2016年10月29日土曜日

青山学院 初の1部入替戦はフルセットも惜敗

関東大学バレーボールは直轄リーグの入替戦が行われました。
女子は2部優勝校の嘉悦大学が1部最下位の早稲田大学と対戦し、3-1で勝利。1季で1部復帰を果たしました。
男子は2部準優勝の法政大学が東京学芸大学に1セットを取ったものの、残り3セットは惨敗。1部との差を見せ付けられました。

男子2部で初優勝を果たした青山学院大学は1部最下位の中央学院大学との入替戦。
東日本インカレでは国士館大学を破るなど、1部チームとも互角に戦える力があると思われる青山学院大学。入替戦も第2セットを除いていずれも接戦となり、ともに2セットずつを奪いあいます。最終セットも13-15。あと一歩で勝利ならず、残念ながら初の1部昇格はなりませんでした。
ただ、主要メンバーが来年も残るため今季の経験は来季以降に大いに活かされるはずで、念願の1部昇格も射程圏内にあることを再確認できたと思います。

試合結果
青山学院大学2-3中央学院大学
    (23-25)
    (25-16)
    (24-26)
    (25-23)
    (13-15)

Vプレミアリーグ開幕 日立はストレート負け

Vプレミアリーグ女子が開幕。開幕戦となったのは昨年のファイナルで対決した久光製薬スプリングスと日立リヴァーレ。パオリーニが退団し、新たにジャクソンが加入した日立が今季はどこまでやれるのかが気になるシーズン。
開幕戦はサイドの力量に差が出ました。日立はジャクソンが活躍したもののサイドで点が稼げずに完敗。ストレート負けしています。

試合結果 日立リヴァーレ 1敗
日立リヴァーレ0-3久光製薬スプリングス
     (17-25)
     (24-26)
     (17-25)

2016年10月27日木曜日

青学野球 痛恨逆転サヨナラ負け 3位で終了

東都大学野球秋季リーグの青山学院大学は1勝1敗で迎えた立正大学との最終戦。勝てば優勝、負ければ3位が確定する試合。
先発は初戦で好投した葛川くん。5回に遠藤くんの本塁打で先制するもすぐに追いつかれ、初戦同様に延長戦へ。試合はこう着状態が続き、延長12回に青山学院が勝ち越して勝負ありかと思いきや、その裏に追いつかれます。両チーム執念の試合は13回に再び遠藤くんの本塁打で三度青山学院がリード。しかし立正は3戦連続で黒木くんを投入すると、意地を見せその裏に同点とし、さらに2死からサヨナラ適時打を放って試合終了。
葛川くんの12回2/3の熱投も実らず、青山学院は3位でシーズンを終えることになりました。来年もまた2部での戦いが続きます。
2部は勝点4で国士舘大学と立正大学が並び、勝率も同じため優勝決定戦が行われることになっています。

最終順位
1位 国士舘大学 勝点4 勝率0.67
2位 立正大学 勝点4 勝率0.67
3位 青山学院大学 勝点3 勝率0.67
4位 駒澤大学 勝点3 勝率0.64
5位 拓殖大学 勝点1
6位 東京農業大学 勝点0

首位打者 西村大樹

2016年10月25日火曜日

東都2部 優勝決定は26日に持ち越し

東都大学野球2部は優勝争いを演じている青山学院大学が立正大学と対戦。勝てば2季連続の優勝が決まる青山学院大学。先勝して迎えた第2戦の先発は近藤くん。
試合会場の府中市民球場はあいにくの雨模様。

先発は近藤くん。捕手は小坂井くん。

背水の陣の立正大は2日連続で黒木くんが先発。

初回から制球に苦しむ近藤くん。2回には失策と安打、四球で無死満塁の大ピンチ。押し出しで先制点を与えてしまいます。数点は覚悟するところでしたが、併殺を取ってこの回はなんとか1点で切り抜けます。
 
本塁封殺で併殺。2回は1点で抑えますが。

ドラフトでオリックス2位指名を受けた好投手相手に大量点は望めないだけに近藤くんには立て直して欲しいところでしたが、3回には右翼へ本塁打、5回には内野安打の適時打を打たれ、3点を先行されます。

3回は完璧に捉えられてしまいました。
5回は吉澤岳くんがよく追いついたのですが、隙をつかれました。

6回からは及川くんが登板。流れを変える好投を見せ、4回を被安打1、奪三振4の無失点で抑えます。すると6回裏に四球と西村くんの安打、ボークで2死2、3塁の好機をつくり、長野くんが走者一掃の三塁打で2点を奪い返します。
6回からは及川くんが好救援。

西村くんが好機をつくる一打。
長野くんが会心の三塁打を放って1点差に詰めます。

 その後も走者を出して押し気味に試合を進める青山学院でしたが、黒木くんを攻略することはできず。9回も1死2塁まで攻めましたが逃げ切られました。
この結果、立正大学が1勝1敗とし青山学院大学の順位決定は最終戦となる3回戦まで持ち越しとなりました。勝てば勝点で国士舘大学と並び、勝率差で優勝が決まります。

試合結果 青山学院大学 1勝1敗
青山学院大学2-3立正大学

青山学院 女子バレーは2位

関東大学バレーボール女子1部は最終戦が行われました。
1敗の筑波大学に2敗の青山学院大学と東海大学が続く展開となった秋季。最終戦で青山学院大学は3-1で日本体育大学に勝利し、東海大学と筑波大学の結果次第では逆転優勝の可能性があったものの、東海大学が筑波大学に敗れたため1勝差で準優勝となりました。
春季は入れ替え戦を辛うじて免れた8位だっただけに、全日本大学選手権を前に良いリーグ戦を戦えたと思います。

最終結果
1位 筑波大学 8勝1敗
2位 青山学院大学 7勝2敗
3位 東海大学 6勝3敗(セット率1.6)
4位 日本女子体育大学 6勝3敗(セット率1.4)
5位 日本体育大学 5勝4敗
6位 順天堂大学 4勝5敗
7位 東京女子体育大学 3勝6敗(セット率1.1)
8位 松蔭大学 3勝6敗(セット率0.57)
9位 宇都宮大学 3勝6敗(セット率0.55)
10位 早稲田大学 0勝9敗

敢闘選手 小島満菜美

2016年10月16日日曜日

青山学院大学男子バレー 2部初優勝

関東大学バレー男子2部の秋季リーグは最終戦が行われました。
初優勝がかかる青山学院大学は慶應義塾大学と対戦。第1セットを接戦ながら先取するも、続く2セットを失い追い詰められた青山学院。しかし、第4セットを奪い返すと、最終セットも勝利し、フルセット勝ち。自力で優勝を決めました。青山学院大学男子バレーボール部が2部で優勝するのはこれが史上初の快挙となります。
続いて行われた駒澤大学と法政大学の一戦は3-1で法政大学が勝利し、得点率で法政大学が2位となり、入替戦へ進むことになりました。

試合結果 青山学院大学 10勝1敗
青山学院大学3-2慶應義塾大学
    (28-26)
    (18-25)
    (20-25)
    (25-19)
    (15-11)

最終結果
1位  青山学院大学 10勝1敗
2位  法政大学 9勝2敗(セット率2.23、得点率1.12)
3位  駒澤大学 9勝2敗(セット率2.23、得点率1.10)
4位  慶應義塾大学 8勝3敗
5位  大東文化大学 7勝4敗
6位  国際武道大学 6勝5敗(セット率1.30、得点率1.08)
7位  宇都宮大学 6勝5敗(セット率1.30、得点率1.05)
8位  平成国際大学 5勝6敗
9位  山梨大学 2勝9敗(セット率0.47)
10位 桜美林大学 2勝9敗(セット率0.40)
11位 亜細亜大学 2勝9敗(セット率0.37)
12位 立正大学 1勝10敗

最優秀選手賞 木下雄貴
セッター賞 田島光也

なお1部2部入替戦の対戦相手は1部12位・中央学院大学となりました。試合は10月29日に行われます。

2016年10月9日日曜日

青山男子 国際武道退け2位以内が確定 

関東大学バレー男子2部の秋季リーグはいよいよ大詰め。順位争いが激しさを増しています。
下位で目を引くのは今季2部に復帰したばかりの平成国際大学。大東文化大学などに土をつけ、目下4勝を挙げて8位。すでに入替戦も回避し健闘しています。
前節までで1敗で4チームが並ぶ上位陣は直接対決があり、明暗が分かれました。
最も厳しい対戦が残った慶応義塾が駒澤、法政に連敗し大きく後退。3位以下が確定し入替戦進出がなくなりました。
全勝の青山学院の連勝を止めた駒澤は2戦ともストレート勝ち。首位奪取へ勢いに乗っています。法政は現在6位の国際武道大学にまさかの苦杯。慶応義塾にもフルセットまで競り、優勝の可能性が消えました。

ここまで記憶にないほどの強さで勝ち進んできた青山学院大学男子。前節で駒澤大学に今季初黒星を喫し、このままズルズル沈まないか心配されましたが、9位の亜細亜大学戦は1セットを落としながらもなんとか勝利し、一息つきました。
10日目は前日に法政大学を下した強敵・国際武道大学と対戦。
第1セット。序盤は競りますが、中盤にかけて青山にミスが出始めます。11-15とリードされてしまいます。その後は持ち直し、国際武道が若干優勢のまま終盤へ。相手チームのミスに助けられていったんは20-20と追いつきますが、高さとパワーのある国際武道のアタックを止められず、22-25と押し切られます。
第2セットも序盤は国際武道が2-5とリード。青山は渡辺くんのレフトからの攻撃やサーブで反撃し中盤まで競りますが、ジリジリ押され17-20に。しかし安田くんのブロックを起点に得点をあげると、19-20の場面でジャッジについて双方申しいれがあり結局は最初の判定通り青山の得点に。20-20で並んだことで渡辺くんの好サーブが続き23-20と突き放します。最後は松島くんがブロックを決めてセットを取り返します。
第3セットは序盤互角の試合展開。中盤に入り、サーブレシーブが乱れ、先行を許しますが、それでも途中出場の萱野くんのブロックなどで追いつき、終盤までもつれます。渡辺くんを中心に得点をあげて粘る青山に根負けしたのかミスが出る国際武道。セットポイントを握ったままデュースに持ち込み、安田くんが決めて2セットを連取。
第4セットは渡辺くんと木下くんが気持ちよくアタックを決めて好スタートを切った青山がそのまま走ります。両サイドに加え、要所で佐藤吉くん、松島くんも速攻を決め、18-13まで引き離します。しかし、ミスからリズムが少し狂うと、レシーブが安定しなくなり、レフト頼みになったところをブロックで防がれてしまいます。19-18と1点差にされたところで安田くんを投入。1本で切り、ローテを回すと、田島くんは渡辺くんにボールを集めます。渡辺くんも信頼に応え、上がったボールを決め続け、ブロックを決めて24-20とマッチポイントまで持っていきます。最後は相手のレフト攻撃をブロックし、3-1で勝利。苦しい戦いでしたが勝利を収めたことで首位をキープ。狙い通り、最終戦まで優勝争いに残ることができました。

試合結果 青山学院大学 9勝1敗
青山学院大学3-1国際武道大学
    (22-25)
    (25-22)
    (26-24)
    (25-20)

10日目が終了し、残り試合は1試合。現在1位の青山学院大学は4位ですでに入替戦進出がなくなった慶応義塾大学と、2位の駒澤大学は3位法政大学と対戦します。次回の試合結果別で優勝ケースを見てみますと。

①青山学院が慶応義塾に勝った場合。
青山学院はフルセットまで戦ってもセット率は3.88。2位の駒澤は法政にストレート勝ちしてもセット率は3.1にとどまるため、無条件で青山学院が優勝、入替戦進出。

②青山学院が慶応義塾に負けた場合で、駒澤が法政に勝った場合。
勝敗数で駒澤が10勝1敗、青山学院が9勝2敗、法政と慶応義塾が8勝3敗となり、青山学院は2位で入替戦進出。

③青山学院と駒澤がともに慶応義塾、法政に負けた場合。
勝敗数で青山学院と駒澤、法政の3チームが9勝2敗で並ぶ。青山学院はストレート負けでもセット率は3.11。駒澤はフルセット負けでセット率は2.31、法政はストレート勝ちしてもセット率が2.42なので、青山学院の優勝は確定。2位はストレートなら法政、駒澤は2セット取れれば2位。駒澤が1セットしか取れなかった場合は得点率で決定されます。

試合順は青山学院-慶応義塾戦が先に行われるため、勝って自力で優勝を決めたいところです。