2014年12月14日日曜日

日立リヴァーレ 初のタイトル獲得ならず

全日本選手権は決勝が行われました。ここまでフルセットの戦いをしのいで勝ち上がった日立リヴァーレ。対するは女王の久光製薬スプリングス。
第1セット。遠井選手の連続アタックが決まるもなかなかレフト攻撃が決まらず3-7と先行を許します。内瀬戸選手やパオリーニで攻撃をしかけ1点差にまで追い上げるものの、同点にすることができず。10-15となったところで負傷している佐藤美弥選手を起用。しかし佐々木選手が打ち切れず差を縮められません。栗原選手を投入して巻き返しを図り、内瀬戸選手の軟打や井上選手のブロックで反撃。2点差にまで詰めますが最後は振り切られ勝負の1セット目を落とします。
気落ちしたのか第2セットは一方的な展開。序盤こそ粘ったものの、レシーブを崩されて思うようなバレーができず。ミスを連発し、大差をつけられてしまいました。
第3セットもいきなり0-3とリードされる展開。栗原選手のサービスエースと佐々木選手のブロックで同点に追いつき、内瀬戸選手のバックアタックで逆転に成功。いったんは逆転されますが、パオリーニが着実に点をあげて引き離されずについていきます。しかし、パオリーニが後衛に下がると決定力が落ちて15-18とリードされます。苦しい場面で内瀬戸選手のスパイクや佐々木選手のサービスエースで19-19と同点に。終盤23-23までもつれましたが、久光製薬の粘りのレシーブに根負け。ストレートで敗れ、全日本選手権での初のタイトル獲得とはなりませんでした。

試合結果
日立リヴァーレ0−3久光製薬スプリングス
     (19−25)
     (13−25)
     (23−25)

2014年12月13日土曜日

日立リヴァーレ 全日本選手権決勝に

東レアローズに苦しみながらもフルセット勝ちを収めた日立リヴァーレ。準決勝ではリーグ戦で好調の岡山シーガルズと対戦。
1セット目からデュースにもつれる大接戦を展開。
第2セットと第3セットを失い、追い込まれますが今年の日立はここからが強く、フルセットに持っていくと日立ペース。逆転でフルセットを制し決勝進出を決めました。
日立リヴァーレの決勝進出は、現在の形の全日本選手権では初。黒鷲旗に天皇杯皇后杯が付与されていた全日本選手権では2006年の黒鷲旗以来の決勝進出となりました。

試合結果
日立リヴァーレ3-2岡山シーガルズ
     (31-29)
     (25-27)
     (23-25)
     (25-21)
     (15-10)

全日本選手権 フルセットで4強進出

全日本選手権ファイナルラウンドが開催されています。
女子は唯一チャレンジリーグのJTマーヴェラスが準々決勝に進出。それ以外はプレミア勢が順当に勝っています。
男子は8強すべてがプレミア勢で占められ、有力大学などによる波乱は起きませんでした。

女子の準々決勝では久光製薬スプリングスが上尾メディックスに大苦戦。2セットを奪われてからの逆転勝ちをしています。岡山シーガルズはデンソーエアリービーズを寄せ付けず完勝。NECレッドロケッツはJTマーヴェラスにリードを許しながらも勝負どころでの強さを発揮。ストレート勝ちで4強入りを果たしました。
同じ青学大卒の内田選手から主将を引き継いだ秋山選手(常陸太田出身)。

注目の日立リヴァーレと東レアローズの一戦。日立は初戦を強豪・東海大学をストレートで破ってきました。東レとはリーグ戦1回戦でフルセット負けしているだけに雪辱したいところ。
第1セットはレシーブが安定しない日立が単調な攻撃で大差をつけられセットを先取されました。
第2セット。序盤リードされる展開で中盤に佐々木選手のバックアタックなどで追いつきます。いったんは引き離されましたが、終盤にかけて一気かせい、逆転でこのセットを奪いかえしました。
第3セットはなかなかアタックが決まらないパオリーニ。それを補うべく、内瀬戸選手、佐々木選手、遠井選手が踏ん張り優位に試合を運び、セットを連取。
第4セットは東レの粘りの前に徐々に疲れが見えてきたサイド陣が根負けする場面が多く見られ、リードを奪われます。終盤にかけて追い上げを見せましたが、逃げ切られてお得意のフルセット勝負へ。
第5セット序盤で佐々木選手がブロックにかかりリードを広げられてしまいます。頼みのパオリーニの移動攻撃もなかなか決まらず、リードを許したまま終盤へ。好調の内瀬戸選手が前衛に上がってきたところで、すべてのボールを内瀬戸選手に集めます。その期待に見事に応えた内瀬戸選手の連続スパイク得点で逆転に成功。粘る東レをかわしてデュースの末に勝利。4強入りを果たしました。
今日のセッターは細川選手が務めました。

要所でアタックを決める佐々木選手と遠井選手。

徹底したマークに苦しんだパオリーニ。

佐藤あり紗選手は好レシーブを連発。

 なんといっても一番輝いていたのは内瀬戸選手。苦しい場面で高い決定率。

見事4強入りを果たしました。

試合結果
日立リヴァーレ3-2東レアローズ
     (16-25)
     (25-23)
     (25-19)
     (22-25)
     (17-15)


男子はJTサンダースとパナソニックパンサーズがそれぞれFC東京とジェイテクトSTINGSにストレートの順当勝ち。サントリーサンバーズと堺ブレイザーズは好ゲームを展開。フルセットも終盤までもつれ、どちらが勝ってもおかしくない熱戦を展開しましたが、堺がわずかの差で勝利しています。
サントリーは第1セット阿部選手(ひたちなか市出身)を起用するも不発。
第2セットからは橋本選手に交代し、流れをつかみましたが惜敗。

また、試合直前に男子の東レアローズに不祥事が発覚。
東海大学卒で一時はつくばに在籍していた王金剛選手が窃盗容疑で逮捕。王選手自身容疑を認めており、今後厳しい処罰が下されることになりました。東レアローズは急きょ試合を辞退し、対戦相手の豊田合成トレフェルサが不戦勝となっています。
王選手は中華人民共和国大連市の出身で、東海大学では阿部選手の後継として高い身長を活かしたトスが注目されました。当時から全日本での国際大会出場を目標として将来帰化することを公言。今年は夢であった全日本選手としてFIVB公式試合・ワールドリーグにも出場していました。
日本男子バレーが急速に世界のトップから置いていかれる状況の中で起きた不祥事。中華人民共和国と日本との関係もぎくしゃくしている中で、日本で活躍してきた王選手が起こした今回の事件は残念ですし、個人としての問題だけでは片付けられない事態を招いてしまいました。

2014年12月8日月曜日

連日のフルセット勝利 1レグ終了

久光製薬に金星をあげ、3勝3敗と星を五分に戻しての1レグ最終戦。
第1セットはいきなり連続ミスから入り1-4とされます。しかし、序盤で逆転に成功すると、1度もリードを許すことなく大差でセットを先取しました。
第2セットは序盤はパオリーニのアタックが効果的に決まり9-4とリード。中盤までは優位に試合を進めていましたが、徐々にパオリーニ以外が決まらなくなり、パオリーニが後ろに下がったところで逆転を許します。パオリーニが前衛に戻って同点に追いつきますが、2枚替えに失敗。点差を広げられ佐藤美弥選手を慌てて戻しますが、そのまま押し切られます。
第3セット。なかなかスパイクが決まらないところで、センターのブロックでしのぎます。中盤入ってからはトヨタ車体のペースに。内瀬戸選手を投入しますが、流れを引き寄せられず、11-16まで引き離されます。その後もトヨタ車体がリードをしますが、井上選手を投入すると、セットポイントを取られたところで2連続ブロックで同点に。驚異の粘りを見せますが、最後はミスでセットを連取されてしまいます。
あとのなくなった第4セットは先発で内瀬戸選手と井上選手を起用。中盤引き離したいところでミスが出てリズムが出ない日立。井上選手と内瀬戸選手の連続ブロックで逆転するとサイドがアタックを決めて20-16までリード。パオリーニが後衛に下がって1点差にまで追い上げられましたがなんとか逃げ切りまたもやフルセット勝負に。
第5セットはレシーブミスで2点を先行されるも佐々木選手がスパイクを決めて逆転。しかしトヨタ車体も粘り、中盤でミスも出た日立。1点を争う展開が続きます。パオリーニが下がったところで2点差をつけられ劣勢を強いられますが、佐々木選手と内瀬戸選手のブロックで逆転します。先にマッチポイントをとったもののミスでなかなか勝負を決められない中、最後はパオリーニがサーブで下がったところで井上選手が見事にブロックして得点。17-15と大接戦となりましたが、勝点2を獲得。第1レグを4勝3敗と勝ち越して5位と上々の結果を残しました。

試合結果 日立リヴァーレ 勝点10
日立リヴァーレ3-2トヨタ車体クインシーズ
     (25-18)
     (22-25)
     (24-26)
     (25-23)
     (17-15)

2014年12月6日土曜日

フルセットを制して久光を撃破


苦しい戦力ながら序盤をまずまずの成績できている日立リヴァーレ。優勝候補の久光製薬スプリングスとの対戦。
第1セット。序盤の競り合いから佐藤美弥選手、佐々木選手のサービスエースで波に乗り、19-12まで点差を広げます。安定した展開でセットを先取。
第2セット。序盤に長岡選手のスパイク、ブロックで1-7とリードされます。その後も岩坂選手ら全日本組に翻弄され、大差でセットを返されます。
第3セット。長岡選手、石井選手のアタックにパオリーニと遠井選手で応戦。栗原選手、パオリーニ、佐藤美弥選手のブロック、栗原選手のサービスエースなどで同点とするも、終盤に連続スパイクミスでこのセットも失います。
第4セット。途中出場の内瀬戸選手、井上選手が機能し中盤まで互角の戦い。終盤に佐々木選手の3連続得点を含む5点で一気にリードし勝点を取ります。
第5セット。佐藤美弥選手が2本のブロックを決めるなど攻撃的セッターとして本領発揮。リードを保ったまま終盤に入るとパオリーニが着実に得点をあげてフルセット勝ち。強豪相手に貴重な勝点2を奪いました。

試合結果 日立リヴァーレ 勝点8
日立リヴァーレ3-2久光製薬スプリングス
     (25-17)
     (16-25)
     (22-25)
     (25-21)
     (15-11)

2014年12月5日金曜日

青山学院大学 4強入りならず

全日本インカレは女子が4回戦を行いました。関東同士の対決となった青山学院大学は宇都宮大学に完勝。8強入りを果たしました。

試合結果
青山学院大学3-0宇都宮大学
    (25-15)
    (25-20)
    (25-16)


勢いを活かして挑んだのが秋の関東リーグ覇者の日本体育大学。しかし、今季絶好調の日本体育大学に歯が立たず。ベスト4はかないませんでした。

試合結果
青山学院大学0-3日本体育大学
    (19-25)
    (21-25)
    (18-25)

2014年12月4日木曜日

青山学院大学 4回戦に進出

全日本インカレ3日目。
女子は2回戦が行われ、青山学院大学は関西外国語大学と対戦。圧倒的大差で3回戦進出を決めました。

試合結果
青山学院大学2-0関西外国語大学
    (25-10)
    (25-10)

続けて行われた3回戦は関東2部の順天堂大学と対戦。格下相手でしたが大苦戦。2セット目を落とし、フルセットまでもつれました。なんとか勝利しましたが、次の対戦相手は関東の強豪の宇都宮大学だけにさらに厳しい戦いとなりそうです。

試合結果
青山学院大学2-1順天堂大学
    (25-21)
    (22-25)
    (25-21)

青学大男子は福岡大に惜敗

全日本インカレ2日目。男子の青山学院大学は2回戦で九州の強豪校である福岡大学と対戦。第1セットを中盤まで粘りながらも失うと、第2セットはデュースの接戦をものにできず。第3セットも序盤のリードを活かせず惜しくも敗れました。
シードの青山学院大学女子は明日から登場となります。

試合結果
青山学院大学0―3福岡大学
    (19―25)
    (27―29)
    (22―25)

2014年12月2日火曜日

青学大男子が1回戦突破

全日本インカレが開幕。大阪で開催された男子は1回戦が行われ、青山学院大学は東海地方の大同大学と対戦。苦戦しながらも3-1で勝利し、2回戦へ進みました。
女子は予備戦であるグループ戦が行われています。青山学院大学はシードされているため4日から登場します。

試合結果
青山学院大学3-1大同大学
    (25-22)
    (19-25)
    (25-23)
    (25-22)