2013年5月13日月曜日

菊池くん 2エラー&満塁弾

なんとかここのところ最下位は免れていた広島でしたが、中日との直接対決での連敗でついに転落。このままズルズルと独走態勢に入るわけにはいかない大事な3連戦最終日。

先発はカープが誇るイケメン左腕・中村恭平くんでした。立ち上がりから飛ばしているのか、140キロ代後半のストレートが際立ちました。今日は最速152キロと球速はカープ投手陣でも最高クラス。今年は違うのかというところも見せつつも、4回に四球から崩れてしまうのがもったいないところ。ただ、3ボールからでもストライクをとれているので、ふっくん(福井優也)のようにただ単に制球が定まらないというわけでもないような気がします。結局きょんぺいは4回3失点で降板。2軍で後輩の戸田くんが好投しているのでうかうかしていると、入れ替えもありそうです。

試合は4回に1-3とリードされたところから、満塁で丸選手が代打で出場。見事、満塁ホームランで5-3と逆転に成功。一時期、調子を落としていた丸選手でしたが、最近は復調してきて、頼りになります。5回からは久本投手、6回は今井投手と河内投手と中継ぎ陣が踏ん張りきれず、それぞれ1点ずつを取られて、5-5の同点に。
そんな中地味にエラー2つを追加して、失策王街道を(あのプリンスの追随すら許さないほど)爆走している菊池涼介くん。5回のエラーはセンターに抜ける当たりを自慢の守備範囲の広さで捕るまでは良いのですが、間に合わない送球をエラーしてしまうのは余計です。4回にはグラブでトスするような魅せるプレーもできるんですけど、ちょっと調子に乗ってしまうところもあります。まあ、見ている側としては菊池くんの守備は好プレーが出るか、エラーが出るかわからないドキドキ感が楽しみでもあるんですけれど、そこを叩かれているのはファン心理として複雑です。
6回裏の攻撃はみんながつないで、なぜかスタメンに出ない4割打者・中東選手が期待にこたえる適時打で6-5。ルイス選手が四球で出塁し満塁となったところで登場は、現時点の失策王で三振王2番手の菊池くん。正直、本当に申し訳ないのですが、まったく期待してませんでした。代打で小窪選手で良いのでは? などと思っていたくらいです。でも、そういうときに想定外の活躍をするのが菊池くんが破天荒の申し子といわれる所以。追い込まれてからのまさかの満塁本塁打で一気に4点。試合を決めてくれました。(考えてみれば現時点でチームの本塁打王で打点王2番手でもあるのですね。あなどってはいけません。)
7回にはプリンス・堂林選手も久々の本塁打を放って調子が上がってきたのかなという感じです。

今日は勝ち試合でしたので、敗戦処理要員のふっくんには出番がありませんでした。6回までで、3人の中継ぎを投入した時点で、7回からは誰が投げるのかと思って、大量リードということもあって少しばかり登場に期待したのですが、さすがにその選択肢はなかったようです。

試合後のヒロインで初めて菊池くんのインタビューを見ることができましたが、実に菊池くんらしいインタビューでした。また出番が来ることを期待しています。

勝ててよかった試合ではありますが、ある意味まぐれが積み重なったという感じで、正直内容があるとはなかなか言えない試合でした。本塁打攻勢自体が広島らしくないというか、今後も続いていくかというとそんなことは決してないので、やはり、チャンスできっちり適時打を打てる中東選手や廣瀬選手のような打撃がほかの選手もできないと、これまでのように塁上にたくさん選手が並んでいても点がまったく入らないということになってしまいます。足でかき回しながら、コツコツと当てて点を稼ぐ本来のスタイルに戻せるかどうか、注目してみたいと思います。

試合結果
広島11-6中日
中村恭平 4回 被安打4 被本塁打1 与四球3 奪三振2 自責点3 防御率3.63
丸佳浩 1打数 1安打 本塁打 4打点 打率.320
菊池涼介 4打数 1安打 1本塁打 4打点 1四球 2失策 打率.237
堂林翔太 4打数 2安打 1本塁打 1打点 1三振 打率.223

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