2014年8月31日日曜日

アツ負傷も石原連続適時打 捕手の絆で勝利

2位に上がった直後の大事な中日3連戦の最終戦。
先発はエルドレッドを落としての1軍登録となったバリントン。ロサリオも不振で驚きのスタメンが実現。まず1番には好調の鈴木誠也くんが入り、いままで7番だった田中くんが2番に。不動の2番菊池くんが3番と主軸入り、丸選手が4番に抜擢されました。

初回にバリントンが1点を失いましたが、3回に7番堂林選手、8番會澤くんの連打で好機を作り、四球で満塁の場面。菊池くんが3番起用に応える2点適時打。丸選手と梵選手にも適時打が出て4−1と逆転に成功。しかし、會澤くんは走塁の際に負傷してしまい、病院へ搬送される緊急事態。代走に石原選手が入り、そのまま捕手交代。せっかくつかんだ正捕手の座だけに重症でないことを祈ります。
試合は5回に勝利投手目前のバリントンが同点被弾。戸田くんに交代。6回に小窪選手の安打などで満塁の場面で、會澤くんの後を受けた石原選手が意地の適時打で勝ち越し。さらに8回にも中東選手の安打などで2死1、3塁とすると、再び石原選手が2打席連続適時打。勝負を決めました。
中継ぎ陣は戸田くんから中田投手と中崎投手とつないでミコライオで締めて無失点。がっちり2位を死守して中日戦3連勝としました。

試合結果
広島6−4中日
バリントン 4回2/3 被安打6 被本塁打1 与四球4 奪三振2 自責点4
石原慶幸 3打数 2安打 2打点
菊池涼介 5打数 2安打 2打点

2014年8月29日金曜日

逆転負け 3タテならず3位のまま

野村くん、福井くんで連勝し、ヤクルト戦3タテに王手。しかも今日の先発は前回登板完封勝利のエース・マエケン。ほぼ勝ちは間違いない…はずでした。少なくとも昨日の時点では中継ぎを酷使しない最低限の投球はしてくれると思っていたのですが、ふたを開けてみれば見事な炎上劇。初回1点を失っても、すぐに3点を取り返してくれた打線。本来ならばここでいい投球を見せて、チームに勢いをつけて欲しいところですが、結果は4回5失点でKO。いったい誰がこのチームのエースなのかと嘆いてしまいました。
選手起用に関しては、昨日サヨナラ適時打を放ってツキのある石原選手をスタメン起用するものと思っていましたが、ここしばらく打撃が急降下中の會澤くんを使ったのは予想外でした。特にマエケンは石原選手の方に信頼を置いている様子なので、心配していましたがこれも悪い影響を及ぼしたかもしれません。
リードに関してはマエケンが首を盛んに振って、自分の投げたい球を投げていたので會澤くんが悪いとは言えません。むしろ會澤くんとしてはこれがいいんじゃないかというサインを出しても採用してもらえていない訳で決定権は全くなかったと思います。自分で選択した変化球を思ったところに制球できなかった点が今日打たれた主因のように見えました。

試合結果
広島3-6ヤクルト
前田健太 4回 被安打9 与四球0 奪三振1 自責点5
堂林翔太 5打数 2安打 1三振


ヤクルト戦3連戦・投手成績
野村祐輔 5回2/3 自責点6 防御率9.53 
福井優也 7回   自責点0 防御率0.00
前田健太 4回   自責点5 防御率11.25
中継ぎ陣 12回1/3 自責点2 防御率1.46

今回の3連戦で言えば、ローテーションの柱の2人以外が打たれていないことを見るに、ヤクルト打線が特別すごかったという印象でもない気がします。次回はマエケンと野村くんが好投してもらえると後が楽になれるのですが。

2014年8月28日木曜日

福井くん7回無失点で1軍残留 石原サヨナラ打

ヤクルトとの3連戦の初戦は序盤に9点を挙げながら、強力ヤクルト打線に怯えながらの勝利。今日の先発は結果次第では2軍降格も予告されている福井優也くん
一度火がつくと止められないヤクルトだけに慎重に行きたい初回は2死後に安打を打たれてバレンティンとの勝負でしたが、難なく抑えてゼロ発進。
2回は先頭打者に2塁打を打たれピンチを招くも、右翼に入ったプリンス・堂林選手の超好守に助けられて2死2塁。四球を出すものの崩れずに併殺に打ち取り危機を脱します。
併殺で波に乗ったのか、3回は2三振を含め三者凡退。4回2死から安打を許すも無失点と味方打線の援護を待ちます。
なかなか得点が入らない中、5回は四球と犠打で2死2塁の場面で左翼方向の打球を今度はロサリオが好捕。よく考えると中堅以外の外野守備が不安な状況ですが、その2人が守備で福井くんを助けてくれました。
6回2番~4番までの上位打線を三者凡退。7回も田中くんの好守の支えもあって三者凡退と、7回を投げて被安打はわずか3。1番から6番までが打率3割を超えるヤクルト打線を相手にエース級の快投を見せてくれました。7回裏に2死2塁の場面が訪れたこと、球数が100球を超えたことで代打が送られ降板となりましたが、十分すぎる投球でした。
福井くんの好投に報いたい広島打線でしたが、2回に無死1、2塁の好機を活かせなかったのが響き以降は沈黙。7回の代打の切り札・小窪選手も期待に応えられず、この時点で福井くんの勝ちはなくなりました。
8回、9回は中崎くん、ミコライオがつないで延長戦へ。10回に永川投手が2死から適時打を打たれて万事休すかと思われましたが、粘る広島は田中くんの安打に、好調の會澤くんに代えての松山選手が続いて無死1、3塁。中東選手の犠飛で同点に追いつくと、堂林選手もつないでサヨナラの好機。しかしここでは得点ならず。
11回は中田くんと石原選手が登場。ここまできたら負けられないだけに気合の中田くんが三者凡退で締めると、その裏にエルドレッドの四球から梵選手の安打で1死1、2塁。ここでまさかの相手失策が出て満塁の好機をもらうと、サヨナラ男の石原選手が見事なイレギュラーを誘う三塁内野安打でサヨナラ勝ち。
中田投手は中継ぎながらこれで9勝目。それだけ終盤での逆転勝利が多いとのことなのでしょうが、勝利数がリーグ5位で、1位との差が2となにげに最多勝投手候補でもあります。

2軍降格へ後がない福井くんが最高の形で1軍残留を決めました。今日はストレート主体の従来の投球。低めを意識したことでヤクルト打線もそうそうは打ち崩せませんでした。要所ではスライダー、フォークで攻めていて、ストライク先行・制球も安定していました。前回多かったシュートはほとんど投げておらず、もったいない気もしましたが、今日は最速149キロのストレートが良かったので問題なかったのでしょう。
福井くんが7回無失点とすばらしい投球をしてくれたおかげで、延長戦となりましたが、今井投手を温存することができました。もちろん、福井くんが早々に炎上した場合のオプションとしての昇格だったでしょうが、明日はマエケンということでよほどのことがない限り、中継ぎは酷使しないで済みそうです。
2軍では九里くんが7回自責0、8回自責1と連続して好投。今村くんも9回自責2、7回自責2と調子を上げてきているので福井くんも含めて、先発の層は厚くなってきています。
ちなみに福井くんは試合前のインタビューでは「勘違いでもいいので、自信を持って投げたい」と話していましたが、本当に自信を持って投げてくれれば打たれる球ではないです。次もいい投球ができるように自信を持ち続けて欲しいです。

試合結果
広島2-1ヤクルト
福井優也 7回 被安打3 与四球2 奪三振6 自責点0
石原慶幸 1打数 1安打 1打点
松山竜平 1打数 1安打

1軍復帰後の福井優也・成績
6試合 34回 被安打31 被本塁打1 与四球11
奪三振22 自責点10 防御率2.65 3勝1敗

2014年8月25日月曜日

ワールドグランプリ 日本は銀メダル

2014年のワールドグランプリが全日程終了しました。
世界選手権という大一番を前に各チームの調整状況が気になる試合でしたが、日本は予選ラウンドを苦戦しながらも、開催国枠で決勝ラウンドへ進出。開催国の名に恥じない戦いを見せ、最終日前日まで首位をキープ。最終戦のブラジル戦の結果次第では初の優勝の可能性もありました。結果はブラジルに完敗したため、2位で終わりましたが成果を発揮できた大会となりました。
順位は以下のとおりです。

最終結果
1位 ブラジル
2位 日本
3位 ロシア
4位 トルコ
5位 中国
6位 ベルギー
7位 アメリカ
8位 セルビア
9位 韓国
10位 イタリア
11位 ドイツ
12位 タイ
13位 ドミニカ共和国
14位 オランダ
15位 プエルトリコ
16位 ポーランド
17位 アルゼンチン
18位 ペルー
19位 カナダ
20位 キューバ
21位 ブルガリア
22位 チェコ
23位 クロアチア
24位 カザフスタン
25位 ケニア
26位 メキシコ
27位 オーストラリア
28位 アルジェリア


なお来年のワールドグランプリの予定も発表され、第1グループ最下位だったドミニカ共和国が第2グループへ降格。第2グループ1位のベルギーが第1グループへ昇格となりました。
決勝ラウンドは開催国アメリカと第1グループから上位5チームが参加することになり、第2グループは決勝ラウンドへ参加できなくなります。この点は今回、ベルギーがオランダやポーランドといった欧州の強豪国を退けて、予想外に決勝ラウンドに進み、アメリカやセルビア、イタリアよりも順位が上になるといった事態が発生したことも影響しているのかもしれません。
大会形式を大きく変えた今大会でしたが、事前から決勝ラウンド進出チームがおかしなことになりそうな予感はあったので、次回から正式に第1グループのみ決勝ラウンド進出の権利が与えられるようになることは正しい判断だと思います。

2014年8月24日日曜日

青学大 新人戦を制す 山田くん大活躍

東都大学野球の新人戦決勝戦は青山学院大学と中央大学が対戦。
青学大は吉澤くんの安打から好機を作ると、遠藤くんに適時打が出て先制。同点とされるも山田くんが2試合連続本塁打を放ち勝ち越し。
さらに遠藤くんの安打に高島くんが送って、山田くんがダメ押しの適時打。リードを奪います。
投げては田村くんが9回完投。最終回に逆転のピンチを招きましたが、逃げ切り勝利。
春季リーグ最下位の青学大にとってうれしい優勝となりました。

試合結果
青山学院大学3−2中央大学

2014年8月23日土曜日

東都大学野球・新人戦 準決勝

東都大学野球の新人戦が行われています。春季リーグでは苦戦した青山学院大学と中央大学が準決勝で、拓殖大学と國學院大學を下して決勝に進出しました。

中央大学は先発の村川くんが完封ペースの投球を見せて國學院打線を押さえ込みました。最後はピンチを招いて降板となりましたが、4-0で勝利しています。
試合結果
中央大学4-0國學院大學


青山学院大学は近藤くんと小坂井くんのバッテリーが先発。5回無失点の好投で試合を作ると、打線は3回の指名打者・山田くんの3点本塁打など爆発。18安打の13得点で圧勝しました。
今日は新人賞の遠藤くんや内田くんなどレギュラー陣が存在感を発揮。高島くんと吉澤くんの常総コンビも出場し、それぞれ2安打、3安打と活躍を見せていました。
 近藤くんと小坂井くんのバッテリーが5回無失点。

常総学院出身。吉澤くんは3打数3安打の大活躍。

同じく常総学院出身の高島くんも5打数2安打1打点。

 4番起用に応える3点本塁打を放った山田くん。

遠藤くんも2打数2安打で存在感を発揮。
試合結果
青山学院大学13-6拓殖大学 

2014年8月22日金曜日

福井くん4回自責1で2敗目 江草投手復活登板

日曜日は早々にKOされてしまった福井優也くんが中3日で先発登板。
初回にいきなり先頭打者にストレートの四球。続く犠打処理を悪送球してしまい無死1、3塁。1死2塁とは大違いの結果で、結局犠飛を打たれて先制されます。しかし後続は併殺にしとめて1失点でとどめます。
2回は下位打線相手に三者凡退と立ち直ったかに見えましたが、3回2死でまたもボール先行。安打を打たれ、さらに死球で2死1、2塁。ここはフォーク連投でなんとか抑えきります。
味方の援護がないまま迎えた4回は先頭に安打を許し、またも死球で無死1、2塁。さらに暴投で無死2、3塁とピンチを拡大させてまたも犠飛で1点を献上。しかし、続く下位2人を内野ゴロで打ちとって4回を2失点。なんとも評しがたい結果でしたが、5回に2死1、2塁の好機で打席が回ってきたため代打を送られて降板となりました。
その後は永川投手、小野投手とつないで、2軍の中継ぎでは比較的良い成績を残していた江草投手が久々の1軍登板。一時期打ち込まれた時期があったので、本当であればもっと良い状況で上げて欲しかった投手なのですが、今日は完璧な投球を披露。9球で三者凡退にしとめてケガからの復活をアピールできました。
投手陣が踏ん張る中で逆転を期待していましたが、好機を得ながらも得点できない広島打線が完封負けを喫して、福井くんは残念ながら2敗目。三浦投手が相手と言うことで最初から勝ちは予想していませんでしたが、このところ好調な打線が全く機能しなかったのが痛い試合でした。


今日の福井くんは良くも悪くも実に福井くんらしい投球をしていた気がします。
4回を投げて被安打はわずか2と昨日は先発バリントンに牙を向いた横浜打線に打ち込まれたわけではありませんでした。この点は自信を持ってもらいたいです。また多少の四死球も彼の持ち味のひとつですので別に気にはしませんが、その後のミスがもったいなかったです。初回の悪送球に、4回の暴投。これがなければ無失点に抑えられていたわけで、この点だけは猛省して次に活かしてもらいたいです。
今日は普段あまり使わないシュート(?)を多投していて、これが結構効いていたようでした。カーブもすっぽぬけて死球となった場面もありましたが、うまく決まればカウントを取れていましたし、スライダーとフォークも織り交ぜてこれまで以上に投球の幅が出ていました。狙い球を絞らせなければ、最速147キロのストレートも有効に使えます。結果は4回被安打2で自責点1。中3日の6番手投手としては十分な出来だったと思いますし、変なミスさえしなければもっと良い投球が出来ていたと思います。
交代に関しては前回登板から間隔が短く、ちょうど50球を投げたことと、前回もあった悪い流れを断ち切りたいという監督の意向があったのではないかと考えられます。別に無理をしなければならない試合でもありませんでしたし、采配の都合なので特に気にはとめません。
次回登板についてはなんともいえませんが、別に滅多打ちされて降板したわけでもないので、2回続けて5回を投げ切れませんでしたが、次があると信じたいところです。ただ、2軍では九里くんあたりが好投しているのでそろそろ1軍で見てみたいところでもあります。バリントンの抜けた穴を誰が埋めるのかとも絡んで流動的ですが、現状福井くんは1軍登録の当落線上にありそうな気はします。

試合結果
広島0-3横浜
福井優也 4回 被安打2 与四死球3 奪三振1 自責点1
會澤翼 3打数 2安打
丸佳浩 4打数 2安打

2014年8月18日月曜日

福井くん4連勝ならず 2回3失点KOも逆転勝利

復活完投勝利から3戦連続勝利投手となっている福井優也くんが先発。前日に大瀬良くんが久々に勝ったことで3連戦勝ち越しが期待されました。
初回に四球と失策からピンチを招きましたが、後続を打ち取って無失点スタート。2回も簡単に2死にして調子良く乗っていけるかと思われましたが捕手と投手にまさかの連打を浴びてしまいます。投手で確実に終わっていれば違った展開となったのでしょうが、これが響いたのか以降は高めのストレートを狙い打ちされてしまい計5連打で3失点。調子自体は悪くない感じだったので非常にもったいない失点でした。
結局、その裏の攻撃で代打を送られて2回で降板。本人としてはもっと投げたかったのではないかと思うのですが、監督としてもこれ以上の失点は厳しいということだったのでしょうか。2番手の戸田くんは前回登板が降雨中止であまり投げていなかったのが幸いしました。結果としてはこの早い決断が大正解。田中くんの本日2回目の失策での1失点に抑えることができました。
打線は3回に丸選手とロサリオの連打にキラの犠飛で1点を返し、再び3点差とされた5回にはロサリオの本塁打で2-4とします。
そして大詰めの8回。これまで粘ってきた投手陣に応えるかのように2死1、2塁から勝負強い會澤くんの適時打で1点差とすると、代打・小窪選手が続けて適時打で同点に追いつきます。この同点打でようやく福井くんの負けが消えました。
さらに本日誕生日のプリンス・堂林選手が登場。この打席のための演出としか思えないお膳立てをしてもらった堂林選手が2ストライクに追い込まれたから粘って粘っての見事な勝ち越し適時打。土壇場で逆転に成功。そのまま最後はミコライオが締めて巨人に連勝。チームはまだまだ上位争いに残っています。

福井くんは3連勝後のインタビューで「自分を追い込まないように」「ランナーがいるとか意識」しないで「思い切って腕を振ろう」、「意識せずに真ん中に投げようと」「シンプルに」考えていると語っていました。また2軍に落とされてしまうかもしれないという不安が先行していたときとは別人です。
以前は走者がいる時、特に四球で出した走者が一塁にいると異常なほどに気にしてしまって、打者を全く見ていない様子がうかがわれましたが、今は打者と真っ向勝負ができています。また以前ほどピンチでグラブをしきりにバタバタさせるような場面も少なくなったように感じられます。これは大きな進歩だと思います。このことで弱気だった福井くんが見違えるほど勝負強くなってきました。
ただ、今日は巨人側がよく福井くんの攻略法を考えていたと思います。福井くんの最大の武器はストレートですが、そればかりではやはり抑え切れません。これは大瀬良くんでも同じこと。
特に以前は皆無に近かった制球力が良くなったとはいえ、低めにコントロールできるほどではないのでどうしても高めの甘い球が入ることがあります。それに狙いを定められると福井くんはとても弱いです。去年のヤクルト戦でも散々ストレート勝負で挑んで、高めに浮いた球を滅多打ちされてしまっていました。今日は投手に安打を打たれたことで、流れを断ち切れずにズルズルと悪い方向へ行ってしまいましたが、どこか1つ切れるところがあればなぁという感じでした。そのためにはストレート以外でもカウントが取れないと厳しいです。スライダーもひとつの選択肢ですが、意外とカーブは速度差があるのでストレート狙いの打者には有効だと思うのですが、いかがでしょうか。
「マエケンでも大瀬良でも打たれるので僕も打たれて当然」と率直に語った福井くん。そのマエケンも勝ち星から遠ざかっていますし、大瀬良くんも2ヶ月もの長い間自分らしい投球ができず苦しみました。その間に3勝も挙げた福井くん。今日は勝てませんでしたが、自分を信じて、もう1回開き直って、次こそはいい投球を見せて欲しいです。

試合結果
広島5-4巨人
福井優也 2回 被安打5 与四球1 奪三振1 自責点3
ロサリオ 4打数 2安打 1本塁打 1三振 1打点 1盗塁
キラ 3打数 2安打 1三振 1打点
小窪哲也 1打数 1安打 1打点

2014年8月10日日曜日

福井くん 5回3失点で自身3連勝 3タテ回避

2回連続の好投で今までの罵倒が何だったのかというほどの期待を集める福井優也くんが先発登板。戸田くんと福井くんが連敗ストッパー役で期待されているというのはうれしい反面、ほかの4人にはもっと頑張って欲しいところ。
福井くんは4回まで毎回安打を打たれるものの、要所では厳しい球を投げて無失点と順調。
打線は1回に堂林選手の安打と菊池くんの犠打、四球で2死一、二塁からキラの適時打で先制。さらに梵選手にも適時打が出て初回に一挙3点。4回にも梵選手の三塁打と相手失策で1点を加え、4−0とします。
5回に連打と四球で1死満塁のピンチを迎えた福井くん。遊ゴロで併殺が取れず1点を奪われ、続いて四球で再び満塁。ここでこの試合初めて適時打を打たれて1点差とされてしまいますが、なんと踏ん張って三振を奪い、同点にはさせず。5回3失点で勝ち投手の権利を得て降板となりました。ローテ6番手投手としての役割は果たせたのではないでしょうか。
4回を残してしまったことで中継ぎ投手には負担となりましたが、6回は永川投手、7回は中崎投手が三者凡退に抑える好投で1点を守り抜きます。
8回に先頭キラの安打から梵選手の犠打に代走・赤松選手の盗塁で1死3塁。ここで前々日負傷退場となった田中くんが6針を縫うケガをものともせずに適時二塁打、さらに打撃好調のアツくんも続けて適時二塁打でリードを3点とします。なおも止まらない打線は代打・小窪選手の安打に、堂林選手の犠飛で1点を追加し7-3と福井くんの3勝目が見えてきます。
8回は一岡くんが連打を浴びながらも無失点。9回もミコライオが四者凡退で0に抑えて勝利。福井くんは5回に崩れたのがもったいなかったですが、3連勝。阪神との3連戦で3タテを回避することができました。

本日の福井くんは4回までは被安打3、与四球1で奪三振6と前回はあまり取れなかった三振が非常に多く取れていて、そう簡単には外野にも打球が飛ばないほど安定していました。5回に2つの四球が絡んでの3失点。適時打の甘い1球がもったいなかったです。あれがなければ完璧でしたが、その後も崩れることなく、最後は三振を奪ってみせる当たり今までとは違うと思わせてくれました。そう何度も好投が続くわけではないのですが、また次回の先発も期待しています。

試合結果
広島7-3阪神
福井優也 5回 被安打7 与四球3 奪三振7 自責点3
キラ 4打数 2安打 1三振 2打点
梵英心 4打数 2安打 1三振 1犠打 1打点
會澤翼 4打数 2安打 1打点

2014年8月3日日曜日

福井くん 完全復活(?)7回2失点で2連勝

マエケンで勝ちが付かず、大瀬良くんが好投しながら2発で逆転負けを食らって1敗1分となった大事な巨人との3連戦3戦目。先発は前回阪神相手に9回1失点完投勝利を遂げた福井優也くん。2回続けていい投球ができるかどうか真価が問われる試合となりました。
初回から制球に安定感を欠き、ボール先行の投球となった福井くんでしたがなんとか2死をとります。四球で2死一塁。ここで一ゴロ性の当たりが高く跳ねて二安となりましたが、一塁走者が三塁へ走るのを見ていた菊池くんがすかさず三塁へ好送球。ピンチを断ち切ります。
走者を貯めないことと一発に警戒すること。この2点だけが重要となる試合、2回に四球直後に一発を食らってしまいます。球自体は低めだったのですが、真ん中に来てしまいました。この後死球も飛び出し、暗雲が立ち込めますが、続く中前安打性の当たりを好捕球。投直にしたのが大きかったです。追加点は許しませんでした。
去年の広島4本柱の1人だった大竹投手相手に大苦戦の打撃陣でしたが、6回に意外な伏兵、プリンス・堂林選手の一撃から突破口が開けました。堂林選手の鮮やかな本塁打で1点差とすると、菊池くんも二塁打で続き、四球後エルドレッドの適時打で同点に。2死後に新人王候補として急上昇中の田中くんが丸選手の俊足もあって勝ち越し適時打。さらに梵選手が2点適時打、盗塁で二塁へ行くと、會澤くんも適時打と走塁打撃が見事に絡み合って一挙6点の大逆転。好投していた福井くんに勝ち投手の権利が発生します。
福井くんは前回も失点→死球からの好守でリズムを作れましたが、今回も自身の好守で落ち着きを取り戻したのか、3回以降は四球もなく球数の少ない好投を見せてくれました。実に2回まで39球だったのが、3回以降は3つの併殺もあっていずれの回も3人ずつで巨人打線を抑え込み、7回終了時点でまだ86球と完投ペース。2試合連続の完投勝ちに期待が高まりましたが、今後の戦いも考慮してか、勝利を優先して8回は一岡くんが登場。粘られましたが、三者凡退と安定した投球を披露。
9回には會澤くんの2本目の安打、堂林選手の安打などで2死一、三塁とすると相手投手のボークで1点を追加。完全に勝ちゲームでしたが、万全を期してミコライオを投入。しかし、点差があるとイマイチなミコライオ。1死満塁と劇場を展開してヒヤヒヤさせましたが、三振に二ゴロで締めて7-2の完勝。福井くんは7回5安打3死四球で2失点の好投で連勝の2勝目。この2年間、勝ち星があれほど遠かった福井くんでしたが、2回続けての好投で完全復活となるかもしれません。

今日の福井くん序盤こそ制球に苦しんでいましたが、失点してからは開き直れたのか、投直の好守で波に乗れたのか、3回以降はスイスイと投げていました。これで阪神、巨人と2強相手に連勝。しかもこの2戦は16回を投げて失点はわずか3、防御率1.69点とエース級の大活躍。マエケン以外の投手が不安定な中で一躍ローテーション投手としての地位を固めそうな勢いです。次回も日曜日に登板なら再び阪神との戦い。厳しい相手が続きますが、今日のように落ち着いて投げ抜いて欲しいです。

試合結果
広島7-2巨人
福井優也 7回 被安打5 被本塁打1 与四死球3 奪三振1 自責点2
堂林翔太 4打数 2安打 1本塁打 1死球 1三振 1打点
會澤翼 4打数 2安打 1打点
菊池涼介 5打数 2安打