打!

直後の6回に齋藤くんが被弾。再び1点差に。
 
6回途中から福本くんが登板。
 
福本くんの投球。
 
小気味よく三振を奪って無失点の力投。

7回に主砲・杉本くんが2打席連続本塁打。これがチーム2安打目!
 
再び同点に追いつきました。
 
8回に加藤匠馬くんがバント安打。これが悪送球を誘い2塁へ。

好機に佐野くんが会心の一打。
 
加藤匠馬くんの好走塁で適時打に。
 
チーム4本目の安打が決勝打。ニンマリの佐野くん。
 
試合はこのまま逃げ切り初勝利となりました。

試合の詳細は東都大学野球連盟の公式HPにて掲載されています。

2013年9月20日金曜日

杉本くん2打席連発 福本くん好救援

東都大学野球秋季リーグ。青山学院大学は駒澤大学と対戦。
序盤から劣勢の青学大。4回に先頭を四球で出すと、2塁打で無死2、3塁と大ピンチ。内野ゴロの間に1点を失い、先制されます。後続はなんとかしのいだ齋藤英輔くん。
粘りの投球に応えたい打線ですが、4回まで無安打沈黙。しかし、5回に4番の杉本くんが豪快な1発。チーム初安打が本塁打となり同点に。
しかし、貧打で苦しむ打線がつかんだ1点をすぐさま、本塁打で返され再び1点差に。ピンチを切り抜けても、リズムがつかめない齋藤くんに代えて、福本くんが登板。後続を抑えます。
7回は先ほど本塁打を放った杉本くんがまたも天晴な2打席連続の本塁打。2本目の安打も本塁打となり追いつきます。
8回。杉本くん以外もなんとか塁に出たいところで加藤匠馬くんがバント安打。これが悪送球を誘い、2死2塁。さらに、佐野くんが安打を放って、加藤匠馬くんが好走塁。一気に本塁に生還して逆転に成功します。
6回途中からマウンドに上がった福本くんは1安打、6三振を奪う好投で駒澤打線を封じ込め逃げ切り。わずか4安打ながら3得点と効果的な点のとり方で辛勝することができました。

試合結果 青山学院大学 1勝
青山学院大学3-2駒澤大学


第2試合の中央大学と拓殖大学の対戦は、序盤から拓殖大学ペース。2回に内野ゴロの間に1点を入れて先制します。中大は5回まで無安打と抑え込まれましたが、6回に初安打が出てから流れをつかみ、7回に適時打で同点、さらに2点本塁打で逆転すると、9回にも1発で2点を上げ快勝。2試合とも序盤攻めあぐんだチームが本塁打で勝利をつかんだ試合となりました。


2回戦は拓殖大学が着実に加点し、中央大学に勝利。1勝1敗としています。
青山学院大学は初回に2点を先制するも、先発の田中くんが2回に適時打で3点を失い、渡邊友太郎くんの本塁打で同点とした後の4回にも2点を奪われ、試合の主導権を握られます。
8回に渡邊友太郎くんが2塁打で出塁し、猪又くんの適時打で1点を返すも逃げ切られ、1勝1敗に。3回戦は日程の都合で27日に行われることになりました。

試合結果 青山学院大学 1勝1敗
青山学院大学4-6駒澤大学

2013年9月19日木曜日

阪神戦勝ち越し 菊池好守連発&ダメ押し犠飛

阪神との3連戦。2戦目の先発は10勝目を挙げた野村祐輔くん
初回に安打を許すも、三振で2死にしてこのままいけばと言うところで連打を浴びます。エルドレッドの守備の拙さも手伝って先制を許すと、リズムが狂ったのか死球に適時打と初回から散々な状況。
すぐにでも追いつきたい打線は四球にキラの安打で好機を作りますが、得点ならず。すると、2回にまたも2死から適時打を打たれてしまいます。いつもの粘りがない野村くん。ついには暴投までしてしまい、どうしてしまったんだろうという試合でした。
3回は3者凡退で抑えますが、4回につかまり7失点KO。後を受けた河内投手も前半戦で見せたような安定感はどこへやら5回に炎上して2失点。即2軍行きとなってしまいました。
打たれたら取り返すとばかりに奮起したい広島打線はまったく手も足も出ず。最終回に不振の廣瀬選手が意地の本塁打で1点を返すのがやっと。いやな感じで連勝がストップしてしまいました。

試合結果
広島1-9阪神
野村祐輔 3回2/3 被安打8 被本塁打1 与四死球2 奪三振2 自責点7 防御率3.74
菊池涼介 3打数 0安打 1四球 打率.247
廣瀬純 2打数 1安打 1本塁打 1三振 1打点 打率.277
キラ 3打数 2安打 1三振 打率.271

負けを引きずって連敗だけは避けたい3連戦の最終戦はバリントンが先発。
初回、1死から1発を食らって先制され、直後に2塁打と四球で1死1、2塁と苦しい立ち上がり。三振で2死にしたところで、勝負の打球は一二塁間へ。適時打コースの当たりでしたが、これを菊池涼介くが必死につかみ、一塁送球アウト。好守で崩れかかるバリントンを支えます。
なんとか追いつきたい広島は2回に、松山選手2塁打で好機を得ると、勝負強い梵選手がフルカウントから中前適時打。同点とします。
直後の阪神の攻撃は二ゴロ2つで2死から2塁打と四球で2死1、2塁のピンチ。これもまた菊池くん防いで得点を与えず、流れを引き寄せます。
3回に菊池くん安打にボーク、進塁打で2死3塁の好機や、5回にも菊池くん安打に暴投で2死2塁と得点機はあるものの、なかなか決定打が出ないもどかしい状況。
均衡が崩れたのが7回。木村選手安打に、石原選手犠打で1死2塁として代打・岩本選手。期待に応える一塁手強襲の一打でついに勝ち越しに成功。続けて赤松選手盗塁に四球、捕逸とドタバタしている隙を突いて、菊池くんがダメ押しの犠飛
8回からは永川投手、9回はミコライオがそれぞれ役割を果たして無失点。好守が光った広島が守備の乱れでボロボロの阪神に勝利。昨日の大敗にも連敗せずに阪神戦も勝ち越し。上位2チームとの6連戦を5勝1敗と好成績で乗り切りました。

試合結果
広島3-1阪神
バリントン 7回 被安打4 被本塁打1 与四球3 奪三振4 自責点1 防御率3.37
菊池涼介 3打数 2安打 1打点 打率.249

2013年9月18日水曜日

準々決勝はイランと対戦

アジア選手権は順位決定予備戦が行われ、日本は地元・タイに敗れたものの、カザフスタンに勝利。勝敗数、セット率とも3チームが並びましたが、得点率で2チームを上回りました。この結果、準々決勝は別組で4位だったイランとの対戦が決まりました。

試合結果 日本 2勝1敗
日本1-3タイ
(15-25)
(23-25)
(25-23)
(28-30)

日本3-1カザフスタン
(25-15)
(25-15)
(24-26)
(25-12)

大竹完投勝利 石原先制適時打&サヨナラ弾

6連勝中と勢いに乗る広島は本拠地・マツダスタジアムで阪神と3連戦。初戦は大竹寛投手が先発。
立ち上がり安打で走者を出すものの併殺に打ち取り無失点。広島打線は丸選手2塁打菊池くん犠打で、1死3塁といつもの展開で先制を目論見ますが中軸が凡退してこちらも0点。
両先発の投げ合いが続く中で、好機をつかんだのが広島。4回にエルドレッド内野安打に2つの四球で2死満塁。石原選手が渋い内野安打先制に成功。
大竹投手は非常に安定した投球でしたが、6回に先頭打者に粘られて四球と安打。菊池くんの攻守で遊失策の当たりを二ゴロにしますが、1死2、3塁とこの試合初めてピンチを迎えると、二ゴロの間に1点を献上。同点とされます。
両軍なかなか先発投手を打ち崩せないまま、8回に大竹投手が3塁打を打たれ勝ち越しのピンチを迎えましたが、三振にしとめて得点を与えません。一方、阪神は好投のメッセンジャーを交代。これで流れが広島に来ました。2死から四球2つと松山選手安打で満塁の好機。ここは得点できなかったものの、9回も続投した大竹投手の力投に応えるべく、最終回先頭の石原選手が初球をたたいてサヨナラ本塁打。先発投手の交代が明暗を分けた戦いとなりました。
これでチームは破竹の7連勝という快挙。秋にこんなに勝つとは誰も予想できなかった状況で、16年ぶりのAクラスとともに借金返済もみえてきました。

菊池くん。今日は安打は出ませんでしたが、犠打1つ追加で46個目。リーグ首位の座は確定的でしょうか。また守備でも二ゴロ量産で、放送中でも話題が出ていましたが、捕殺数日本記録の可能性も出てきています。両方とも地味でタイトルとは直接関係がないのですが、2番打者・二塁手として出場している選手としては攻守に優れたすばらしい記録です。ぜひこのままけがなく、記録達成を成し遂げてもらいたいです。

試合結果
広島2-1阪神
大竹寛 9回 被安打4 与四球1 奪三振6 自責点1 防御率3.40
菊池涼介 3打数 0安打 1三振 1犠打 打率.248
石原慶幸 4打数 2安打 1本塁打 1三振 2打点 打率.261
 

2013年9月17日火曜日

鈴木誠也初安打は初適時打 小窪猛打賞で6連勝

地元広島での巨人との3連戦最終戦。先発は中村恭平くん
初回にいきなり2者連続四球と課題の制球難でピンチを招いたきょんぺいくん。たまらず野村監督がじきじきにマウンドへ駆け寄り、檄を飛ばします。以前も泥だらけになった時に自らタオルを持って、きょんぺいくんのユニフォームを払っていたことがありましたが、相当期待している表れなのかもしれません。このピンチは149キロのストレートで併殺をとり、なんとか無失点とします。その裏の広島も2つの四球で好機を得ますが、こちらも併殺で無得点。
2回は安打を許すも小窪選手好守と併殺でしとめ、3回も四球2つで2死1、3塁となりますが無失点。ギリギリのところできょんぺいくんが踏ん張ります。なんとか大量得点を取って楽にしてあげたいところですが、打線もちぐはぐで点が取れず。きょんぺいくんは4回に先頭打者へ本日5つ目の四球を与えたところで降板させられました。以前も無失点ながら四球の多さから降板させられたことがありましたが、今回も同じような形となりました。代わった今村投手はピンチを招きましたが、梵選手好守で無失点。
その裏、梵選手が内野安打で出塁しますが、併殺で2死に。またも無得点かと思いきや、ここから小窪選手倉選手連打で2死1、2塁の好機。代打の鈴木誠也くんがお待ちかねのプロ初安打。しかも初適時打となり1点を先制しました。
しかし5回に登板した今井投手が菊池くんスライディング邪飛などで2死をとってから本塁打を打たれて同点に。その後もピンチの連続でいつ打たれてもおかしくないギリギリの戦いが続きます。味方打線は5回以降沈黙。圧倒的に巨人優勢で試合は進みますが、なぜか点が入らない巨人。
一方、広島は8回に丸選手安打で出塁。菊池くんが進塁打で1死2塁。キラ右前安打に失策が絡んでなんと勝ち越しに成功。こうなれば押せ押せの打線はエルドレッド適時打で1点を追加。さらに四球2つで塁を埋めると好守が光った小窪選手猛打賞適時打を放ち4点目。このあと押し出しもあって5-1と終盤で大量点を得ます。
9回からはミコライオ登場。先頭打者を安打で出すと、ここから悪夢のようなミスの連発。投ゴロ併殺コースを木村選手が落球。その後四球で無死満塁とすると、暴投で5-2に。さらに四球で満塁継続。三ゴロは落球もあり併殺が取れず1点許し、さらに犠飛で1点。5-4と適時打こそ出ていないものの、嫌な流れ。今までの巨人戦を考えれば同点延長、またはサヨナラ負けも覚悟しなければならない展開でしたが、ここでミコライオがなんとか三振を取って、試合終了。快勝するはずが案に相違して薄氷の勝利ではありましたが、あの巨人相手になんと3タテ。連勝を6に伸ばして、Aクラスが現実味を帯びてきました。ただ、まだまだ阪神・巨人との試合が4試合ずつ、4位の中日とも4試合が残っているだけに楽観はできません。

今年1番の期待の新人、鈴木誠也くんが見事3打席目にして初安打、初適時打を打って、初ヒーローとなりました。2球続けてボールとなったところで甘い変化球を痛打。左前に運んで送球も逸れたことがあり、小窪選手が生還。記念すべき一打に球場も沸きました。

試合結果
広島5-4巨人
中村恭平 3回0/3 被安打1 与四球5 自責点0 防御率3.96
菊池涼介 3打数 1安打 1犠打 打率.250
小窪哲也 4打数 3安打 1打点 打率.241
鈴木誠也 1打数 1安打 1打点 打率.333

2013年9月16日月曜日

アジア選手権 予選ラウンド1位通過

バレーボールアジア選手権が開催されています。各大陸選手権は2年に1度開催され、ワールドカップやグラチャンの予選会を兼ねた世界ランキングにも影響を与える重要な大会となっています。
今大会はタイで行われており、日本は予選ラウンドを3戦全勝で1位通過しました。日本の相手はベトナム、インドネシア、ホンコンチャイナで世界選手権アジア最終予選でも対戦したベトナムがやや手ごわい印象でした。
長期の連戦となるため、予選ではいろいろな選手を起用しての戦いとなりましたが、ベトナム戦での16失点が最多失点で、多くのセットでは2桁得点も許さない試合でした。

試合結果 日本 3勝
日本3-0ベトナム
(25- 6)
(25-13)
(25-16)

日本3-0インドネシア
(25- 6)
(25-11)
(25- 9)

日本3-0ホンコンチャイナ
(25-10)
(25- 7)
(25-11)

2013年9月15日日曜日

マエケン・今村完封リレー 菊池ダメ押し3点適時打

初のCS進出へ向けて4連勝中の広島。今日は中4日でエース・マエケンを投入。
初回、先頭打者をいきなり三振し、続けて二ゴロ、三振と絶好調な様子のマエケン。
打線も丸選手安打に、菊池くん犠打といつもの展開で、好機を作りますが無得点。しかし、今日も押せ押せムード。
2回には先頭の梵選手2塁打木村選手バント安打に四球で無死満塁。打撃もすばらしいマエケンは難しい球でも確実に打ち返して適時打。自ら先制点をもぎ取ります。続く丸選手も初球を負けじと2点適時打キラ犠飛もありこの回4点の猛攻。もうこの時点でマエケンの勝ちはほぼ確定でしたが、なおも4回、丸選手猛打賞の3安打目で出塁すると、菊池くが今日2個目の犠打。2死2塁の場面でエルドレッド適時打を放ち、5点目。
7回にはエルドレッド安打から始まり、梵選手猛打賞適時打木村選手安打でつないで、さらに死球で1死満塁。代打の鈴木誠也くんは残念ながら三振でしたが、押し出しがあり、なおも2死満塁。菊池くんはあっさり追い込まれますが、3球続けてボールでフルカウント。2者連続押し出しはできないど真ん中のストレートを逃さず走者一掃の3点適時打。十分すぎるダメ押しでした。
8回に木村選手も3本目の安打を打ち、猛打賞が3人。15安打で10得点と巨人相手とは思えない大勝。
マエケンも7回を87球。被安打は4回の2本だけの無失点と好投。中4日ということもあり、8回からは今村投手に任せましたが、こちらも1安打無失点とすばらしい出来。完封勝利でマエケンはリーグトップの14勝目。チームも5連勝と9月とは思えない快進撃。今年こそはこのまま突っ走れるでしょうか。

菊池くん。犠打のサインが出ればやるだけ、走者も助けてくれると思って楽にしてポンとやってますとのことですが、今日もあっさり2犠打。丸選手が出塁していることが大きいですが、犠打のうまさはほれぼれします。好機でも見事な適時打で大活躍。菊丸2人が活躍していると本当にチームに活気が出ます。

試合結果
広島10-0巨人
前田健太 7回 被安打2 与四球2 奪三振4 自責点0 防御率1.93
菊池涼介 2打数 1安打 2犠打 1四球 3打点 打率.249
丸佳浩 4打数 3安打 1四球 3打点 打率.269
梵英心 4打数 3安打 1打点 打率.313
木村昇吾 4打数 3安打 1犠打 打率.341

嘉悦大にストレート負け 3つ巴の混戦に

関東大学バレー秋季リーグ。女子1部の青山学院大学は嘉悦大学と日本体育大学と対戦。
嘉悦大とは競った試合となりましたが、ストレート負けを喫し、今季初の敗戦。続く、日本体育大学戦は1セットを奪われ、苦戦しましたが勝利。通算4勝1敗となりました。
リーグ戦は東海大学が東京女子体育大学に、嘉悦大学が日本女子体育大学にそれぞれ先に2セットを奪われながら逆転勝ちしています。
15日現在の順位は東海大学が5連勝で首位。青山学院大学と嘉悦大学が1敗で後を追う展開で、上位3チームが抜けている状況です。

試合結果:青山学院大学 4勝1敗
青山学院大学0-3嘉悦大学
    (22-25)
    (21-25)
    (22-25)

青山学院大学3-1日本体育大学
    (25-13)
    (23-25)
    (25-22)
    (25-23)
    

なお台風の影響で16日に行われる予定だった東海大学との首位決戦は延期となりました。

キラ特大本塁打でバリに勝ち星 鈴木誠也初打席

ヤクルトとの3連戦を全勝して勢いに乗る広島。本拠地に帰ってきての巨人との3連戦。先発はバリントン
立ち上がりにいきなり満塁の大ピンチを招きますが、一瞬ヒヤッとする大きなあたりも左飛にしとめて無失点。ここを抑えられたのが大きかったです。
2回に2塁打と犠打で1死3塁。投手相手に前進守備を抜かれて先制を許しますが、3回は連続三振を奪って1点差を保ちます。
打線は3回2死から四球と菊池くんフルカウントから甘い球をしとめて左安打で好機を作ると、キラが初球から鋭い打撃。看板直撃の逆転3点本塁打を放って、助っ人外国人としての役割を果たしてくれました。
6回に本塁打で1点差とされますが、その裏すぐに死球と失策から無死1、3塁の好機をもらうと、梵選手適時打で突き放します。この後、犠打で1死2、3塁としますがここであと1本が出なかったことはちょっと気がかりです。
7回からは横山投手永川投手ミコライオがそれぞれピンチを背負い、いつも見せられている逆転劇にビクビクでしたが、なんとか逃げ切り、4連勝。目下の好敵手・中日とは3.5ゲーム差となりました。

今日はドラフト2位の鈴木誠也くんが1軍初出場。代打での出場はあわや右前安打となるかという二ゴロ。惜しくも初安打とはなりませんでしたが、素質は十分。すぐにでも活躍しそうな雰囲気があります。
先輩の菊池くんはいいところでいい活躍ができました。2死からでも丸選手、菊池くんとつないでいけば何かが起こるかも。そんな期待が持てます。

試合結果
広島4-2巨人
バリントン 6回 被安打6 被本塁打1 与四死球2 奪三振6 自責点2 防御率3.46
菊池涼介 3打数 1安打 1三振 1犠打 打率.248
キラ 3打数 1安打 1本塁打 1三振 1四球 打率.272
梵英心 4打数 2安打 1三振 打率.307

2013年9月12日木曜日

野村祐輔プロ初本塁打で悲願の10勝目

ヤクルトとの神宮3連戦最終戦。先発は2桁勝利がかかる野村祐輔くん
初回から好調な打線が野村くんを援護。死球で1死1塁から3番のキラが鋭い当たりで2点本塁打で先制。さらに2死後に四球で2死1塁から梵選手2塁適時打で3点リードに。
しかし、大事な試合で野村くんもピリッとしません。先頭打者を四球で歩かせると、1死2塁から甘いど真ん中の球で本塁打を食らって1点差に。この後も四球を出し、併殺に打ち取るものの、初回に2つの四球といただけません。
1点差に詰め寄られた2回に野村くん安打丸選手2塁打で1死2、3塁。菊池くん犠飛を打ち上げて、再び2点差にします。3回には失策と死球で2死1、2塁と好機をもらって野村くんプロ初本塁打を叩き込み、3打点。リードを5点に広げて優位に立ちます。
なおも、攻める手を休めない打線は続く4回には菊池くんキラ連続安打で1死1、3塁。松山選手のあわや本塁打という大きな適時打に、梵選手犠飛、さらに木村選手適時打とこの回も3得点。好調な3人がそれぞれ打点を挙げます。
6回にはエルドレッドが快進撃の3試合連続本塁打、8回には菊池くん9号本塁打ともうおなかいっぱいの花火大会。12点と大量得点でした。
野村くんは6回に本日2本目の本塁打を打たれてしまいますが、大量の援護に支えられて勝ち投手の権利を得ます。7回からは今井投手が後を受け3者凡退。8回に河内投手が登板しますが、2失点。点差はありましたが、ひやひやの投球。9回は久本投手がきっちり3人で締めて試合終了。野村くんは去年どうしてもあげることができなかった2ケタ10勝目を打線の援護もあって達成することができました。

このところ打撃不振の菊池くんでしたが、今日は驚きの本塁打が飛び出しました。まったく打てていなかっただけに内野安打でもいいから出て欲しいと思っていると、こういうことが起きます。改めて、そういえばそういう打者だったなと、不意打ちの本塁打に感心させられます。これで今期9号。気がつけば2ケタ本塁打まであと1つ。達成してもらいたいところですが、期待すると出ないものなので、まずはコツコツ内野安打や犠打から、得点につなげる役割を果たして、勝利に貢献して欲しいです。

試合結果
広島12-6ヤクルト
野村祐輔 6回 被安打4 被本塁打2 与四球4 自責点4 防御率3.50
菊池涼介 3打数 2安打 1本塁打 1死球 2打点 打率.248
野村祐輔 3打数 2安打 1本塁打 1三振 3打点 打率.114 
キラ 4打数 3安打 1本塁打 1四球 2打点 打率.271
エルドレッド 5打数 1安打 1本塁打 1三振 1打点 打率.240

エルドレッド猛打賞 大竹7回1失点

し烈な3位争いのなか、負けられない戦いが続く広島の先発は大竹寛投手
初回。先頭打者への四球から2死2塁でバレンティンと対決するもここは抑えます。
打線は2回に急浮上の4番・エルドレッド内野安打で出塁。四球もあり2死1、2塁の好機で新人・上本選手が鮮やかな中前安打。1軍での初安打・初打点を記録。貴重な先制点となりました。
2回裏もやや不安定な大竹投手ですが無失点。すると、3回に味方打線が爆発。先頭の丸選手内野安打菊池くん犠打で好機を作ると、梵選手エルドレッドと立て続けに適時打。さらに死球で2死1、2塁で昨日のヒーロー石原選手2点適時打。一気にヤクルトを引き離します。
5回にはエルドレッドがここ4試合で4本目となる本塁打を放ち、猛打賞。打率も急上昇しています。
大竹投手は6回、バレンティンにプロ野球記録に並ぶ本塁打を打たれますが、失点はこの1点のみ。9回にミコライオが炎上しかけましたが、ここも1失点で切り抜け、苦手の神宮で連勝。投打がよくかみあった試合でした。

試合結果
広島6-2ヤクルト
大竹寛 7回 被安打5 被本塁打1 与四球3 自責点1 防御率3.55
菊池涼介 4打数 1犠打 打率.245
エルドレッド 4打数 3安打 1本塁打 1三振 1四球 打率.242
梵英心 5打数 2安打 打点1 打率.304

2013年9月10日火曜日

本塁打攻勢で快勝 マエケン13勝目

Aクラスを賭けて、最下位ヤクルトと対戦。取りこぼしが許されない初戦の先発はエース・マエケン
立ち上がり、いきなり2塁打に犠打で1死3塁。内野ゴロで本塁生還を阻止し、2死1塁でいけるかと思いましたが、バレンティンに完全なつり球でしたが本塁打を打たれ、先制を許します。正直、あの球を打って、本塁打は不運としか言いようがない思います。
マエケンが打たれたことで、打撃戦にもっていきたい広島打線は失点直後の2回。先頭の松山選手安打で出塁すると、死球と犠打で1死2、3塁と好機を作り、石原選手同点適時打。3回も2死から松山選手が振り逃げで出塁すると、失策と梵選手安打で2死1、3塁。ここ一番で打つ印象が強い木村選手適時打。さらに前の回に適時打を放った石原選手がなんと3点本塁打で一挙4点。試合をひっくり返します。
4回にも四球に犠打に失策と、ボロボロのヤクルトバッテリーを攻め、好調エルドレッド適時打。やりたい放題の広島打線はエルドレッドが盗塁を決め、盛り上がります。
大量リードをもらったマエケンは不調ながらも踏ん張り、6回に1点を失うものの、勝ち投手の権利を得て降板。7回は永川投手、8回は横山投手、9回は今村投手と危ない場面もありながらも無失点。
打線は7回、9回にキラエルドレッドにも本塁打が飛び出し、9得点で快勝。マエケンは投球内容自体は不本意ながらも13勝目で最多勝部門でリーグタイとなりました。

菊池くんについては今日はあえて触れません。チームが勝てたことが一番です。
2軍では福井優也くんが後半ピンチの連続だったようですが先発8回を無失点と好投し、勝ち投手になったそうです。今期、1軍昇格ラストチャンスがあるでしょうか?

試合結果
広島9-3ヤクルト
前田健太 6回 被安打9 与四球1 奪三振4 自責点3 防御率2.02
菊池涼介 4打数 3三振 1犠打 打率.247
石原慶幸 3打数 2安打 1本塁打 1四球 5打点 打率.262
エルドレッド 5打数 2安打 1本塁打 2三振 1盗塁 2打点 打率.230
キラ 3打数 1安打 1本塁打 1三振 1打点 打率.261

2013年9月8日日曜日

タイを下して全勝 アジア選手権へ弾み

世界選手権アジア最終予選の最終戦はタイとの全勝同士の対決。すでに世界選手権の出場権は獲得手いるものの、アジア選手権の前哨戦としても重要な戦い。
日本は五輪メンバーを外して若手主体のスタメン。
第1セットは終盤までもつれる展開。日本は左腕の長岡選手(久光製薬)にトスを集めて得点を挙げます。タイは肝心なところでミスが出て、リズムに乗れず、接戦で日本が第1セットをとります。
第2セットも競った展開となりましたが、宮下選手(岡山)は勢いのある長岡選手へトスを上げ続けて、このセットも連取。
第3セットは序盤に好調の平井選手(久光製薬)を使って得点を稼ぎます。岩坂選手(久光製薬)もサーブにブロックに貢献。長岡選手はこのセットも止まらずにタイを圧倒。ストレート勝ちで今大会は全勝となりました。

新戦力で臨んだタイ戦。突出した出来を見せたは長岡選手でした。序盤競った展開でよくスパイクを決めて、勝利を引き寄せました。またセンター陣も活躍。サーブ、ブロックに高い決定力を見せています。一方、レフト2人はレシーブに四苦八苦。苦しい場面で決めきれずにトスを呼び込むことができないまま、長岡選手だけが目立ってしまう結果に。
佐藤選手はたた一人のリベロ登録だっただけに、全日本残留をアピールする絶好の機会でしたが、期待に反する内容だった気がします。凡ミスが多く、つなぎもまだまだという印象。木村選手、新鍋選手が抜けた後の守備の要として、石井選手、近江選手を引っ張らなければならなかったのですが、連携がうまくいっていませんでした。

ワールドグランプリ、世界選手権アジア最終予選と続いて試合が行われて、疲労もたまっているところですが、今月はさらにアジア選手権もあり、アジア女王の座を取るために今後課題をどう修正していくのか気になるところです。

試合結果
日本3-0タイ
(25-23)
(25-21)
(25-10)

投手陣崩壊で大敗

横浜との今期最終戦。先発は前回好投した今井啓介投手
初回いきなり先頭打者に死球。犠打で2死2塁の場面で失投し、先制適時打を打たれます。3回も先頭打者を安打で出して失点。今日の今井投手は冴えませんでした。
5回からは久本投手でしたが、四球と2塁打でピンチを背負うと、1発を食らって3失点。7回の上野投手も変わった直後に被弾。さらに連打に四球と大荒れで、適時打でこれまた3失点と炎上。
8回からは中村恭平くん。制球が悪く、球がバラバラ。先頭打者を打ち取ったかと思いましたが、これが内野安打となり、直後に本塁打を打たれ2失点。その後も走者を出しましたが、ボール球を打ち損じてくれたおかげで併殺。今日は中継ぎ陣が総崩れで試合になりませんでした。
一方の打線は5回に菊池くんが久々の安打。フェンス直撃の2塁打で好機を作ると、松山選手も安打で続き、無死1、3塁。前日の殊勲者エルドレッドが倒れますが、キラ犠飛を打って1点。今日の打線はこれがやっとでした。
中日が負けたため、再び3チームが2ゲーム差となる混戦。来週からは天敵の巨人との対戦があるだけに、横浜戦で勝ち越せなかったのはとても痛いです。

試合結果
広島1-10横浜
今井啓介 4回 被安打5 与四死球2 奪三振4 自責点2 防御率3.86
菊池涼介 4打数 1安打 打率.249

東都野球&関東大学バレー 青学大結果

東都大学野球は亜細亜大学との2戦目。
初回にいきなり先制され苦しい展開でしたが、これ以降先発の田中投手が好投。失点はこの1点のみでした。
一方の打線は亜大・山崎投手に完璧に抑え込まれ、完封負け。きっちり好機に得点を挙げられる亜細亜大学に連敗。いずれも1点差だっただけに勝ちたい試合でした。

試合結果 青山学院大学 2敗
青山学院大学0-1亜細亜大学


関東大学バレーボールは女子が3日目。青山学院大学は第3セットこそ落としたものの、磐石の試合運びで勝利し、3連勝。連覇に向けて好スタートを切っています。
一方、嘉悦大学が東京女子体育大学に勝利し、東女大は3連敗となりました。

試合結果 青山学院大学 3勝
青山学院大学3-1筑波大学
    (25-20)
    (25-20)
    (21-25)
    (25-19)


男子2日目は春はフルセットの末敗れた相手、日本大学との対戦。第1セットを簡単に取ったものの、続く2セットは接戦に。なんとか勝利し開幕2連勝。女子同様手ごたえのある好スタートです。

試合結果 青山学院大学 2勝
青山学院大学3-0日本大学
    (25-12)
    (25-22)
    (25-23)

エルドレッド&バリントン 両外国人が大活躍

3チームが2ゲーム差でひしめき、3位争いは混沌としている中での直接対決。先発はバリントン
初回に丸選手安打菊池くん犠打で1死1、2塁と定石どおりの攻めを見せる広島は、3番の梵選手適時打が生まれ、先制。さらにこの日、不調のキラに代わって、前回の試合で猛打賞と復活の兆しを見せるエルドレッドがきっちり適時打。4番の仕事を果たします。
3回には1死後にエルドレッドが久々の本塁打。キラ登場後、存在感がなくなっていたエルドレッドですが、やはり長打力は魅力です。この回は石原選手誕生日適時打で着実にリードを広げます。
5回にもまたまたエルドレッド特大本塁打。いずれも走者がいないのが残念ですが、2本連発で5点目。試合を決める1発でした。
バリントンは5回裏に木村選手の失策から死球などもありピンチを招きますが、犠飛での1失点に抑えて、7回を自責点0とすばらしい投球。後を受けた永川投手ミコライオもセットアッパー、守護神としての役割を果たしてくれました。この試合を落とせば1ゲーム差となるだけに、重要な一戦をバリントン、エルドレッドという外国人選手の活躍で勝利をつかみ、まだまだ3位死守への力は残っているようです。

菊池くんは昨日の失策から沈黙しています。犠打で先制の好機を作りましたが、それ以降は無安打。三振も2つ追加でワースト2位と1個差です。他の選手と違って、横浜に対しては相性があまりよくない様子ですが、苦手な相手を作るのは良くないので、明日こそ打ちまくって欲しいところです。

試合結果
広島5-1横浜
バリントン 7回 被安打7 与死球2 奪三振7 自責点0 防御率3.48
菊池涼介 4打数 0安打 2三振 1犠打 打率.249
エルドレッド 4打数 3安打 2本塁打 1三振 3打点 打率.224

大学バレー男子も開幕 青学大は白星発進

関東大学バレーボールは男子が開幕。2部の青山学院大学は春季8位の亜細亜大学と対戦。奇しくも東都大学野球と同じ学校との初戦となりましたが、バレーでは圧勝、開幕戦を白星で飾りました。他の上位校もすべてストレートの順当勝ちでした。

試合結果 青山学院大学 1勝
青山学院大学3-0亜細亜大学
    (25-23)
    (25-17)
    (25-20)


同じく女子は2日目。1部の青山学院大学は宇都宮大学と対戦。実力の差を見せつけストレート勝ち。2勝目を挙げました。一方、春季2位の東京女子体育大学はこの日も日本女子体育大学にストレート負け。開幕2連敗と出遅れました。

試合結果 青山学院大学 2勝
青山学院大学3-0宇都宮大学
    (25-14)
    (25-13)
    (25-19)

東都大学野球 秋季リーグ開幕

東都大学野球の秋季リーグが開幕しました。
青山学院大学の初戦は春季リーグの覇者、全日本大学選手権準優勝校の亜細亜大学。
試合は5回に青学大が指名打者の渡邊友太郎選手の3塁打から加藤匠馬選手の適時打で先制。しかし、6回と7回に被弾し逆転され、9回に安田紘規選手の本塁打で1点差と迫るも2-3で敗れました。
青学大の齋藤英輔投手と藤本投手は亜細亜大から10奪三振の力投、4安打に抑えたものの、本塁打2本に屈しました。打線は実に倍以上の9安打を放ちましたが、あと1本が出ず。悔しい開幕戦となりました。

試合結果 青山学院大学 1敗
青山学院大学2-3亜細亜大学

世界選手権出場権獲得

世界選手権アジア最終予選。日本はオーストラリアと対戦。
第1セット、序盤は宮下選手(岡山)のトスが合わない場面が見られましたが、岩坂選手(久光製薬)のサーブが効いてリードを奪います。平井選手(久光製薬)がブロック、移動攻撃、サーブと着実に加点して優位に試合を進めますが、コンビはなかなか合いません。中盤には木村選手が違和感を訴えて交代。新鍋選手も出場できない状況で心配です。終盤にかけて平井選手のブロック、宮下選手のブロックとサーブで得点を挙げ、危なげなく第1セットを取りました。
第2セット。序盤はローク選手の強打が炸裂。新鍋選手と木村選手という守備の軸を失った日本はつなぎが悪く失点を重ねます。サーブで崩され、流れはオーストラリアに傾きますが、ここでも平井選手が踏ん張ります。石井選手(久光製薬)が連続ポイントで逆転に成功。その後も石井選手のスパイク、平井選手のブロック、途中出場の長岡選手のスパイクで着実に得点を重ねて2セットを連取。
第3セットは決定力不足の江畑選手に代えて、長岡選手がスタメン出場。中盤に宮下選手のサーブで大量リードを奪い、その後もサイドアタッカーを中心に得点。最後は木村選手がピンチサーバーで出場し、相手レシーブを翻弄。圧勝で世界選手権出場権を獲得しました。

今日の試合は主力選手がいない中で若手サイドがよく得点を挙げていました。特に途中出場の長岡選手は前衛でも後衛でもすばらしいスパイクで高い決定率でした。また、平井選手が要所でブロック、速攻、移動攻撃にサーブとすべての面で光っていて、このことがサイドの選手の負担を減らせた要因となった感じです。
一方、課題も多い試合でした。江畑選手の今大会での不調ぶりはひどい状態で、今日も気持ちよく打てたスパイクは1、2本ほど。決めて欲しいところで決めきれず、長岡選手に交代させざるを得ませんでした。
また、佐藤選手もレセプションはまずまずですが、ディグでは相手のチャンスになることがしばしばありました。また拾えるボールでも動けずにいて、守備範囲が極端に狭く感じられました。攻撃ではいい面も見られた石井選手、近江選手もサーブレシーブでは崩され、全日本での試合になれていないこともあって守備位置が重なったりして、つなぎがボロボロ。宮下選手があちこち動いて苦しいトスを上げていました。
明日は今大会で唯一世界大会で結果を残しているタイとの一戦。主力が不調な中で、若手がどこまでアジアの強敵に通じるのか注目です。

試合結果
日本3-0オーストラリア
(25-12)
(25-15)
(25-11)

2013年9月7日土曜日

被弾、被弾、被弾、被弾で連敗

エース・マエケンで勝利し、勢いに乗って連勝で3位固めに入りたい中日、横浜戦。
中日戦の先発は大竹寛投手。初回は3者凡退と好スタートでしたが、3回に四球で走者を出すと、続いて決め球が完全に甘く入ってしまい2点本塁打。先制されます。
その裏、広島は丸選手安打で出塁、菊池涼介くんが高めの球をうまく当てて左中間への2点本塁打。試合を振り出しに戻します。
しかし、この日の大竹投手はあてになりませんでした。同点に追いついてもらった直後の4回に菊池くんの守備範囲に助けられて1死後、連打で1死2、3塁。1塁への邪飛も菊池くんが捕りにいって2死までもっていってから左翼へ適時打を食らいます。エルドレッドの守備も悪かったのですが、判っていて左翼に入れているわけですから、それを責めても仕方ありません。
5回に梵選手の安打と四球で2死1、2塁でエルドレッド。いつもなら三振して終わりそうな場面ですが、今日のエルドレッドは後がないことがわかっているのか、ここで適時打。1点を返して、まだまだ追いつける展開。
6回は2死1、2塁と走者を出すものの得点に結びつかない広島打線。7回もエルドレッドが猛打賞となる3安打目を記録しますが、後が続かず。
すると7回から登板した今村投手が8回に1死から安打を打たれて、さらに本塁打。一気に3点差となり苦しくなります。その後を2者連続三振だっただけに、もったいない投球でした。
9回は昇格してきた上野投手ですが、完全に敗戦処理といった様相。ここでも2点本塁打を食らい、白けた試合になってしまいました。

試合結果
広島3-8中日
大竹寛 5回 被安打5 被本塁打1 与四球1 奪三振2 自責点4 防御率3.67
菊池涼介 4打数 2安打 1本塁打 1犠打 2打点 打率.252
エルドレッド 3打数 3安打 1四球 1打点 打率.211


つづく横浜戦の先発は野村祐輔くん。3位争いで絶対に負けたくない初戦でした。
初回に菊池くん松山選手連打に四球で1死満塁の好機。しかしここで適時打が出ず。結局押し出しでもらった1点どまり。このところなかなか打って欲しいところで打てない打線は今日も苦戦を予感させます。
野村くんは1回に四球、2回に2塁打と走者を背負いますが、無失点。4回には菊池くんが失策しますがこれも大事に至らず。しかし、5回に先頭打者を内野安打で出すと、あれよあれよと言う間に2死2、3塁。ここで初球のストライクを取りにいった球を狙われ、適時打を食らってしまい逆転を許します。
1回に相手先発を引きずりおろす絶好の機会があったにもかかわらず、打てなかった打線。そこまでいい投手ではないはずですが、2回からは3度の併殺と助けてしまいトントンと7回まで来てしまいます。
7回にようやく岩本選手の安打に、代走の赤松選手が足を絡めて2死3塁の好機。しかしここでも適時打は出ません。
するとここまで5回以外は安定していた野村くんが耐え切れず、四球に犠打に安打で1死1、3塁。投手に代えて代打で甘い初球を狙い撃ち。3点本塁打となり勝負を決められたかに思えました。しかし、この代打采配は敵ながら見事でした。
8回はなにかと縁がある気がする山口投手が出てきて、安打に四球で1死1、2塁。ここでこの日2安打と当たっている松山選手がやってくれました。左翼ギリギリの3点本塁打で1点差。山口投手をあっさり引っ込めた横浜。しかし、その後も四球と石原選手の安打で2死1、2塁と攻め、木村選手に期待がかかりますが適時打は出ず。適時打欠乏症は続いています。
9回は天谷選手が四球で出塁。犠打と進塁打で2死3塁と同点への最後の好機に菊池くんが登場しますが、あえなく中飛で試合終了。痛い連敗で気づけば横浜が2ゲーム差。今年も謎の5位力発動、やっぱりあと一歩で終わってしまうのでしょうか?

菊池くんは連続して安打が出ています。初回は押し出し先制のきっかけになるました。しかし、その後は失策をきっかけに沈黙。8回も2人が出塁したあとで1本が出ていれば満塁でしたし、最終回もあそこまで来たからには打ってヒーローになってもらいたかったところですが、残念です。
中日戦では体で打球を受ける場面も見られましたが、やはり正面の強い当たりでの守備はちょっと気がかりです。

試合結果
広島4-5横浜
野村祐輔 7回 被安打6 被本塁打1 与四球2 奪三振1 自責点5 防御率3.38
菊池涼介 4打数 1安打 1三振 1四球 1失策 打率.252
松山竜平 4打数 3安打 1本塁打 3打点 打率.297

2013年9月5日木曜日

ミス連発もベトナムに勝利 2連勝

世界選手権アジア最終予選の第2戦目はベトナム。
スタメンには石井選手、平井選手(久光製薬)や橋本選手(JT)を起用。主力の江畑選手、岩坂選手、宮下選手を温存します。
第1セットは動きが鈍いベトナムを圧倒。2桁得点を与えない完勝でした。
第2セットは序盤に石井選手がブロックにつかまり、木村選手がサーブレシーブをミス。2-5とリードされます。しかし、ベトナムもスパイクを連続ミスで逆転。このまま抜け出すかと思いきや、サーブレシーブの隊形がどうもおかしく、レシーブしない石井選手が狙われて同点にされます。ここで木村選手がスパイク、サーブにベトナムを崩して踏ん張り、逆転は許しません。ベトナムは粘りも出てきて、スワン選手の強打も出ますが、このセットも日本がとりました。
第3セット序盤から一進一退の攻防。お互いにスパイクミスを連発し、すっきりしない展開で日本は終盤までベトナムを引き離せません。平井選手、橋本選手のサーブに大竹選手(デンソー)のスパイクでようやく主導権を握り、ストレート勝ちしましたが、ミスがあまりに多い試合でした。

試合結果
日本3-0ベトナム
(25-9)
(25-16)
(25-20)

マエケン8回無失点で12勝目 菊池足で稼ぐ先制

雨で中止となった中日戦からスライド登板となったマエケンが先発。
初回から2者連続三振とすばらしい立ち上がり。打線も菊池涼介くん遊内野安打で出塁すると、丸選手右安打で3塁まで進塁。ここで中日側が暴投。すかさず菊池くんが本塁に突っ込んで先制します。
2回には木村選手内野安打マエケンがきれいな右前安打で1死1、2塁とつなぐと、天谷選手適時打が飛び出し、追加点。天谷選手もすばらしいのですが、その前にマエケンに安打が出ていたのが大きかったです。
3回に四球とポトリと落ちる安打に、梵選手の失策で1死満塁のピンチとなりますが、左飛に打ち取り、先ほど適時打を放った天谷選手好返球。本塁で走者を刺し、無失点。
その後も安定した投球を続けるマエケンは8回に1死から連打で1死1、3塁とピンチ。三飛の当たりを木村選手が落球しますが、2塁でアウトを取って2死1、3塁。このあと四球で満塁とピンチが広がりましたが、最後は一ゴロ。キラもよく守ってくれました。
8回裏は逆に広島が好機。キラの安打に、代走・赤松選手の盗塁。四球2つで2死満塁。ダメ押しの絶好機でしたが、ここは打てず無得点。
2点差の9回はミコライオが登板。この日は危なげなく3者凡退で締めて、完封リレー。3位争いの重要な一戦まず先勝することができました。

けがをしてから調子を落としてた菊池くんでしたが、守備での動きが良くなったことから打撃も調子を戻してきたようです。この日も先制のきっかけとなる内野安打に暴投の隙を見逃さずに本塁へ駆け込む好走塁。安打も2本と打率が一時.250となりました。守備でも4回にマエケンが一ゴロの打球を弾いてしまう場面でスササッと忍び寄って好送球。二ゴロにしていました。
一方、他の野手陣は外野が天谷選手、松山選手と好守を見せてマエケンを守り立てましたが、内野がバタバタ。木村選手が後逸や落球とらしからぬプレー、梵選手も失策があり、マエケン自身も危ない打球処理が2回ありました。いずれも大事には至りませんでしたが気になるところではあります。

試合結果
前田健太 8回 被安打5 与四球2 奪三振6 自責点0 防御率1.92
菊池涼介 4打数 2安打 打率.249
木村昇吾 2打数 2安打 1四球 1失策 打率.348 

チャイニーズタイペイにストレート勝ち

2014年に開催される世界選手権のアジア最終予選。日本では5チームが対戦。上位2チームが本大会の出場権を獲得できます。日本の初戦はチャイニーズタイペイ。2006年の世界選手権本大会では初戦で対戦して、日本が敗北。旋風を巻き起こしたチームだけに勢いに乗せてはいけません。
第1セット。チャイニーズタイペイ、日本ともにミスが目立つ序盤。チャイニーズタイペイの粘り強いレシーブに日本は江畑選手(日立)のバックアタックを中心に攻めていきますが、これが決まらず。9-11とリードされます。日本はスタメンの岩坂選手(久光製薬)を代えて平井選手(久光製薬)へ。逆転に成功するものの波に乗り切れない中で、宮下選手(岡山)を橋本選手(JT)へ、江畑選手を石井選手(久光製薬)へと大きくメンバー交代します。これが功を奏して、日本はセンターを積極的に使い、中盤以降連続ポイントで引き離して第1セットを奪います。
第2セットは途中交代した選手が先発。いきなり5-0と大量リード。なおも新鍋選手(久光製薬)がサーブで乱して、10-3と一方的な展開となります。サブレシーブミスなどで点差をいったんは縮められるものの、お互いにミスがあってスカッとしない中、木村選手(ガラタサライ)も近江選手(NEC)に交代。石井選手がスパイクを決めてリードをさらに広げ、新鍋選手も長岡選手(久光製薬)へ交代。余裕をもった展開で2セットを連取。
第3セットは大竹選手(デンソー)が大爆発。ブロックにスパイクにチームを引っ張り、リードを広げます。途中からは木村選手、新鍋選手を休ませて、25-10と圧勝。ストレート勝ちで初戦を飾りました。

最終予選でタイについで難敵と思われていたチャイニーズタイペイにストレート勝ちできたことは予選突破に向けて大きな前進となりました。
今日は序盤から、ワールドグランプリメンバーを起用したものの、疲れからか精彩を欠きました。江畑選手、岩坂選手のミスが響いてリードを奪われる場面もありましたが、セッターが橋本選手になってからは積極的なセンター攻撃が見られ、リズムを取り戻せました。
アジアのバレーでは粘り強いレシーブが見られるため、サイドアタッカー陣は厳しい戦いを強いられますが、その中でセンターの大竹選手が活躍して勝利に大きく貢献していた印象です。
また、今大会唯一のリベロとなった佐藤選手(日立)は時折、速いサーブでレシーブが乱される場面がありましたが、全体としては動きがだんだん良くなってディグでも活躍できそうな感じです。特筆すべきはやはりトス。セッターが1本目のレシーブに入ったときでもセッター並みのトスをアンダーでもオーバーでも上げられるのは魅力です。今日も再三すばらしいトスを上げてアタックを決めさせる場面が見られました。今後も他のリベロにはないプレーをどんどん出して欲しいです。

2013年9月3日火曜日

世界選手権アジア最終予選メンバー

4日から始まる世界選手権アジア最終予選メンバーが発表されました。
ワールドグランプリで主力だった木村沙織選手(ガラタサライ)、江畑幸子選手(日立)、新鍋理沙選手(久光製薬)、宮下遥選手(岡山)、岩坂名奈選手(久光製薬)、平井香菜子選手(久光製薬)のほか、長岡望悠選手(久光製薬)、石井優希選手(久光製薬)、近江あかり選手(NEC)、橋本直子選手(JT)、大竹里歩選手(デンソー)が選出されています。
今回メンバーから外れた主な選手は座安選手、石田選手、川島選手となります。
注目のリベロは地元・仙台大会から吉田選手、座安選手に代わって出場してきた佐藤あり紗選手(日立)が選ばれました。当初は3番手リベロで試合に出られるかすら判らなかった佐藤選手が大舞台で正リベロとして起用されたことは驚きです。サーブレシーブでの安定度は3人の中でも巧い方だと思われますが、スパイクレシーブに関しては今までの全日本リベロと比較して数段落ちる面が見られるので、アジア選手の素早いスパイクをどんどん拾って、成長してもらいたいところです。

2013年9月2日月曜日

5番手投手の本命・今井が勝利 菊池好守で貢献

決定力に欠ける打線でこのところ苦しい戦いを強いられている広島。甲子園3連戦の最終戦は今期けがで出遅れた今井啓介投手が先発。
阪神はプロ初完封を成し遂げた相性のいい相手。初回は3者凡退とすばらしい立ち上がり。2回、松山選手の今期9号となる本塁打で先制。現状のつながりの欠ける打線では一番点が入りやすい形です。
今井投手は2回に四球と2塁打で2死2、3塁と逆転のピンチを背負いますが、無失点で切り抜けます。しかし、3回に1死から2塁打でピンチを招くと続く上本兄に詰まりながらも中前に運ばれ、好走塁もあり同点適時打とされてしまいます。
4回はこの日、4番に座ったエルドレッドが左翼への詰まった当たりを好捕。打つほうではキラ、エルの外国人コンビがまったく期待はずれとなりましたが、案外左翼手エルドレッドはルイスよりもありなのでしょうか?
5回にも2死2、3塁と再三ピンチでひやひやの今井投手ですが、なんとかしのいで同点のまま。ここまで好機らしい好機が来ず、苦しい打線でしたが、6回に丸選手に待望の1発が飛び出し、勝ち越しに成功。
7回は横山投手へ継投。2死1塁で中前に抜けそうな当たりを菊池くんが忍者のような動きで止めて、ピンチにしません。
8回に丸選手菊池くん連続安打。菊丸コンビの連打は久しぶりに見た気がします。1死1、2塁とダメ押しの好機を作ったのですが、中軸の外国人コンビが連続三振に倒れ、無得点。
魔の8回を任されたのは永川投手。すんなりいってほしいところなのですが、やはり鬼門。連打に暴投が絡んで2死2、3塁と劇場を演じてくれます。最後は三振できりましたが、今まで何回も逆転劇を見せられてきただけに、8回に崩れるのだけはやめて欲しいです。
9回にも1死1、2塁の好機がありましたが、調子の狂った打線では1発以外に点は入りません。1点差のままの最終回はミコライオが登場。先頭打者を菊池くんがまたも好守で出塁を阻むと、ミコライオが2者連続三振で締めてくれました。
投手陣はこの3連戦でわずか3失点とすばらしい結果を残してくれました。今井投手はピンチの連続でしたが、粘り強く投げて6回1失点。ここまで中崎投手や中村恭平くん、戸田くんなど5番手投手候補が結果を残せていない中で、前日の久本投手とともに明るい材料となりそうです。
一方、打線は横浜戦以来得点不足に悩んでいます。特に好機で適時打が出ないのは去年の凋落した時期と同じ傾向です。本来、点を稼がなければいけない3番と4番が今日は無安打5三振と最悪な内容。このままエル&キラを併用していくのかどうか。当たれば大きいですが、確実性に欠け、厳しい気がします。

菊池くんは今日も1犠打、1安打と復調傾向なのでしょうか。守備でも好守連発で投手陣も大助かり。他の誰でも捕ることができなそうなあたりでもアウトにしてしまうのは見ていて気持ちいいです。無理は禁物ですが、打撃低迷の今、菊池くんらしいプレーがどんどんでればチームも盛り上がります。

試合結果
広島2-1阪神
今井啓介 6回 被安打5 与四球3 奪三振5 自責点1 防御率3.80
菊池涼介 3打数 1安打 1犠打 打率.247
丸佳浩 3打数 2安打 1本塁打 1四球 1打点 打率.270
松山竜平 4打数 2安打 1本塁打 1打点 打率.291

波乱の開幕戦 

関東大学バレー秋季大会は女子が開幕。1部は8チームが参加。開幕戦は波乱がおきました。
春の女王、青山学院大学は2部から昇格した日本女子体育大学と対戦。第1セットを接戦の末に落とし、第2セット以降も接戦。なんとか3-1で勝利しましたが、危うい試合でした。
春大会2位で東日本インカレ覇者の東京女子体育大学は、入替戦で残留を決めた宇都宮大学と対戦し、フルセットの激戦で敗れるという大波乱。
さらには春大会3位の東海大学も筑波大学に2セットを連取されてがけっぷちに立たされる厳しい試合。フルセットを戦って東海大学が押し切りましたが、想定外の接戦でした。
春上位校がそろって苦戦した開幕戦。秋の大会は混戦となるかもしれません。

試合結果 青山学院大学1勝
青山学院大学3-1日本女子体育大学
    (23-25)
    (25-19)
    (25-21)
    (25-20)

アメリカにもフルセット負け 大健闘の4位

ワールドグランプリ決勝ラウンド最終戦。世界ランク1位のアメリカはここまで調子が悪く、決勝ラウンド全敗。しっかり叩いて、次の世界選手権アジア最終予選へ弾みをつけたい試合でした。
第1セットはアメリカが絶不調。ミスを連発して終始主導権を日本が握ります。中盤では岩坂選手(久光製薬)のブロックが、終盤は江畑選手(日立)のスパイクでリズムをつかんだ日本が完璧な内容でセットを先取しました。
第2セットは引き離しにかかるアメリカに対して、粘り強いレシーブで食い下がる日本の戦い。流れがくるのをひたすら待つ日本は中盤まで競り合いを見せますが、17-17からスパイクを打ち切れずに連続失点。アメリカにセットを奪われます。
第3セットは中盤日本が15-10とリードし優位に立ちますが、アメリカも粘って同点に追いつかれます。流れを引き寄せたのは終盤の木村選手(ガラタサライ)のサーブ。アメリカのサーブレシーブが完全に乱れ、何もさせませんでした。
第4セットは途中起用の橋本選手(JT)が先発セッター。序盤は両チームともミス連発で波に乗れない雰囲気。中盤にかけてサーブレシーブが乱れだした日本はサイドからの単調な攻撃に終始。ブロックにマークされ決めきれず、あっという間に点差をつけられてしまいました。勝負のセットを失った日本は2試合続けてフルセットの大混戦に。
第5セット。勢いのあるアメリカが序盤から走り劣勢。日本はセッターを宮下選手(岡山)に代え、江畑選手がスパイクを決めて追い上げます。さらに江畑選手と平井選手がブロック。12―12の同点までもっていきましたが、最後はサーブレシーブが崩れて、惜敗。
日本は1勝4敗ながら勝点差で4位。チームがまとまりきらない中で、強豪相手にも一歩も引かない強さも見られる大健闘といえそうです。

試合結果
日本2-3アメリカ
(25-17)
(19-25)
(25-18)
(17-25)
(12-15)
江畑幸子 24得点(スパイク21得点、ブロック3得点)決定率34.43%
新鍋理沙 18得点(スパイク16得点、サーブ2得点)決定率37.21%


最終結果
第1位 ブラジル
第2位 中国
第3位 セルビア
第4位 日本
第5位 イタリア
第6位 アメリカ

最多得点:江畑幸子87点(第2位) 木村沙織72点(第5位)
ブロック:岩坂名奈0.68点/セット(第4位)
サーブ:宮下遥0.47点/セット(第2位) 木村沙織0.42点/セット(第3位)
ディグ:座安琴希1.95本/セット(第2位) 新鍋理沙1.32本/セット(第3位)
レセプション:新鍋理沙51.49%(第1位) 木村沙織47.10%(第2位)
セット:宮下遥6.47本/セット(第3位)

2013年9月1日日曜日

優勝候補の中国相手にフルセットの激闘

ワールドグランプリ決勝ラウンド第4戦。今大会予選ラウンドから負けなしで連勝を続ける中国との対戦。
日本は前日に温存していた江畑選手(日立)を満を持してスタメン起用。リベロには前日に引き続き、佐藤あり紗選手(日立)が入り、2人のリヴァーレ選手が全日本のコートで並ぶという戦いとなりました。(かつて板橋選手と大沼選手、井野選手が入っていたことはあったと思います)
第1セット、モントルーバレーでも圧倒的な存在感を放った若き世界的大エースのシュ・テイ選手のスパイクに手も足も出ない日本は大差でこのセットを失います。
第2セットは効果的に新鍋選手(久光製薬)がスパイクを決めて、リズムをつかむと徐々に江畑選手が本領を発揮し始め、木村選手(ガラタサライ)も好サーブで中国を苦しめます。両サイドの活躍があり、このセットをものにします。
第3セットは中盤に中国が走り、リードを奪われますが、あきらめない日本は終盤にかけて猛攻撃。木村選手がスパイクを決めて逆転するとセットポイントを奪うところまで持っていきますが、あと1点を決める決定打に欠けこのセットを奪われます。
後のない日本は中盤まで食らいつき、流れがくるのを待ちます。流れを引き寄せたのはこの日大爆発の江畑選手。スパイクを決めまくり、サーブでも得点し中国に嫌な印象を植え付けます。中国のミスもあり、連続得点で逆転に成功した日本はそのまま押し切りフルセットへ。
第5セットは前のセットの勢いのまま3連続ポイントを奪いますが、中国も反撃。両者譲らない展開も、日本にミスが出てリードされると、サーブレシーブが乱れて4点差にされます。マッチポイントを奪われてから、江畑選手が粘りのアタックで連続ポイント。13点まで詰め寄りますが、最後はブロックにつかまり惜しくも勝利ならず。

勝つことはできなかったものの、新人セッターを起用してまだまだコンビもあわないメンバーもいる中で、強敵の中国相手にここまで善戦できたことは収穫だと思います。特に銅メダリストのサイド3選手は今大会最高のできでした。ここまでなかなか調子の上がらなかった木村選手も集中力を発揮、前日休んだ江畑選手はスパイクで32得点を挙げ、5割近い決定率と日本のエースアタッカーとしての地位を固めています。しかし、それ以上にすごかったのは中国のシュ・テイ選手。スパイク得点は31得点と江畑選手に及ばなかったものの、決定率は57.41%。日本が勝つにはこの選手をどのようにして封じるかが今後重要となりそうです。

試合結果
日本2-3中国
(16-25)
(25-18)
(24-26)
(25-21)
(13-15)
江畑幸子 36得点(スパイク32得点、ブロック3得点、サーブ1得点)決定率49.23%
木村沙織 26得点(スパイク21得点、ブロック4得点、サーブ1得点)決定率42.86%
新鍋理沙 12得点(スパイク11得点、サーブ1得点)決定率47.83%
佐藤あり紗 ディグ3.00本/セット(総受数43) レセプション73.68%(総受数19)

好機に打てない打線 投手陣の粘り虚しく

天候が気になる甲子園での阪神との2戦目。先発はバリントンでした。
初回に3者凡退で終わるはずが、相手失策から2死3塁と好機をもらいますが、抑えられて0点。すると、バリントンが先頭打者に安打を打たれ、犠打で2死2塁。ここで適時打をうまく打たれてしまい先制されます。
反撃を試みる打線は梵選手木村選手安打で1死1、3塁と攻め立て、石原選手がスクイズ。タイミング的には本塁アウトでしたが、守備の拙さもあり生還。同点に追いつきます。
同点にして仕切りなおしのバリントンでしたが、2回に先頭打者の打球が左ひざに当たるアクシデントが発生。なんと2回途中で降板することに。緊急登板で後を任されたのが久本投手。先発もこなすベテラン左腕はあわてることなく後続を打ち取ります。
3回に天谷選手の安打に、菊池くん久々の犠打、丸選手四球で1死1、2塁もキラが併殺で得点ならず。藤浪投手を攻略できません。
久本投手は好投しますが、4回に先頭打者に2塁打を打たれ、1死3塁とされると犠飛で1点を失います。結局この試合これが決勝点となってしまいました。
5回に1死後、久本投手天谷選手菊池く3連打で満塁と絶好の逆転する好機にも3番4番に快音が聞かれず。一時期のように4番が打てない状況が続くと、点を入れるのが難しくなってきます。
6回は横山投手、7回と8回は今村投手が走者を背負うものの無失点で粘ります。しかし打線は果敢に盗塁に挑戦し、得点圏に走者を進めるものの適時打が出ず。そのまま1点差で試合終了となりました。
中継ぎ投手陣が急な登板ながらも頑張って2回以降1点に抑えていただけに、5回の好機を活かせなかったのが痛い試合でした。

菊池くんには8月24日以来1週間ぶりとなる安打が生まれました。1死1、2塁の場面での安打は低めの球でしたがうまく当てて左前へ。残念ながら適時打とはなりませんでしたが、満塁の絶好機を作る貴重な安打となりました。
その前には犠打もあり、これで怪我で欠場している阪神・大和選手を抜いて犠打数リーグ単独首位になりました。よくパンチ力はあるが大振りしがちで、小技は巧くないというのが菊池くんの評価であるのですが、実はコンスタントに犠打を積み上げています。地味ですが2番打者としての役割をきちんと果たせる選手だと思います。
久々にすばらしい打撃も見られましたので、9月は巻き返してもらいたいところです。

ちなみに本日、ソコロビッチが負傷ということで登録抹消されました。個人的にはなかなか良い投手だと思っているのですが、来日してから怪我続きであまり姿を見られないので残念です。代わりにエルドレッドが昇格。キラがあまり打てなくなってきた今、エルドレッドにとってはスタメン奪還の好機到来ですが、果たして?

試合結果
広島1-2阪神
バリントン 1回0/3 被安打3 与四球0 奪三振1 自責点1 防御率3.65
菊池涼介 3打数 1安打 1三振 1犠打 打率.247
天谷宗一郎 3打数 2安打 1四球 1盗塁 打率.243