2013年5月31日金曜日

福井くん 2回無失点で勝利投手

30日のウエスタンリーグ。オリックスとの試合、先発は中村恭平投手。再三ピンチを背負いながら何とか2回を無失点で切り抜けると、2番手小野投手は1回を3者凡退。
4回からは久々登場の福井優也投手。安定した投球で、2死から1本安打を打たれるものの、崩れることなく無失点。5回も続投して、2者を三振に取る3者凡退。試合は3-0で広島が勝ちました。味方打線が4回に上本選手の安打から好機を作って、申選手が適時打を放って2点をあげたことで、ふっくんが勝利投手に。防御率も1.64と1点台になりました。

2013年5月30日木曜日

モントルーバレーマスターズ イタリア戦

モントルーバレーマスターズ第2戦。日本はイタリアと対戦して、セットカウント3-2でフルセットの戦いを制しました。
今日は今村優香選手(青学大)がスタメン出場。第1から第4セットまで出場してブロック1本を含む13得点高橋沙織選手(日立)も第5セットに先発出場して、序盤からリードを奪う7得点と結果を残しています。

試合結果
日本3-2イタリア
 (21-25)
 (27-25)
 (25-21)
 (21-25)
 (15-12)

2013年5月29日水曜日

大竹誤算で大敗

ここまで抜群の安定感を示している大竹投手が先発。しかし、初回から大荒れで先頭打者を安打で出すと、犠打、死球で1死1、2塁。ここで本塁打を浴びてしまい、3点を献上。1回裏に廣瀬選手本塁打で1点を返すものの、5回にも押し出しを含む3失点。5回6失点と打ち込まれてしまいました。
続く、今井投手は6回を安打1本に抑え、7回。自らの失策から四球2つで満塁としてしまうと、併殺崩れで1点、さらに投手の吉川選手にも安打を食らって2失点とリズムを崩してしまいました。
打撃面でも得点が初回の廣瀬選手の1本だけで、4安打に押さえ込まれて見せ場を作ることもできずに完敗でした。

今日は會澤選手が久々に代打で登場。残念ながら安打は打てませんでしたが、機会をもらえたのはよかったと思います。守備では捕手ではなく、怪我が不安のニック選手の代わりに1塁に入りました。
一方、菊池選手は今日は最後の最後で意地の中前安打。そして、守備機会が非常に多く、この日だけで9つのゴロをさばいて、無失策でした。

試合結果
広島1-8北海道
大竹寛 5回 被安打7 被本塁打1 与四死球4 奪三振2 自責点6 防御率2.33
菊池涼介 4打数 1安打 1三振 打率.238

モントルーバレーマスターズ ドミニカ共和国戦

スイスのモントルーで開催されているモントルーバレーマスターズ。初戦で日本は中米の強豪国・ドミニカ共和国と対戦。若手主体で挑んだ日本は0-3のストレート負けを喫しました。
注目の選手では日立リヴァーレから選出された高橋沙織選手が第3セットに出場し、5得点を挙げる活躍。第3セットを接戦にもちこむ健闘につながりました。
一方、青山学院大学から出場している今村優香選手は第2セットに登場し、1得点でした。

試合結果
日本0-3ドミニカ共和国
(19-25)
(16-25)
(22-25)

2013年5月26日日曜日

全日本女子 欧州遠征メンバー

バレーボール全日本女子は5月28日からモントルーバレーマスターに出場します。
毎年年度初めに行われる大会で、各重要大会の前哨戦的な位置付けとなる大会。今年はオリンピックの翌年の大会ということで、新戦力がメンバーの中心になっています。
日立リヴァーレからはサイドアタッカーの高橋沙織選手が選ばれています。オリンピックや世界選手権でも大活躍した江畑選手もこのモントルーで結果を残して、全日本でアピールしただけに高橋選手も出場できるよう期待したいところ。
また、青山学院大学からは今村優香選手がメンバー入り。スパイク賞とベストスコアラー賞を獲得した大学屈指のスパイカーがどこまで通用するのかも注目です。

マエケン10奪三振 松山&丸本塁打

エース・マエケン登板で是が非でも勝ち星が欲しい一戦。
両先発が好投で3回まで無安打も、先制したのは東北。一方、広島は4回2死から2四死球の好機に好調の松山選手3点本塁打。逆転に成功。
しかし、今日のマエケンはピリッとしない感じで、5回に本塁打を打たれ1点差。6回も2本の安打でピンチを招きます。
いやな流れを一転させたのは、6回1死での菊池涼介くんの四球。ワンバウンドの球が後方へ逸れるのを見逃さずに激走し、四球で2塁のチャンスを作ると、丸選手2点本塁打を放ってリードを広げます。
マエケンは7回にも3連打で1点を失うものの、けん制でアウトをとって乗り切ります。結局、この日は8本の安打を打たれて3失点。本人は「最悪」という内容も、10奪三振はさすが。
3-5と詰め寄られた7回裏は、スタメン落ちしたプリンスに代わって3塁に入った小窪選手が内野安打。中東選手の四球で2死1、2塁。6回に幸運な出塁で得点に結びつけた菊池くんがここで簡単な一飛で好機をつぶす…かに見えたのですが、東北野手陣3人がまさかのお見合い。記録は安打となって、なんと貴重な適時打。阪神戦で見せた自称・通天閣打法ふたたび。
8回は今村投手、9回はミコライオといつもの継投で東北の反撃を1点に抑えて、なんとか勝利。今日の菊池くんはいろいろと面白い活躍(?)をしてくれました。これでチームは横浜に代わって3位に浮上です。

2軍は今日は福岡3軍との練習試合。新人が大活躍だったようで、ドラ2・鈴木誠くん、ドラ4・下水流くんに本塁打が、ドラ1・高橋くん、ドラ3・上本くんも適時打、ドラ5・美間くん(本日誕生日)も安打を放つなどそれぞれアピールできたようです。


試合結果
広島6-4東北
前田健太 7回 被安打8 被本塁打1 与四球0 奪三振10 自責点3 防御率1.42
菊池涼介 3打数 1安打1四球 1三振 1打点 打率.238
松山竜平 4打数 2安打 1本塁打 1三振 3打点 打率.270

2013年5月25日土曜日

バリントン好投も援護なく

関東遠征から地元・広島へ戻ってきての1戦。
先発はここまですばらしい投球を見せながら勝ち星にめぐまれないバリントン
今日も非常に安定した投球内容で、8回を1失点。7回の1本の本塁打のみがおしい失投となりました。一方、味方打線は相手投手・則本投手の前に手も足も出ない状態で、ようやく8回に梵選手2塁打。プリンスに代打の松山選手適時打と、奇跡的な采配が的中して同点とするのがやっと。9回にマウンドに上がったミコライオがこれまた本塁打を打たれてしまい、これが決勝打となりました。
打線は3安打1得点と良いところがほとんどありませんでしたが、このうち2本が梵選手で、最近は安部選手にスタメンをとられていた鬱憤が晴れた格好でしょうか。
若手2人は今日はそろって2三振。プリンス・堂林選手は2打席2三振で、チャンスで代打を送られる始末。そろそろ、スタメン落ちも視野に入ってきているかもしれないので奮起に期待したいです。
一方、菊池くんも連続安打が9試合でストップ。また明日からがんばってもらいたいところ。今日は失策がなかったのがせめてもの救いです。

試合結果
広島1-2東北
バリントン 8回 被安打4 被本塁打1 与四球2 奪三振8 自責点1 防御率1.91
菊池涼介 4打数 0安打 2三振 打率.237

2013年5月24日金曜日

丸 同点適時打&勝ち越し本塁打で快勝

本日も熱心な広島FANで埋め尽くされた埼玉での交流戦2戦目。先発は2年目・野村祐輔くん
初回、三ゴロを菊池涼介くんが悪送球で1死2塁。その後、野村くんが適時打を食らって先制されてしまいます。菊池くんの失策は明らかに間に合わない送球での失策で、これは以前にもありました。また、昨日も併殺をとった送球が悪かったので要修正な点です。
4回にはプリンス・堂林選手が高いバウンドをジャンプしてグラブに当てながら弾いてしまう失策。これまた無死1、2塁としてしまうと、2死後に適時打を打たれて2失点目。いずれも失策が点に結びついてしまういやな流れ。
しかし、5回2死から初回に失策した菊池くんが緩いカーブを粘り強くためて気迫の内野安打で出塁すると、当たっている中東選手適時打菊池くんが俊足を披露して1塁から一気に本塁まで駆け抜けました。さらに丸選手も続けて適時打を放って、同点へ。1番2番3番がきっちり機能して得点につながる理想的な展開でした。
7回には石原選手の懸命な走塁で内野安打をもぎ取ると、今日の殊勲者・丸選手2点本塁打。ベンチも大盛り上がりで一気に勝ち越し。8回にはニックが1軍復帰後初の本塁打で2点を追加。試合を決めてくれました。
野村くんは6回、7回に2塁打を打たれてピンチになるものの、後続を三振に取る安定の投球。時折甘い球はあるものの要所での制球力は抜群で、球速がない分を補って余りある投球術でした。
7回1死からは河内投手。四球を与えて1死1、2塁とするものの、続く打者を二ゴロに打ち取ります。これを遊撃・安部選手がきちんと送球できていれば併殺だっただけに、送球が逸れてしまい2死1、3塁としてしまったのは残念なところ。二遊間ともに送球に課題の1日です。
7回2死からは今村投手。今日も球速は出ていませんでしたが、野村くんを見習ったのか(?)豪腕投手からコントロールピッチャーへ変身したかのような投球で、良いところへポンポン球を放っていました。9回は4点差ありながらミコライオが登場。昨日はひやひやしましたが、今日は初球から150キロをガンガン投げ込んで3者凡退。関東での4戦を2勝2敗で終えました。

菊池くんは今日も失策から失点に絡んでしまったり、逆に内野安打で同点劇の口火をきったりと、良くも悪くも試合を左右するプレーが出ていました。課題の出塁や進塁については相手失策を誘ったり、犠打を無難に決めたりと1番打者としての役割を果たせたかと思います。今日も安打を1本打ったことで、連続安打は9試合と継続中。打率もジリジリ上がってきています。
一方、気がかりなのはプリンス・堂林選手。今日も快音は聞かれず、守備では1失策。三振も1個追加で両部門ワースト2位となっています。なんとか1本打ってまた調子を取り戻せると良いのですが。

試合結果
広島6-2埼玉
野村祐輔 6回1/3 被安打7 与死球1 奪三振4 自責点0 防御率2.87
菊池涼介 4打数 1安打 1犠打 1失策 打率.242
丸佳浩 5打数 2安打 1本塁打 3打点 打率.309
ニック 4打数 2安打 1本塁打 2打点 1三振 打率.250

2013年5月23日木曜日

大竹-今村-ミコライオ 完封リレー

3連敗で迎えた西武ドームでの交流戦。千葉同様に埼玉でも広島FANが大勢詰め掛けていたようです。
先発は大竹投手。安打や四球で再三ピンチを招きながらも粘りの投球を披露、6回は1死1、3塁で相手の走塁ミスに助けられ、7回はこの日右翼スタメンの松山選手の好捕で7回を無失点
打撃陣はこちらもチャンスを作りながら打てない場面が続くものの、5回の2死1、3塁の場面で打てなかった中東選手が7回1死1、2塁から適時打、代走の赤松選手好走塁を見せて先制に成功。
8回は今村投手が投げ、本調子とは程遠いながらもなんとかしのいで、9回はミコライオへ。四球と内野安打で1死1、3塁と大ピンチを招いてしまいます。しかし、ここでセカンド方向へ飛んだ打球を菊池くんが滑り込んで好捕、二飛にしとめると。最後は三ゴロで打ち取って、ヒヤヒヤながらも完封勝利となりました。

今日は随所で好プレーが見られて、良い試合になったと思います。もちろん、もっとチャンスで打てていれば、楽に勝てたかもしれませんが、打てないのはいつものことなので、その分守りで好守が出せれば、投手陣が良いだけに今日みたいに勝機はいくらでもあります。
菊池くんは、今日は珍しく6番にはいりました。出塁率の低さが下げられた要因かもしれません(が、代わりがルイスというのはいかがなものでしょうか?)。その菊池くんですが、今日も破天荒ぶりを発揮。1回相手先頭打者のセンターへ抜けそうな当たりを抜群の守備範囲を活かしてアウトにしたり、最終回のライナーのような好守もみせつつ、3回にはライトへの当たりを回り込んで捕りながら(ここまでは好プレー)、落として弾いて危うくエラーになりかけたり。打つほうも併殺などでチャンスをつぶす場面が多く、でも8回では華麗な左2塁打を放ってみたり、なんだかんだでやっぱり読めない選手です。ちなみにぜんぜん目立ってはいませんが、毎日こつこつ1本、8試合連続安打を記録中です。

試合結果
広島1-0埼玉
大竹寛 7回 被安打6 与死四球3 奪三振2 自責点0 防御率1.47
菊池涼介 3打数 1安打 1四球 打率.242


2軍の試合では昨日、今日と福井優也くんが登板。昨日は1回2/3で2失点。7回は2三振を奪って3者凡退だったものの、続く8回に2死2、3塁のピンチからあと1死が取れず2点適時打、さらに連打で、岩見くんの救援を仰ぐ苦い投球となってしまったようです。
一方、今日は7回だけの登板で、被安打1。盗塁を決められて2塁のピンチも2奪三振で切り抜けました。内容からするとまだまだ2軍暮らしが続きそうな感じです。

2013年5月20日月曜日

9回粘りを見せるも3連敗

エース・マエケンが先発で臨んだ試合。
初回から、守備の乱れから調子を崩して2失点。先制されると追いつくのが難しい今の広島打線。昨日同様に安打で走者を出すことはできるものの、つながりがまったくなく0行進。
一方、援護を待つマエケンは5回にピンチを迎えるほかはほぼ完璧な投球。しかし、8回についにこらえきれなくなったのか、2死をとったところから連打と四球で満塁に。ここで珍しく押し出しの追加点を与えてしまって結局3失点。
最終回に2軍降格へがけっぷちの迎選手松山選手2塁打を放って2-3まで追い上げるものの、あと1本が出ず。3連敗となりました。
敗因を挙げるとすれば相手チームより1本安打を多く打っているにもかかわらずつながらないいつもの打線でしょうか。今日安打が出たのは2本放った2番中東選手、6番松山選手と1本の1番菊池くん、3番廣瀬選手、途中出場の迎選手で、肝心の4番・5番の外国人コンビが完全に流れをぶった切っていました。ここの打順は考えたほうが良いかもしれません。

昨日は谷間の中村恭平くんと3番手捕手候補の會澤くんのバッテリーが先発で、これに関していろいろと批判があったようです。特に會澤くんは実績のない若手投手相手に組ませるのはいかがなものかとか、この前、野手で出場したのに今度は捕手とはどういうことかという起用そのものに関して疑問視する向きがありました。
個人的には広島から千葉への移動直後の試合で、しかも谷間投手が投げることを考えれば、勝ったらラッキーくらいな状況でしたし、この機を逃していつ會澤くんに捕手をやらせるのかということを考えれば、むしろ良いタイミングでの起用だったと思います。
若手相手だから倉選手や石原選手のようなベテラン捕手でなければならないというのはよく判りません。もちろん、この2人と會澤くんとの間には大きな力の差がありますが、経験をつませるということではよかったのではないでしょうか。
目先の勝利だけを考えて、若手捕手をまったく起用しないのであれば、けがでこの2人が欠場した場合、1軍経験のない選手を急遽出さなければならない状況をつくってしまうつもりなのでしょうか。
今日の試合はエース・マエケン、正捕手・石原選手、8回は倉選手がバッテリーで絶対に負けてはいけない試合でした。それでも失点することもあれば、負けることもあるわけです。昨日の試合で捕手が會澤くんではなく、石原選手や倉選手だったらばと言う方もいるでしょうが、そうすることで試合に勝っていたかというとそれはないと思うのです。であれば、主力を今日の大切な1戦のために温存して、若手にチャンスを与える試合があっても良かったのではないかと。むしろこういった試合でなければ危なくて起用ができないのではないかと。
それこそ他チームからバンバン主力級の選手を引き抜けるようなチームならば良いでしょうが、広島というチームがそうでない以上、若手の成長なくしては強くなれないのですから、1試合の起用法、1試合の結果論だけでそこまで批判する必要はないと思うのです。
今年は、白濱選手がまず1軍でチャンスをもらい、ついで會澤くんも試合に出させてもらいました。もちろん、磯村くんにも2軍で好調を維持できればチャンスが巡ってくるでしょう。状況に応じて若手が出場できるときに出す、その英断も今は必要な時期だと思います。

試合結果
広島2-3千葉
前田健太 8回 被安打6 与四球5 奪三振5 自責点3 防御率1.08
菊池涼介 4打数 1安打 打率.240

青学女子春季優勝

春季関東大学リーグ最終日。
2部男子は、ここまで終盤で連敗を喫して上位争いから脱落してしまった青山学院大学。最終日は順位では下の日本大学との対戦も、フルセットの末、接戦をものにできない結果に。最終順位も7勝4敗で3チームが並ぶ展開となってセット率で5位となりました。1位は国際武道大学、2位は逆転で駒澤大学が入り、3位は宇都宮大学でした。
試合結果:青学大7勝4敗(5位)
青山学院大学2-3日本大学
    (25-23)
    (25-27)
    (21-25)
    (25-13)
    (15-17)

2部男子・最終順位
1位:国際武道大学 10勝1敗
2位:駒澤大学 9勝2敗(セット率3.6)
3位:宇都宮大学 9勝2敗(セット率3.4)
4位:大東文化大学 7勝4敗(セット率1.7)
5位:青山学院大学 7勝4敗(セット率1.6)
6位:中央学院大学 7勝4敗(セット率1.4)
7位:日本大学 6勝5敗
8位:亜細亜大学 5勝6敗
9位:桜美林大学 3勝8敗
10位:東京経済大学 2勝9敗
11位:立教大学 1勝10敗
12位:平成国際大学 0勝11敗


一方、1部女子は最終戦で東京女子体育大学が3-0で松蔭大学を下して、青山学院大学の結果待ちとなりました。青山学院大学は強豪の嘉悦大学に第1セットを奪われるものの、続く3セットを奪い返して勝利。春の大会で優勝することができました。
試合結果:青学大8勝1敗(1位)
青山学院大学3-1嘉悦大学
    (21-25)
    (25-19)
    (25-15)
    (25-21)

1部女子・最終順位
1位:青山学院大学 8勝1敗
2位:東京女子体育大学 7勝2敗(セット率2.3)
3位:東海大学 7勝2敗(セット率2.1)
4位:日本体育大学 6勝3敗
5位:嘉悦大学 4勝5敗(セット率0.9)
6位:筑波大学 4勝5敗(セット率0.8)
7位:宇都宮大学 3勝6敗(セット率0.7)
8位:早稲田大学 3勝6敗(セット率0.6)
9位:国士舘大学 2勝9敗
10位:松蔭大学 1勝10敗

中村恭平4回4失点

本拠地の広島から千葉に試合会場を移しての戦い。内野陣は86年生まれの岩本選手が最年長で、88年の會澤翼くんと89年の中村恭平くんの同級生コンビが先発バッテリー。89年の安部選手と90年の菊池くんのこちらも同級生コンビが二遊間。91年のプリンス・堂林選手が三塁手という極めて若い陣容でした。

1回表、1番の菊池涼介くんが鮮やかな2塁打でいきなり先制のチャンスも、3番・4番が機能せず0点。
その裏、きょんぺいは制球が定まらない場面が多く、風の影響か最大の武器であるはずのストレートが140キロ台前半しか出ない苦しいマウンド。1回、2回と得点圏に走者を背負うもなんとか押さえますが、ついに3回につかまってしまいます。二塁・菊池くんへの当たりが高く跳ね上がってジャンプするも届かず内野安打で先頭打者を出してしまうと、バント処理で今期初のスタメンマスクの會澤くんと接触しかけるまずい守備。1死2塁から三塁打で1失点。さらに井口選手に本塁打を打たれて、3失点。
4回にも安打と犠打、二ゴロで2死3塁のピンチでアツくんのサインに首を振って投げた球がワンバウンド。アツくんがボールを見失う間に3塁走者を帰してしまい、計4失点でした。
5回にはアツくん、6回にはニックと2軍から昇格してきた2人が先頭で安打を放って出塁するものの、ぜんぜん点が入る気配がない今日の打線。
一方、相手打線は5回から登板した小野投手も簡単に攻略。5回に2失点、7回に本塁打で1失点と一方的な展開に。結局、相手が8安打で7点をあげたのに対してこちらは7安打で0点。なすすべなく相手先発の大嶺投手に完封されてしまいました。

今日の試合はいつものように適時打が出ない悪い広島らしさが出てしまいました。
スタメンで捕手を経験したアツくんの捕球技術に関してはまだ安定感がないといわなければなりません。リードに関しては良くわからないのですが、恭平くん自身が選択した球が打たれる面もあり、8回には今村くんが本調子ではないものの2奪三振で抑えられたことも考えると一概にアツくんの配球が悪いとは思えません。打撃に関してはいい当たりもありましたし、まだ出場する機会が得られればと思います。
菊池くんに関しては3回は残念でしたが、7回に野生児らしい好プレイが見られました(3回の守備も野生児っぽいといえばぽいのですが)。初回の打撃も良かったですし、少しずつ調子が上がってきているのでしょうか。

試合結果
広島0-7千葉
中村恭平 4回 被安打5 被本塁打1 与四球3 奪三振2 自責点4 防御率4.44
菊池涼介 3打数 1安打 1三振 2四球 打率.240
會澤翼 4打数 1安打 1三振 打率.286

2013年5月18日土曜日

青学女子首位を守る 男子は3敗目

5月18日に行われた春季関東大学リーグ。女子1部の青山学院大学は日本体育大学と対戦。第1セットはもつれて31-29で青学大が取ると、第3セットは11-25と大差で奪われるものの、第2、第4セットを取って3-1で勝利。唯一1敗を守りました。日体大は4位に後退。1位から4位までが1勝差という大接戦ながら、セット率の関係で、優勝争いは最終日に嘉悦大学という難敵を残す青学大と、最下位で2部降格が決定している松蔭大学と対戦する東京女子体育大学の2校に絞られました。
試合結果:青学大7勝1敗(1位)
青山学院大学3-1日本体育大学
    (31-29)
    (25-18)
    (11-25)
    (25-18)

男子2部は青山学院大と駒澤大学の3位対決。青学大は粘って大接戦となるものの最後は駒澤大に振り切られ、0-3で敗戦。3敗目となりました。
試合結果:青学大7勝3敗(4位)
青山学院大学0-3駒澤大学
    (19-25)
    (23-25)
    (23-25)

散発5安打 5位に後退

まさかの大勝となった先日の試合。このまま調子を上げて先発バリントンを援護したいところでしたが、今日は序盤からオリックスのエース金子投手に4連続三振を奪われる厳しい展開。
バリントンも好投をみせるものの、1回に本塁打を打たれて先制され、味方打線もまったく打てない状態で淡々と進みます。
6回の好機で代打・丸選手が登場してバリントンは降板。続いて今井投手が引き継ぐものの、8回にまたも1発をくらって0-2に。9回登場の久本投手が3者連続三振を奪って、9回裏の攻撃に期待をつなぎます。
一死後、菊池涼介くんが追い込まれながらも四球で出塁。中東選手も四球を選んで、一死1、2塁。金子投手が交代すると、岩本選手適時打を放って、菊池くん生還。1点差に。サヨナラの予感もあったのですが、今日は不調の廣瀬選手が3つ目の三振を喫し。ルイス選手も三振でゲームセット。連勝が4で止まり、セ・リーグで負けたのが広島だけだったため、5位へ逆戻りです。

この日は怪我で調整していたニック選手が1軍に昇格。早速代打で出場していました。エルドレッド選手が怪我で不在、栗原選手が不調で2軍落ちとなり、長打力に欠ける広島打線にとって貴重な長距離砲ができました。
一方、降格したのは野手ではなく、投手枠のふっくん(福井優也)でした。正直、大差で負けている試合以外起用法が見当たらない現状ではやむをえない選択でしょう。2軍でどんどん投げさせてもらって今度こそは信頼して使えるような状態になってから1軍昇格を果たしてももらいたいところです。

試合結果
広島1-2オリックス
バリントン 6回 被安打3 被本塁打1 与四死球3 奪三振3 自責点1 防御率2.01
菊池涼介 3打数 1安打 1四球 2三振 打率.238

2013年5月17日金曜日

野村くん プロ初完投&2点適時打

3連勝中の広島。今日の先発は怪我からの復活が期待される野村祐輔くん
初回、いきなり四球で無死1塁にしてしまうものの、あわてず後続を遊ゴロにして、併殺。ピンチでも動じない野村くんの良い投球ができていました。
以降も走者を出す場面があるものの、そのつど内野ゴロ併殺で打ち取って、要所では三振も取れる好投。ピンチらしいピンチもなく、9回1失点プロ初完投、今期初勝利となりました。

打撃陣も好調で、2回に今期初スタメンとなるアツ(會澤翼)くがきれいに右前安打で出塁すると、こちらもスタメンで気合の入る迎選手が2塁打で、無死2、3塁。打撃が好調のプリンス・堂林選手が初球から鋭い当たりで2点適時打。さらに野村くん、中東選手の四球で2死満塁にし、こちらもスタメン起用の3番小窪選手点3塁打4番廣瀬選手適時打で一挙この回に6点。
3回にも、迎選手の安打、プリンスの四球、石原選手選手の死球で1死満塁の好機に、野村くんが自らを援護する2点適時打を放って盛り上げます。その後、菊池涼介くも地味ながらきっちり犠飛で1打点を稼ぎます。
4回も勢いは止まらず、小窪選手とアツくんに代わって守備固めで入った岩本選手の安打から迎選手が犠飛で1点。さらにプリンスが安打で続くと、石原選手適時打と完全にお祭り状態。
5回に菊池くん、9回に中東選手も安打が出て先発全員安打を達成。また、小窪選手4安打堂林選手3安打と2人も猛打賞が出て、チーム全体で17安打12打点と最高の試合となりました。

今日は小窪選手がスタメンのため、菊池くんは本職の遊撃手での出場でしたが守備範囲の広さはいつもどおりで、イレギュラーの守備にもすばやい反応で対応して、併殺をとる好守を見せてくれました。アツくんは捕手ではなく1塁手での出場で無難にこなしていたと思います。
内野は全員20代、小窪選手を除くと全員25歳以下と非常に若いメンバーでの戦いで、勢いに乗れば強さを発揮する今の広島を象徴する陣容でした。

試合結果
広島12-1オリックス
野村祐輔 9回 被安打6 与四球2 奪三振9 自責点1 防御率3.60
菊池涼介 4打数 1安打 1打点 打率.236
堂林翔太 4打数 3安打 3打点 1四球 1失策 打率.238
會澤翼  2打数 1安打 打率.333
小窪哲也 5打数 4安打 3打点 1三振 打率.346

2013年5月16日木曜日

大竹-河内-今村-ミコライオ 完封リレー

福岡ソフトバンクとの交流戦2戦目。先発は去年から安定感がある大竹投手
1回から失策と四球2つで大ピンチを作るも、松田選手をしとめて0点発進。その裏、広島は菊池涼介くんが松田選手の悪送球で出塁し、いきなり無死2塁。中東選手の進塁打で3塁に進むと、岩本選手のセンターへの大きな犠飛で先制。(菊池くんはこれで22得点目でリーグ7位です。)同じ失策からのピンチで得点が入らなかったチームと入ったチーム、この試合の大きな分かれ目となりました。
2回にはここのところ上向きのルイス選手本塁打で2点目。その後、1死2、3塁となったところで、大竹投手にスクイズ。しかし、これを外して安部選手が3本間で挟まれると、プリンス・堂林選手が3塁へ進塁、安部選手が3塁に来る直前に2塁に引き返すという今期3回目の鬼ごっごプレーを披露。そのまま2塁へ戻れば、セーフだった可能性もありましたが、なぜか、再び堂林選手が3塁を目指したため堂林選手はアウト。成功していれば、相手にもダメージだっただけに、ちょっともったいない気がしました。
以降、両チームとも得点が入らず。大竹投手はいくつかピンチを招く場面もありながら、粘って無失点。7回途中で河内投手、8回からは今村投手、9回からはミコライオ投手完封となりました。

投手陣はこの2試合非常に安定していたのですが、打撃陣は今日は安打も4本と打てていませんでした。相手のミスによって先制できた点が非常に大きかったです。
今日は接戦でしたので、アツくんは出場なし。ふっくんも久しく大きな負け試合がないので出番がありません。

試合結果
広島2-0福岡
大竹寛 6回2/3 被安打5 与四球2 奪三振6 自責点0 防御率1.71
菊池涼介 4打数 1安打 打率.236

2013年5月15日水曜日

菊池&堂林適時打 會澤1軍昇格

交流戦初日はエース・マエケンが先発。対する相手は福岡の宇宙人こと大場投手。
初回、いきなり絶好調の中東選手プロ入り初本塁打で先制すると、2回も制球で苦しむ大場投手を攻めて満塁に。破天荒男・菊池涼介くんでしたが、この場面では三振と好機を活かせず。
3回には2安打目の中東選手が盗塁、暴投で3塁まで進んで、廣瀬選手がきっちり犠飛で追加点。安定の4番打者ぶり。
4回も2つの四球と犠打で2死2、3塁。2回に三振でがっかりさせた菊池くんでしたが、ここでは思わずマエケンも「うまい」と口に出す技ありの左前適時打で2打点。試合を優位に進めます。
5回からは金投手に代わりますが、こちらも制球難。押し出しを含めて2点を追加。6回にマエケンのいつもの被弾で1点と取られるものの失点はこの1発のみ。7回にはここのところ好調のプリンス・堂林選手適時打でダメ押し。投打ともに(2失策以外は)文句のない試合展開で7-1で完勝。チームも4位浮上です。

今日の個人的見所は、昨年の横浜戦で頭部死球を受けてから初の1軍復帰となった郷土の鯉戦士・アツ(會澤翼)選手でした。2軍で無双振りを発揮し、本日1軍に昇格。1軍には石原選手、倉選手というすばらしい捕手がいますし、3番手捕手として中東選手が打率4割とすさまじい活躍ぶりで、正直お呼びはないのではないかと思っていただけに、うれしい昇格&今期初出場となりました。
代打で出場した結果は粘ったものの三振でしたが、自慢の長打に次は期待したいところです。また今日は守備でも9回に捕手を任されて、なんとか無失点。1つワンバウンドのボールをはじいてしまったのは残念でしたが、まだまだ若いだけにどんどん先輩のいいところを見習って、少しでも多く試合で出してもらえたらばよいなと思いました。

試合結果
広島7-1福岡
前田健太 7回 被安打5 与四球1 被本塁打1 奪三振6 自責点1 防御率0.64
菊池涼介 5打数 1安打 1三振 2打点 打率.236
堂林翔太 2打数 1安打 2四球 1犠打 1打点 打率.227
中東直己 5打数 3安打 1本塁打 1盗塁 1打点 打率.462

菊池選手2点適時打コメント
「前の打席で打てなかったので取り返したかった。いやぁ、良かった(笑)」

2013年5月13日月曜日

青学女子1敗を守る 男子は2敗に

5月12日に行われた春季関東リーグ戦。
女子1部の青山学院大学は筑波大学に3-1で勝って、6勝1敗で首位を堅持。日本体育大学も6勝1敗で、来週の直接対決で優勝が決まりそうです。一方、ライバルの嘉悦大学は3勝4敗で5位と不振ですが、対決を残しているので油断はできません。
試合結果:青学大6勝1敗(1位)
青山学院大学3-1筑波大学
    (25-18)
    (25-15)
    (17-25)        
    (25-21)

男子2部の青山学院大学は宇都宮大学と上位対決。第1セットは粘ったものの、自力に勝る宇都宮大学に敗れて2敗となり、1部との入替戦進出の条件である2位以内が絶望的となりました。来週は現在3位の駒澤大学との対戦があります。
試合結果:青学大7勝2敗(4位)
青山学院大学0-3宇都宮大学
    (22-25)
    (20-25)
    (16-25)

菊池くん 2エラー&満塁弾

なんとかここのところ最下位は免れていた広島でしたが、中日との直接対決での連敗でついに転落。このままズルズルと独走態勢に入るわけにはいかない大事な3連戦最終日。

先発はカープが誇るイケメン左腕・中村恭平くんでした。立ち上がりから飛ばしているのか、140キロ代後半のストレートが際立ちました。今日は最速152キロと球速はカープ投手陣でも最高クラス。今年は違うのかというところも見せつつも、4回に四球から崩れてしまうのがもったいないところ。ただ、3ボールからでもストライクをとれているので、ふっくん(福井優也)のようにただ単に制球が定まらないというわけでもないような気がします。結局きょんぺいは4回3失点で降板。2軍で後輩の戸田くんが好投しているのでうかうかしていると、入れ替えもありそうです。

試合は4回に1-3とリードされたところから、満塁で丸選手が代打で出場。見事、満塁ホームランで5-3と逆転に成功。一時期、調子を落としていた丸選手でしたが、最近は復調してきて、頼りになります。5回からは久本投手、6回は今井投手と河内投手と中継ぎ陣が踏ん張りきれず、それぞれ1点ずつを取られて、5-5の同点に。
そんな中地味にエラー2つを追加して、失策王街道を(あのプリンスの追随すら許さないほど)爆走している菊池涼介くん。5回のエラーはセンターに抜ける当たりを自慢の守備範囲の広さで捕るまでは良いのですが、間に合わない送球をエラーしてしまうのは余計です。4回にはグラブでトスするような魅せるプレーもできるんですけど、ちょっと調子に乗ってしまうところもあります。まあ、見ている側としては菊池くんの守備は好プレーが出るか、エラーが出るかわからないドキドキ感が楽しみでもあるんですけれど、そこを叩かれているのはファン心理として複雑です。
6回裏の攻撃はみんながつないで、なぜかスタメンに出ない4割打者・中東選手が期待にこたえる適時打で6-5。ルイス選手が四球で出塁し満塁となったところで登場は、現時点の失策王で三振王2番手の菊池くん。正直、本当に申し訳ないのですが、まったく期待してませんでした。代打で小窪選手で良いのでは? などと思っていたくらいです。でも、そういうときに想定外の活躍をするのが菊池くんが破天荒の申し子といわれる所以。追い込まれてからのまさかの満塁本塁打で一気に4点。試合を決めてくれました。(考えてみれば現時点でチームの本塁打王で打点王2番手でもあるのですね。あなどってはいけません。)
7回にはプリンス・堂林選手も久々の本塁打を放って調子が上がってきたのかなという感じです。

今日は勝ち試合でしたので、敗戦処理要員のふっくんには出番がありませんでした。6回までで、3人の中継ぎを投入した時点で、7回からは誰が投げるのかと思って、大量リードということもあって少しばかり登場に期待したのですが、さすがにその選択肢はなかったようです。

試合後のヒロインで初めて菊池くんのインタビューを見ることができましたが、実に菊池くんらしいインタビューでした。また出番が来ることを期待しています。

勝ててよかった試合ではありますが、ある意味まぐれが積み重なったという感じで、正直内容があるとはなかなか言えない試合でした。本塁打攻勢自体が広島らしくないというか、今後も続いていくかというとそんなことは決してないので、やはり、チャンスできっちり適時打を打てる中東選手や廣瀬選手のような打撃がほかの選手もできないと、これまでのように塁上にたくさん選手が並んでいても点がまったく入らないということになってしまいます。足でかき回しながら、コツコツと当てて点を稼ぐ本来のスタイルに戻せるかどうか、注目してみたいと思います。

試合結果
広島11-6中日
中村恭平 4回 被安打4 被本塁打1 与四球3 奪三振2 自責点3 防御率3.63
丸佳浩 1打数 1安打 本塁打 4打点 打率.320
菊池涼介 4打数 1安打 1本塁打 4打点 1四球 2失策 打率.237
堂林翔太 4打数 2安打 1本塁打 1打点 1三振 打率.223