2014年6月30日月曜日

失策多発の凡試合 アツが決勝弾

ここ2試合好投を見せてくれた野村祐輔くんを先発にたてての横浜3連戦最終戦。
初回に、天谷選手の安打と盗塁に、なんだか見慣れてきた相手捕手の悪送球で1死3塁から丸選手が中前適時打。さらにエルドレッドの2点本塁打で3点をリードします。
しかし、今日は野村くんが冴えません。その裏に先頭打者を4球連続ボールの四球で出すと、すぐに2点を奪われてしまう嫌な展開。
3回にもエルドレッドが本塁打を放ちますが、5回に菊池くんの悪送球から野村くんが崩れます。盗塁を許し、適時打を打たれると、続けて逆転本塁打を食らってしまい、野村くん自身の勝ちが消えます。
失策しては失点するといういつものパターンが交流戦を終えても続いているのが不安要素です。
試合は8回に丸選手の本塁打で同点に。9回には途中出場の會澤翼くんが低めの球をうまくすくい上げての本塁打で勝ち越し。このあと、プリンス・堂林選手の1軍復帰後初の安打となる二塁打に菊池くんの適時打もあり、交流戦明けの三連戦を勝ち越しでスタートが切れました。

5回に逆転を許したあとの6回以降會澤くんが捕手を務め、この日も無失点。打つほうでは最終回に見事な決勝弾。このところのあちらこちらで噴き上がる批判を覆す活躍を見せてくれました。このほか、今日はエルドレッドや丸選手の本塁打も効果的でしたし、1番に入った天谷選手も2軍から上がってからずっと好調です。
菊池くんは最後に適時打を放ちましたが、今日もまたも失策を出し、打つ方も1安打止まりでやや下降気味でしょうか。19試合連続安打中ではありますが、今日の失策は以前から見られるように、送球がやや本塁方向へ流れてしまっての悪送球でした。今まではなんとかエルドレッドが取ってくれていたのですが、今日はさすがに無理。突っ込んでくるのはいいのですが、送球だけは丁寧にお願いしたいです。
しかしそれにしても。この試合を含めて三連戦はお互いに失策から失点する凡試合を展開。両チーム合わせて3試合で10失策。勝てたのはうれしいのですが見たい野球とは違う感じでした。

試合結果
広島7−5横浜
野村祐輔 5回 被安打4 被本塁打1 与四球2 奪三振2 自責点2
丸佳浩 5打数 3安打 1本塁打 1盗塁 2打点
エルドレッド 4打数 2安打 2本塁打 1三振 1四球 3打点
天谷宗一郎 2打数 2安打 1四球 1盗塁

ワールドリーグ 日本最終戦で初勝利

男子バレーの夏の世界一決定戦・ワールドリーグ。
ここまで全敗の日本は最終戦でドイツと対戦し、ようやく初勝利。全日程を終えて1勝11敗でした。

決勝ラウンドに4チームが進むことができる上位グループであるプールAとプールBでは、唯一アジア圏から選ばれたイランが5勝4敗で大健闘しています。
一方、決勝ラウンドに1チームだけが進める中位グループのプールC、プールD、プールEではオーストラリアが3勝7敗、日本が1勝11敗、韓国が2勝8敗といずれもプール別で最下位。アジアのバレーでイランだけが世界上位であとは引き離されていることが明白となりました。
決勝ラウンドへの出場権がない下位グループのプールFとプールGでは中国が5勝1敗と力を見せています。

これまでもワールドリーグではほとんど勝てない日本でしたが、今大会はルールを大幅に変更してどこまでやれるか注目されました。結果は上位グループ8チームを除いて、中位グループ12チームでもダントツの最下位。世界で20位以内に入る資格がない現実を突きつけられました。
大会形式がコロコロ変わるので来年がどうなるのか判りませんが、今年と同じ方式でやるのであれば世界選手権の出場権もなく世界ランキングも下がると予想される日本は下位グループに入れた方が妥当だと思います。

2014年6月28日土曜日

プリンス合流 田中猛打賞 連勝は6止まり

5連勝中の広島は交流戦明け初戦で横浜と対戦。先発はオールスターファン投票先発部門で大逆転1位となったマエケン。
広島は3回に木村選手の安打に倉選手の犠打、相手失策もあり、1死1、3塁で天谷選手が右方向へのうまい打撃で先制。
5回には倉選手の本塁打、6回には丸選手が四球から盗塁。悪送球で3塁まで進んで、ロサリオが犠飛。さらに田中くんの安打に盗塁と悪送球があって2死3塁で木村選手が適時打と着実に得点を重ねます。
マエケンは6回、7回と長打を打たれますが、得点を許さず。8回は中田投手が、9回は今村投手が無失点に抑え、完封リレー。8回には岩本選手の1発も飛び出し、快勝しました。

試合結果
広島6-0横浜
前田健太 7回 被安打3 与四球2 奪三振9 自責点0
木村昇吾 4打数 2安打 1打点
岩本貴裕 1打数 1安打 1本塁打 2打点
倉義和 2打数 1安打 1本塁打 2犠打 1三振 1打点


このまま9連敗のあとの連勝を伸ばしていきたい広島はバリントンが先発。
初回、2つの四球と菊池くんの内野安打で無死満塁。エルドレッドに期待がかかりましたが、併殺。この間に1点が入りますが、一気に攻め崩せただけにエルドレッドが元気がなくて心配です。
初回に先制したものの1点どまりだったことが響き、3回に四球と安打に失策もからんで同点とされると、いつものバリントンの悪い癖。とことんまで崩れてしまい、適時打と3点本塁打で1-5とされてしまいます。
広島は直後の4回に併殺で好機を逸したかに見えた後、田中くんの安打と盗塁、相手失策で2死1、3塁としましたが得点できず。
4回から小野投手と會澤くんにバッテリーを交換。4回は大ピンチを招きながらも抑えましたが、5回に連続本塁打を浴び、1-7と大差をつけられます。
6回以降も會澤くんは捕手を務め、河内投手、戸田くん、今村投手と組んで無失点でした。
なんとか反撃したい広島打線は6回に丸選手の二塁打に田中くんが右翼へ2点本塁打、8回も丸選手の安打と盗塁をきっかけに、エルドレッドが続き、ロサリオが適時打で3点差まで追い上げましたが及ばず。連勝は6で止まりました。

なにかきっかけをつかんだのか、田中くんが当たり始めています。この日も本塁打を含む3安打、盗塁も決めてノってきています。打率もグンと上がって2割7分台へ。今年の新人ではイチオシの選手だけに球に慣れてどんどん打って欲しいです。
またこの日はケガで戦列を離れていた堂林選手が1軍復帰。疲れの見える菊池くんに代わって遊撃、三塁がそれぞれ二塁、遊撃と守備変更したのを機に、三塁手で途中出場。2軍では調子が良さそうでしたが、やはり1軍でいきなりの結果は出ず。ただケガはもう大丈夫そうです。
菊池くんは6月に打ちまくって月間打率の球団記録更新も視野に入っていましたが、この2試合は1安打ずつのみで打率を下げました。それでも連続安打は続けています。月間最優秀選手もありえると言われています。もう一踏ん張りしてもらいたいです。
驚いたのは河内投手。2軍でも結果が出ていたわけではないので、驚きの1軍昇格でしたが、なぜか抑えられています。九里くんを下げての河内投手昇格の意図がまだよく判りませんが。
一方、堂林選手の昇格で2軍へ降格したのはまたもや上本選手。上がったり下がったり本当にせわしないです。パフォーマンス以外での1軍での活躍を今度は上がるときは期待したいです。

試合結果
広島4-7
バリントン 3回 被安打5 被本塁打1 与死四球3 奪三振1 自責点4
田中広輔 4打数 3安打 1本塁打 2打点 1盗塁
丸佳浩 3打数 2安打 1四球 1盗塁

2軍では九里亜蓮くんが中日相手に7回1安打無失点投球。早期る1軍へ戻れそうです。

トヨタ自動車 埼玉アザレアが昇格

Vリーグ機構によると全国6人制総合男女優勝大会3位のトヨタ自動車ヴァルキューレと全国6人制総合男女優勝大会優勝の埼玉アザレアがVチャレンジリーグに参加することが内定しました。
また、残波WINGSは準加盟から正式に離脱することが発表されました。

トヨタ自動車ヴァルキューレについてはセット率差で惜しくも3位だった為、昇格は微妙かと思われましたが、今回の内定でパイオニアレッドウィングスが抜けた女子のチームの総数は維持できそうです。
男子は3位だった千葉ゼルバは昇格できず。増えるのは1チームのみとなります。

ワールドグランプリ候補発表

世界選手権の前哨戦ともいえるワールドグランプリのメンバー候補が発表されました。
日立リヴァーレからは江畑幸子選手と佐藤あり紗選手が昨年から引き続き選ばれ、新たに内瀬戸真実選手が加わっています。去年は最終メンバーに残っていた高橋沙織選手は外れました。また青山学院大学からは今村優香選手が参加します。
候補22名から最終的には各週12名から14名がエントリーされます。

2014年6月23日月曜日

ロサリオサヨナラ弾 田中覚醒?4安打

交流戦最終戦。ここまで4連勝中の広島。本日の先発はバリントン。
広島は初回、天谷選手と菊池くんが連打で無死1、2塁。1死後、エルドレッドが適時二塁打で2点を先制。2回には昨日2安打の田中くんが3号目の本塁打。3点をリードします。
バリントンは初回、2回と得点圏に走者を背負う苦しい投球。3回に先頭打者を出すと、四球も絡んで1死1、2塁。そこから3連打で4点を失います。昨日とは逆に連打で逆転を許してしまいますが、4回にエルドレッドの本塁打で追いつくことに成功。試合は振り出しに。
4回以降中継ぎ陣が踏ん張り、両チーム得点が入らず。8回、9回は好機を作りましたが、得点できないモヤモヤした状況。
しかし延長に入った10回に先頭の赤松選手の安打に菊池くんが犠打を決めて1死2塁。丸選手を敬遠し、続くエルドレッドは三振でしたが、勝負に出たロサリオが見事な本塁打でサヨナラ勝ち。5連勝と非常にいい形で交流戦を締めくくりました。

バリントンの3回降板は想定外の事態でしたが、しばらく試合がないということで中継ぎ陣をフルにつぎ込んでみんなが頑張って勝利に結び付けました。
また、この連戦で一番驚いたのは田中広輔くんの大活躍ぶり。ここまでプロの球に苦戦していたのがうそのように安打を量産。今日は4打数4安打うち1本塁打と完璧。プリンス復帰を目前にして1軍の当落線上にいた田中くんが奮起したことでチーム内競争がますます楽しみになってきました。
一方の二塁手に座をがっちり守って追撃を許さない菊池くんは今日も2安打。16試合連続安打・5試合連続の複数安打で、打率がグングン上昇。気がつけばリーグ4位にまで上がってきました。思えば去年の今頃は三振が多く、打率も規定に乗っている中では最下位クラス。スタメン固定には非難ごうごうだったことを考えると、本当に驚異的な成長といえます。いまや抜けたら一番苦しい選手の一人にまで挙げられるようになって、うれしい限り。オールスターでのファン投票でも二塁手1位を十分とれる位置にいます。リーグ戦が再開してもこのまま突っ走って欲しいです。

試合結果
広島7−4北海道
バリントン 3回 被安打7 与四球1 奪三振3 自責点4
田中広輔 4打数 4安打 1本塁打 1打点
エルドレッド 5打数 2安打 1本塁打 1三振 3打点
ロサリオ 5打数 1安打 1本塁打 1三振 3打点
菊池涼介 4打数 2安打 1犠打

2014年6月22日日曜日

5回猛攻 大瀬良くん4失点も降雨で6勝目

9連敗の後3連勝中の広島。魔の交流戦も残り2試合で、先発は大瀬良大地くん。
大瀬良くんは3回に先頭打者を四球で出すと犠打のあと、本塁打を打たれ右翼に運ばれ2点を先制されます。
5回には左安打に失策が絡み、2本の適時打で2点を奪われます。本日は5回4失点。納得のいく投球ではなかったようです。また、失策と失点が結びつく展開はいまだに続いています。
なかなか好機を作れなかった広島打線でしたが、5回に先頭の田中くんの二塁打から一気に爆発。木村選手が適時打、天谷選手が続き、菊池くんも適時打。四球のあと、エルドレッドが犠飛で1点差に。続くロサリオが値千金の内野適時打で同点にすると、代わった投手からも岩本選手が逆転の三塁打。一巡して田中くん、木村選手も適時打。実にロサリオから5連打の集中砲火で一挙8得点。敗色濃厚の試合をひっくり返します。
6回、大瀬良くんが降板するところで降雨コールドとなりました。

大瀬良くんにとっては不本意だったでしょうが、5回の大逆転で久々の勝ちがつきました。次回は自力で勝ち星を奪って欲しいです。
打線は5回に見事な集中打を見せました。菊池くんとロサリオは相変わらず好調ですが、それ以外の選手も今日は得点に絡みました。あとはエルドレッドにまた適時打が出てくれれば文句なしだったのですが、ここのところ本塁打か凡退かというのが多く見受けられます。

試合結果
広島8−4北海道
大瀬良大地 5回 被安打6 被本塁打1 与四球1 奪三振3 自責点3
木村昇吾 3打数 3安打 2打点
ロサリオ 3打数 2安打 1打点
田中広輔 3打数 2安打 1打点
菊池涼介 3打数 2安打 1打点

新人の九里亜蓮くんが2軍降格となりました。中継ぎでありながら、先発もできる久本投手も1軍にあがったため、西原投手を先発に起用するなど2軍では先発要因が足りていないように感じます。
代わってあがれる候補というと、先発ならば前回登板で完封勝利を果たした篠田投手あたりでしょうか。2軍降格はもったいない感じがしていたのでまた1軍で投げてみて欲しいところです。ほかはみんなボコボコにされている様子で、期待薄です。
福井くんは昨日は7回2失点と7回に打たれた1発以外は良かったみたいですが、その前が悪すぎて次回以降もしばらく続けて良い投球が出来なければ昇格は難しそうです。
リーグ戦再開に向けては堂林選手や一岡選手も復帰を目指しているようで、中継ぎや野手もいろいろと動きがありそうです。

2014年6月21日土曜日

青学大女子 準々決勝で敗れる

バレーボールの東日本インカレ第3日。
昨年準優勝の青山学院大学は春の覇者・東海大学と対戦。第1セットを簡単に奪ったものの、続く3セットを落とし、準々決勝敗退となりました。ベスト4に入れないのは3年ぶりです。
明日行われる決勝は女子が東海大学(1部1位)-日本体育大学(1部2位)という関東の2強の争い。男子は日本体育大学(1部3位)-専修大学(1部7位)と上位2チームが早々に敗れる波乱となっています。

試合結果
青山学院大学1−3東海大学
    (25−16)
    (22−25)
    (18−25)
    (16−25)

2014年6月20日金曜日

青学大男子 国士舘大にストレート負け

東日本インカレ2日目。
初戦を圧勝した青山学院大学男子は春季リーグで競り負けた国士舘大学と対戦。実力的には相手が上ですが、勝機も十分にあると思われました。

第1セット。1番岩橋主将のブロックや、相手の連続ミスで5−1とリードします。しかし、青山学院大学もサーブミスやスパイクミスなどで、6−7と逆転を許します。
なんとかブロックで食らいつきますがサーブレシーブミスなどで9−12。その後、相手ミスなどに助けてられて追いつくものの逆転はできず。本調子でない国士舘大学相手に終盤までもつれましたが、最後はドリブルでセットを落とします。
第2セット。両チームサーブミスで流れがどちらに傾くかという場面で、反則や相手ブロックにかかってしまいます。ここから一気に国士舘大学が走ります。中盤にかけてサーブで乱された青山学院大学に対して、多彩なコンビで翻弄する国士舘大学。最後までレシーブの修正ができなかった青山学院大学は良いところなくこのセットも失います。
あとのない第3セット。主将に代えて1年生木下くんをスタメンに起用。連続ミスするも相手もミスでおつき合い。ブロックやコンビでリードするも、やはりサーブレシーブミスが立て続き、リードを守りきれません。
中盤に入るとスパイクをことごとく拾われ、13−22と大差をつけられてしまいます。ピンチサーバー9番佐藤孝くんとブロッカー5番小泉くんを起用しブロックで反撃。相手サーブミスもありましたが、点差を詰められず。最後はサーブミスでストレート負け。青山学院大学は2回戦敗退となりました。

試合結果
青山学院大学0−3国士舘大学
    (22−25)
    (14−25)
    (18−25)

野村・マエケン好投で楽天に快勝 3連勝

ようやく連敗を9で止めた広島。交流戦で大きく負け越してしまったためついに3位に転落。ここから巻き返しを図りたいところ。本日は東北楽天との対戦。先発は野村祐輔くん。
初回から広島打線が活発に機能。1死から菊池くんが二塁打を放つと、あたりを取り戻してきた丸選手が適時三塁打であっさり先制。さらにロサリオが犠飛を放って2点目。
3回には再び菊池くんが内野安打で出塁。エルドレッドに1発が飛び出し2点を追加。四球で1死1塁の場面で小窪選手が適時打とこの回3得点。さらに5回にはロサリオにも本塁打が出て6点目。試合を優位に進めます。
一方の野村くんはいつもの打たせて取る投球ができていました。6回と7回にはピンチを招き、7回に適時打を打たれたものの、7回を1失点と1軍復帰後2試合続けての好投で復調を示しました。
8回は久本投手が、9回は中田投手が三者凡退で危なげなく締めて連勝。1日で2位に返り咲きました。

この日、大きな注目を集めたのが指名打者に入った高橋大樹くん。ドラフト1位選手ながら2位の鈴木誠也くんや3位の上本選手、4位の下水流選手に先をこされていましたが、今年は2軍で本塁打を量産。まだまだ打率は低いものの、長打力を買われての1軍昇格となりました。この日は残念ながら安打は出ませんでしたが、将来の大器だけに次回の打席が楽しみです。
また廣瀬選手が1軍へ戻ってきましたが、即結果を出して猛打賞。さすがです。得点に直接からむことはありませんでしたが、今後の活躍に期待を持たせる内容となりました。
そのほか、ここまでずっと好調を維持し続けている菊池くんがこの日も猛打賞。先制のきっかけとなる二塁打に、エルドレッドの2点本塁打を呼び込む内野安打といいところで打ってくれています。打率も3割を超えていて、相手投手としては嫌な2番打者となっています。

試合結果
広島6-1東北
野村祐輔 7回 被安打5 与四球0 奪三振5 自責点1
ロサリオ 2打数 2安打 1本塁打 1四球 2打点
エルドレッド 3打数 1安打 1本塁打 1四球 1三振 2打点
菊池涼介 4打数 3安打
廣瀬純 4打数 3安打



新人投手相手に絶対に負けられないエース・マエケンが先発の試合。
初回はともに三者凡退。2回に広島は3つの四球で1死満塁とするも得点できず。
3回も2つの四球と進塁打で2死2、3塁。ここでロサリオが追い込まれながらも右前適時打。2点を先制します。
4回は梵選手が三塁ベースに当てる二塁打で出塁。菊池くんが早々に追い込まれながら、しぶとく食らい付いて適時打を打ちます。
5回にもエルドレッドとロサリオの連打から、小窪選手の遊撃への当たりは本塁送球しますが、間に合わず。適時内野安打となって追加点。4-0とします。
好投のマエケンは6回に菊池くんの失策から、四球に犠打でピンチを招き、犠飛で1点を失うも、その裏には四球と菊池くんの犠打、進塁打もあって2死3塁。暴投で1点を入れ、追撃を許しません。マエケンは7回、8回と得点圏に走者を背負いましたが味方守備の好守もあり、失点せず8回1失点、自責は0とエースとしての力を見せつけました。
8回裏には再び梵選手が盗塁で、得点圏に進み、菊池くんが左適時打でダメ押しに成功。今日は1、2番がうまく機能していました。
9回にマエケンの後を受けた小野投手が1点を奪われたのはご愛嬌。快勝で3連勝となりました。

菊池くんはこの日も2安打。2本とも適時打となって勝負強さも見せています。しかし、失点のきっかけとなった失策は頂けません。ここの所守備が良くない気がするので、盛大なやらかしには注意です。
キラの代わりに上がったロサリオもここまで素晴らしい内容。打線の軸となっています。本来はキラがその役目を負うべきはずだったのですが、ロサリオの活躍を見るに当面キラの出番はないかもしれません。
注目の高橋くんはこの日も安打なし。また次に期待しましょう。

試合結果
広島5−1東北
前田健太 8回 被安打5 与四球2 奪三振3 自責点0
菊池涼介 3打席 2安打 1四球 1犠打 2打点 1盗塁 1失策
ロサリオ 3打数 2安打 1四球 2打点

2014年6月17日火曜日

青山学院大学 連勝で残留決定

東都大学野球1部2部入替戦第2戦。初戦を白星で飾った青山学院大学は今日勝てば1部残留が決まります。
本日のスタメン。

先発は春季リーグでエースを任された岡野くん。 

 捕手は抜群の信頼感を持つ加藤匠馬くん。

先発・岡野くんは初回に2死2塁とされますが、ここは三振を奪い無失点。
その裏、遠藤くんの内野安打と小林くんの犠打。安田くんの内野安打で1点を先制
当たりそのものは微妙でしたが足で稼いだ内野安打。 

100%犠打を決める安定感が売りの小林くん。

 主将が内野安打でもぎとった先制点。

 2回まで加藤くんもご満悦な投球を見せる岡野くんでしたが…。

岡野くんは3回に先頭打者に安打。進塁打2つで2死3塁。続く打者に2ストライクまで追い込むも右適時打。安打の一塁走者が盗塁で二塁に行くと、またもや2ストライクから左適時打で逆転を許します。
同点にされ、更にこのあと逆転されてしまいました。

その裏。遠藤くんの安打と小林くん犠打、安田くんの安打で2死1、3塁と攻める青学大。しかし、得点ならず。進塁打をきっちり打てる立正大との差が出ます。
その前に進塁打があれば適時打だった安田主将の快打。

4回も連打で苦しむ岡野くん。返球が逸れたために相手2塁走者が本塁を狙っていたら追加点を取られていた場面。辛うじて2死満塁。そのあとなんとか左飛で無失点でしのぎます。
遊撃・遠藤くんが食らいつくも打球は中前へ。大ピンチ。

 本日最大の山場の4回を乗り切ったバッテリー。

5回裏、2つの四球などで2死1、3塁の場面で久保田くんが見事な2点適時三塁打を放ち、勝ち越しに成功。
3犠打目を決める小林くん。本日4打席で0打数3犠打1四球と地味な活躍。

2塁に進んだ遠藤くんはこの後3塁まで進塁。

久保田くんが好機に最高の結果を残しました。(ピンボケがひどいです)

 5回以降立ち直った岡野くんはガンガン三振を奪います。

好投を続ける岡野くんへ追加点をあげたい青学打線。8回には代打の酒井くんが四球で出塁。代走に鈴木くんが入り、内田くんが適時二塁打でダメ押し。
力強い打撃が魅力の内田くんが貴重な追加点。

中盤に崩れかけた岡野くんは尻上がりに調子を上げ、最終回も先頭をこの試合初の四球で出すも即座に併殺。最後は左飛で締めて見事な完投勝利。3ボールからでもストライクを取りにいける制球が素晴らしく、4回の大ピンチをしのいだのが効きました。
立正大は安打がなかなか出ない青学大に対して、四球を連発して流れを失ってしまいました。


試合結果 青山学院大学2勝
青山学院大学4−2立正大学

2014年6月16日月曜日

東都入替戦 青学大逆転で先勝

東都大学野球は1部2部の入れ替え戦。1部で最下位となった青山学院大学は2部優勝校の立正大学と対戦。
先発は予想通り、後半戦復調した福本くん。
初回に、四球からピンチを作ると適時打を打たれ先制をい許しましたが、その後は崩れることもなく無失点。
課題の打撃陣は今日も大苦戦。6回まで0行進。しかし、7回にこの日スタメンの酒井くんが安打で出塁。内田くんに本塁打が飛び出し逆転に成功。さらに加藤匠馬くんの二塁打と山口くんの安打に相手失策も絡んでこの回3点。
9回も山口くんの安打、盗塁に遠藤くんの犠打などで1死1、3塁。ここでも相手失策があり勝負あり。
鮮やかな逆転勝ちで残留に王手をかけました。

試合結果 青山学院大学1勝
青山学院大学4−1立正大学

2014年6月15日日曜日

連敗を止めたのはやはりエルドレッド 満塁弾

連敗から脱出できずもがく広島ですが、ここにきてさらにけが人が続出。石原選手が右肩痛、松山選手がプレー中にじん帯損傷で降格。倉選手と天谷選手が1軍に登録されました。また練習中に中田投手が打球に当たって病院へ行くことに。そのまま試合には出ましたが心配です。

ここのところ思うような投球ができていない大瀬良大地くんが先発。初回は三者凡退でしたが、2回からは我慢の投球。暴投2つで先制点を献上してしまいます。3回も安打と犠打から適時打、4回も2死から二塁打と適時打で3失点。5回まで投げて実に11安打を打たれてしまいリズムを作れません。それでもここ一番ではなんとか踏ん張り、炎上は回避できました。
その踏ん張りが効いたのか、5回まで2安打と抑えられていた打線が6回に目覚めます。代打・中東選手の安打に、四球で1死1、2塁で菊池くんが左前適時打。さらに丸選手が右翼席へ3点本塁打を放って、わずか5安打の広島が4点を奪って逆転に成功。大瀬良くんに勝ち投手の権利が転がり込んできました。
しかし、軸を失った中継ぎ陣はこの日もボロボロ。次男から受け継いだ2番手・今村くんは長男として意地を見せたいところでしたが、2死から出した四球が命取り。長打を食らって大瀬良くんの勝ちを消してしまいます。
貧打線にはこれ以上得点する力がなく、8回にけがが心配される中田投手をマウンドに送るもこれが裏目。やりたい放題にやられてしまい2回連続の救援失敗。久本投手も抑えきれず、この回4点を奪われてしまいました。

この日、千葉ロッテは17安打に対し、広島は5安打。いったんは勝ち越すことができ、粘ったといえば粘ったのでしょうが、格が違いすぎました。しかし、あれほど完璧だった中継ぎ陣がいまや見る影もありません。

試合結果
広島4-8千葉
大瀬良大地 5回 被安打11 与四死球2 奪三振3 自責点3
丸佳浩 4打数 1安打 1本塁打 3打点
菊池涼介 2打数 1安打 1四球 1犠打 1打点


今日負ければ10連敗となってしまう広島はここまで勝ち頭のバリントンが先発。
初回に松山選手のけがで昇格の天谷選手が先頭打者本塁打で先制。
バリントンは制球が安定せず、いきなり四球。その後もストライクが入らず、不安な立ち上がり。
先に大量点をとっておきたい広島は2回に木村選手が安打。盗塁悪送球で3塁まで進むも得点ならず。しかし、3回は菊池くんが中前安打。牽制にひっかかりながらも盗塁も決めて、併殺かと思われた打球が進塁打で2死1、3塁。ここでロサリオの当たりが幸いにも適時内野安打となり、相手のミスにつけこんで2点目が入ります。
バリントンは1回から3回まで毎回死球で走者を出す苦しい投球。4回には安打と暴投などで2死1、2塁の場面で適時打を打たれ、5回は二塁内野安打から適時打と本塁打で逆転を許してしまいます。
今日もダメなのかと思わずため息が出てしまいます。6回には小野投手が安打に犠打から適時打と3点差にされます。
しかし、いつもは粛々と凡退していく打線が、この日は粘ります。7回に1死から四球と菊池くん、丸選手の連続安打で1死満塁からまさかのエルドレッドの満塁逆転本塁打が飛び出し、さらに8回にも今日大当たりの木村選手の安打から中東選手の2点本塁打。ダメ押しに成功。くやしい投球が続いた中田投手が2回を連続三者凡退とし、最後はいつ以来かも忘れてしまうほど登場機会がなかったミコライオが締めて長い長い連敗からようやく脱出することができました。

今日は丸選手と木村選手が猛打賞。菊池くんも2安打でロサリオに適時打、エルドレッドに本塁打と打つべき人が打ってくれたことが勝利に繋がりました。やはり菊丸とエルドレッドが活躍してくれないと困ります。

試合結果
広島8-5千葉
バリントン 5回 被安打7 被本塁打1 与死四球5 奪三振3 自責点4
丸佳浩 3打数 3安打 2四球
木村昇吾 4打数 3安打 1盗塁
エルドレッド5打数1安打1本塁打1三振4打点

2014年6月13日金曜日

早くも中継ぎが崩壊 8連敗

6連敗と投打ともに元気がない広島。イッチーに続いて、マエケンまでも脇腹痛で欠く事態で出口が見えない状況。それでも交流戦では比較的得意としている埼玉西武が相手ということで連敗ストップの期待がありました。
本日の先発は九里亜蓮くん。前回に引き続き、捕手は會澤翼くんでした。またキラを2軍に落として、ロサリオを1番にすえ、中継ぎ要因として久本投手を昇格させました。正直、2軍でも結果の出ていない久本投手に頼らざるをえないほど今の広島中継ぎ陣は苦しいです。
初回から制球が乱れる九里くんは1死から2つの四球でピンチ。なんとか併殺で切り抜けますが、2回に本塁打を打たれ、先制を許します。3回にも1死から二塁打と進塁打で2死3塁とされ、適時打で追加点。その後も四球と死球で満塁を招くなど安定しませんでした。
広島は2回に2死1、3塁の好機がありましたが、得点ならず。4回にエルドレッドの本塁打で1点差とします。
4回からは今村投手が三者凡退に。なんだかんだでここまで今村投手は抑えてきてくれています。5回と6回は久本投手。2軍での成績から不安でしたが、いきない3球三振。6回に先頭に二塁打と進塁打で2死3塁としますが最後は三振を奪って実に4奪三振で無失点と強さを発揮。
しかし、7回に新たに勝ち継投に加わった小野投手が炎上。1死から二塁打を打たれ、2死後に連続適時打で2点を失い3点差に。小野投手は2ストライクと追い込みながら決め球が甘くなってしまいました。この失点は痛かったです。
広島は8回にようやく打線がつながり、ロサリオの内野安打から菊池くんの適時三塁打、二ゴロの間に菊池くんが生還。松山選手の本塁打と一挙3点とって同点に。
ついに連敗脱出かと思われましたが、ここまで圧倒的な信頼を得てきた中田投手が8回大崩れ。先頭に安打を許すと犠打で1死2塁。ここで適時二塁打を打たれてしまい勝ち越しを許します。その後も連続四球で満塁にするなど失点は1でしたが、精彩を欠きました。
競り合ったものの勝ち越すことはできず7連敗。早くも再編した中継ぎ陣が崩壊。中崎くん、戸田くん、今村くん、久本投手まで含めてどう立て直すか一岡くんが戻ってくるまでなんとかしなくてはいけません。

本日も勝てず。新人投手と組んで早い回で引きずり下ろされているアツくんへの批判も強いものがありますが、四死球4という数字が示すように、制球が安定せず崩れていってしまってはどうしようもない気がします。2回の本塁打は構えは外の低めのボールを要求していましたが、真ん中に入る失投。2点目も3ボールから四球を与えたくないとの思いから外へ投げきれずに中に入って痛打されてしまいました。4回以降投手が代わってからは無失点でしたから、そこまでアツくんが批判されるのはなぜなのかよく判りません。
また、今日は田中くんが久しぶりにスタメン。守備はいいところが出ていたのですが、打つほうは4打数無安打2三振。プリンスもそろそろ復帰するのでこのままズルズル1軍にいるよりは、いったん2軍で試合に慣れたほうがやはり良いと思います。

試合結果
広島4-5埼玉
九里亜蓮 3回 被安打4 被本塁打1 与四死球4 奪三振1 自責点2
松山竜平 3打数 1安打 1本塁打 1三振 1四球 1打点
エルドレッド 4打数 1安打 1本塁打 2三振 1打点


マエケンが登板回避で先発の好機がめぐってきた戸田隆矢くん。プロ初勝利と連敗ストップがかかります。捕手はともに2軍で頑張って来た會澤くん。
戸田くんは初回に安打と四球でピンチを招きますが併殺で無失点。それ以降は安定した投球で3回まで快投。
初勝利へ先制点をプレゼントしたい広島は3回に安打や暴投などで2死1、3塁としましたが得点できず。
4回に四球と本塁打で戸田くんが先制点を与えますが、5回で2失点と好投してくれました。
早く追いつきたいところでの6回。ロサリオと菊池くんの連打に犠飛と菊池くんの盗塁で2死2、3塁。同点の絶好の機会でしたがまたも凡退。
好機のあとにはピンチ。戸田くんの後を受けた中崎くんが大誤算。死球で先頭を出すと、不運な左安打で無死1、2塁。制球が定まらない中崎くんは3ボールからカウントを取りに行って痛打。3点本塁打を打たれます。その後も止まらず適時打。さらに失策も絡んでこの回5失点。勝負が決まりました。

2試合続けて中継ぎが大量点を奪われてしまいました。一岡くんが抜けた穴をどう埋めるのか課題は大きいです。
何より流れを断ち切っている打線。せっかく勝てる好機が来ているのに打てず。その後に失点。失策も続くと、すべての流れが悪い方へ向かっています。ただこれだけ連敗するということは逆に連勝する機会もあるはずでその時まで辛抱。とにかくまずは1勝。明日の大瀬良くんに期待です。

試合結果
広島0−7埼玉
戸田隆矢 5回 被安打3 被本塁打1 与四球2 奪三振3 自責点2
會澤翼 3打数 1安打

2014年6月10日火曜日

日立製作所 都市対抗野球北関東で敗退

都市対抗野球北関東予選は最終日。1勝1敗で4チームが並ぶ展開。
新日鐵住金鹿島はリードしながら終盤に逆転を許し全足利クラブに敗戦。
日立製作所も富士重工業に延長までもつれる試合も敗れてしまいました。
この結果、茨城の2チームは共に本戦出場を逃し、全足利クラブは実に36年ぶりの本戦出場となりました。

2014年6月9日月曜日

野村くん好投も守備から失点 わずかな光明も

首位陥落してこのままズルズルBクラス転落だけは避けたい広島。先発は3本柱の一角、帰ってきた野村祐輔くん。
毎回安打を打たれながらも要所を締めるいつもの投球を取り戻した野村くんは5回まで無失点。序盤で崩れて諦めムードが漂うこれまでの試合とは違います。
しかし、好投を続ける野村くんを打線は援護できず。初回四球で出塁した菊池くんから連続して走者を出せず凡退の山。ようやく4回に菊池くんがチーム初安打。四球や暴投で2死2、3塁と絶好の先制の機会も逸してしまいます。
6回、ついに訪れた失策。もう何度目かという失策からの失点は今日も止められず。失策と四球で1死1、2塁から三塁線への当たりが長打となり2点を献上。さすがに野村くん後続は絶って炎上は避けましたが、今日の広島打線にとってこの2点はとてつもなく重い失点となってしまいました。
7回と8回を永川投手と一岡くん不在で中継ぎ1番手に昇格した小野投手が三者凡退。9回はミコライオがこちらも三者凡退と崩壊していた投手陣が今日はよく踏ん張りました。
あとは打線の奮起だけでしたが、7回に松山選手の安打と四球で1死1、2塁とするのが精一杯。3安打完封負け。野村くんがせっかく試合を作ってくれただけにもったいない試合でした。

本日チーム3安打のうち2安打を放った菊池くん。湿り勝ちな打線の中で、ひとりだけ打つほうでは調子が良いようです。しかし、ここ数試合守りが雑なのが気になります。期待されているのはなによりも守備なので、いくら打っても手放しではほめられません。後逸に落球という明らかな失策以外でも、送球が本塁側に逸れ気味なことが多く、一塁手が取ってくれているからいいもののもう少し安定して欲しいです。
明るい話題は野村くんの復活もですが、小野投手のがんばりでしょうか。まだ安心してみていられるわけではないのですが、中継ぎ2人が欠けた今、一番期待されているのが小野投手だけに今日は良かったです。まだまだ戦えるそう思わせてくれました。

試合結果
広島0-2オリックス
野村祐輔 6回 被安打7 与四球1 奪三振5 自責点1
菊池涼介 3打数 2安打 1三振 1四球 1失策

イッチー 右肩痛で戦線離脱

今年の広島躍進の最大の功労者と言える一岡くんが登録抹消となりました。昨日のオリックス戦後右肩に痛みが出て、肩が上がらない状況とのこと。
中継ぎ陣には今村くんが帰ってきましたが、まだベストとは言えず。永川投手の代わりに実力が未知数な小野投手が入り、戸田くんや中崎くんも養成中といった存在。チームが苦しい中でこの離脱は極めて深刻な報道です。
下の中継ぎでは江草投手や横山投手あたりといったベテランが比較的堅調ですが、どうするのでしょう。

2軍は先発も苦しく、ローテだった戸田くんと中崎くんが昇格し、武内くん離脱。中継ぎの久本投手と齊藤悠葵くんを先発に当てましたが、両人ともボコボコにされてしまいました。今井投手と福井くん、中村恭平くんも精彩を欠いていて、どうしたものかと頭を抱えてしまいます。

連敗脱出はいつ? バリントンもKO 首位陥落

4連敗で首位陥落の危機にさらされている中、先発したのはバリントン。
1回に2者連続三振から入りましたが、1発を浴びてしまい先制を許します。
その裏、梵選手の安打と菊池くんの犠打、進塁打で2死3塁と同点の好機も得点ならず。
2回は1死から連打と盗塁で1死2、3塁とされて2点適時打。3回も1死から安打と盗塁で1死2塁で2点本塁打と効率よく点を取られていきます。
一方、広島打線は2回、3回と得点圏に走者を進めながら決定的に適時打が出ません。この数試合、相手チームはここぞと言う場面で固めて打ってくるためあっという間に引き離されてしまいます。
5回にも二塁打と犠打で1死3塁から適時打を打たれ、バリントンは降板。盗塁、犠打から適時打で得点というのは広島側がやりたい野球なのですが、逆にやられっぱなしです。
2番手は梅津投手の代わりに上がってきた戸田くん。期待の左腕だけに今はまだ力不足な面もありますが、1軍での経験を大切にして将来はエースになってほしい選手です。
戸田くんは5回はなんとか無失点でしたが、6回に先頭を出すと併殺性の当たりを失策。2死1、3塁から暴投で1点を失い、続けて右前に抜ける当たりを菊池くんが懸命に捕ったのですが内野適時打となって2点目を失います。7回は三者凡退にしとめただけにやはり今日も失策が響きました。
広島にとって本日唯一の見せ場は6回。昨日猛打賞の菊池くんが先頭で左二塁打。進塁打で1死3塁でエルドレッドに代わって緊急4番となった松山選手が適時打を放ってようやく1点を返します。そのあとも暴投や岩本選手の内野安打で2死1、3塁と追加点の好機があったのですが、残念でした。
8回は中田投手、9回は一岡くんが調整登板。2人ともあっさり三者凡退。本当にこの2人は安定感が違います。それだけにここまでつなぐことができればということなのですが、どうにもこうにも先発陣が崩れてしまって連敗から抜け出せません。

試合結果
広島1-8オリックス
バリントン 4回1/3 被安打9 被本塁打2 与四球0 奪三振6 自責点6
中東直己 4打数 2安打 1三振
梵英心 5打数 2安打 1三振

昨日も言いましたが、別にアツくんの配球が悪いから九里くんや大瀬良くんが打たれているわけではないのです。捕手が変わっても打たれるものは打たれます。ここまでバリントンと組んで7勝を挙げていた白濱選手ですらこうなのですから。
それだけ今のチームは本当にうまくいっていません。今日も失策から点を奪われていますが、調子が良ければ1つの失策でそう簡単に点を取られないはずなのですが、今は簡単に失点に結びついてしまいます。我慢のしどころです。
4月の好調がいつまでも続くわけがないのと同じで6月の不調もいつまでも続くはずはありません。他のチームに負けないくらいいい選手はたくさんいます。2軍もここにきて1軍と同じように調子が下降線で、首位を明け渡していますが、なんとか起爆剤となるような選手が出てきて欲しいです。監督も苦悩してさまざまな選手を入替していますが、上がってきた選手は絶好機です。明日は久々1軍での登板の野村祐輔くん。流れを変えるいい投球と打線の圧倒的な援護に期待します。

2014年6月8日日曜日

止まらない炎上劇 九里・大瀬良も

エースで手痛い敗戦を喫したあとの本拠地での福岡ソフトバンク戦。
先発の九里亜蓮くんは心配の立ち上がりに走者を出しましたがなんとかこらえます。すると1回裏、1死から菊池くんと丸選手の安打で2死1、3塁。小窪選手が適時打を放って先制。さらに2回は死球と犠打で2死2塁から梵選手が適時打。2点をリードします。
しかし、3回失策をきっかけとして九里くんが強力打線につかまってしまいます。死球と連続適時打であっと言う間に逆転されると、菊池くんの好守などで2死までいきますが、勢いを止められず、本塁打などでこの回9点を奪われてしまいました。
この3試合、先発投手が突如崩れてしまい試合が壊れています。
4回からは中崎投手、7回と8回は今村投手が投げ、本塁打1本の1点に抑えます。2軍から上がった2人がとりあえず結果を残しました。
9回は梅津投手が抑え、本日久々に捕手としての出番をもらった會澤翼くんが右翼席へ本塁打。この日2本目の安打で打率が少し上がってきました。
大差での3連敗にショックは大きいものの調子のよい選手もいます。なんとかここから反撃してほしいです。

試合結果
広島3-10福岡
九里亜蓮 3回 被安打8 被本塁打1 与四死球2 奪三振1 自責点2
會澤翼 4打数 2安打 1本塁打 1打点


首位陥落阻止のためにもなんとしても連敗を止めたい広島。先発は大瀬良大地くん。
しかし、初回に菊池くんの後逸から一気に崩れて連打連打。昨日もですが、最近守備の乱れから投手が滅多打ちされてばかりです。
結局、大瀬良くんは立ち直る事ができず。完膚なきまでに打ちのめされて2回持たずに降板。小野投手も打ち込まれてわずか2回までで11失点。もう滅茶苦茶です。
2回にエルドレッドの本塁打が出ますが、焼け石に水。4回にも1点を奪われます。5回、6回と今村投手が苦しみながらも無失点だったのが救いで、7回からの梅津投手も3回で4失点と投手陣が総崩れ。
打戦は8回に大炎上劇の幕開けのきっかけを作ってしまった菊池くんが満塁の場面で適時打、9回に1軍復帰の岩本選手が3点本塁打を放ちましたが完敗。4連敗となってしまいました。

今日は菊池くんのたった1つの失策で大瀬良くんが大崩壊。菊池くんもなんとかしようと奮闘し、4打数3安打の猛打賞と気を吐きましたが、打線はつながりを欠き、重い11点を取り返せませんでした。
2試合続けて新人投手とバッテリーを組み、ともに早い回で大量失点を許した會澤くんのリードについても多くの批判が浴びせられました。打撃は昨日今日とも2安打と当たっていますが、やはり本業で投手を救えなかったことは悔しかったと思います。
ただ一概には言えませんが、會澤くんだったからダメだったとは言えないとは思います。現に、その前の試合ではエースとベテラン捕手が組んだとしても突然炎上してしまっているのですから。この4戦は本当にすべてが悪い方向に出てしまったといえます。気持ちを切り替えて次の機会を活かしてもらいたいです。

まずはなにより守備から。気候が不安定で疲れが見えますが、崩れた原因である守備は最優先で立て直して欲しいです。
投手陣は中継ぎがある程度計算できますし、この4試合大敗したことで休養も十分。先発陣はなんとか6回まで試合を作れればあとはなんとかなるとピンチで踏ん張ってもらいたいです。

試合結果
広島5-16福岡
大瀬良大地1回0/3 被安打8 与四球2 奪三振2 自責点6
岩本貴裕 4打数 2安打 1本塁打 3打点
菊池涼介 4打数 3安打 1打点 1失策
會澤翼 4打数 2安打

2014年6月6日金曜日

篠田・永川・西原降格 昇格は?

北海道での連敗で再編が急務となっていた投手陣ですが、先発から篠田投手、中継ぎから永川投手、西原投手が2軍へ降格することが決まりました。
代わって1軍昇格がうわさされるのは先発の野村祐輔くん、中崎投手、中継ぎの今村投手あたりだそうです。
入替することは大賛成ですが、今回の場合、2軍の選手が良かったから昇格というわけでは全くありません。

野村くんは三本柱として期待されながらも不振で2軍落ちし、調整してきました。上がってもらわなければ困る選手ではありますが、万全とは言いがたいです。2軍の中日相手の2試合は8回1失点と8回無失点と上々でしたが、ソフトバンク戦では6回4失点と苦戦しました。強打のパリーグ、しかも1軍選手に対して果たしてどこまで通用するのか期待と不安が混在しています。
今村投手も1軍に不可欠な存在ではあります。また2軍の中継ぎ陣のなかではまだ安定しているほうではありますが、勝ちを消してしまう試合もあり絶対的とはいえません。元から走者を貯めてから本領発揮するところがあるので安打を打たれていても悪いとは言えないのですが、以前のような勢いがなく、制球にやや不安な面が出てきているので、当面は勝ち継投では投げないほうが良いと思います。
中崎投手は手術明けと言うことで初めは短めの登板が多かったです。ここのところは8回を投げたりと長い回も投げられるようになりました。ただ、2軍先発投手陣で格段に良い成績とはいえません。谷間の先発登板の可能性もありますが、日程のあく交流戦では中継ぎでどの程度回復しているか確認しながらの登板となるのではないでしょうか。

2軍の投手陣を見る限りではこの3人が順当といえますが、層は決して厚くありません。先発陣はいままで好調の武内投手を欠き、今井投手、福井くん、戸田くんも一時期に比べて調子を落としてきている感じがします。中継ぎ陣はさらに深刻で外国人枠の都合で2軍にいるフィリップスが抜けていますが、それ以外は微妙。ケガから復帰した江草投手や1軍から短期で降格してしまった横山投手あたりが時折痛恨の失点をしますが良いほうで、活躍が期待されていた久本投手がいまだに不振。今年背水の陣の岩見投手も結果が出ていません。
今回昇格する選手が活躍して悪い流れを変えてくれればよいのですが、滅多打ちされて即降格となれば次は誰が?という厳しい状況です。

2014年6月4日水曜日

篠田・マエケン連続炎上 北海道で連敗

北海道日本ハムとの交流戦第1戦。先発は篠田純平投手。
初回は両チームとも3者凡退と平穏な出だしでしたが、2回に試合が動きます。2つの四球と梵選手の安打で2死満塁の好機をつくると、打席に入った篠田投手がうまくあわせて中前2点適時打。自ら援護点を挙げます。
2回も3者凡退に仕留め、このまま気分よく投げられれば良かったのですが、3回に3連打で1点を返されると、2死までこぎつけながら適時打で同点に、さらに3点本塁打をくらってしまい3回を5失点。2回まで良かっただけに残念でした。
4回に広島は2つの四球と白濱選手の安打で無死満塁という大好機。同点に追いつけばまだまだ判らない展開でしたが、篠田投手に代打を送ってこれが失敗。1点もとれない最悪な流れ。
4回からは梅津投手。5回に大炎上してしまいます。3安打3四球で4失点。2-9とされてしまい、試合を決められてしまいました。
6回と7回は西原投手がいつもながらヒヤヒヤする投球。適時打こそありませんが、1点を奪われます。せめてもの救いは8回を投げた小野投手が1失策で走者を出したものの、無安打投球。短い回ならなんとか抑えられるかもしれないといったことでしょうか。

試合結果
広島2-10北海道
篠田純平 3回 被安打5 被本塁打1 与四球0 奪三振0 自責点5
菊池涼介 5打数 2安打
篠田純平 1打数 1安打 2打点

逆転された直後の4回に無死満塁としながら得点を取れなかったことが大きく響いた試合でしたが、その前後の回、3回と5回も菊池くんが先頭で2塁打を放ち無死2塁といい形にしながら後続が打てないのも敗因となりました。
この勝負どころの3回である程度得点を取れていれば、まだ戦えたかもしれないのですが、やはりエルドレッドが打つか打たないかで相当大きく得点力が変わってきてしまうのが今の広島打線です。長打力が魅力だったロサリオも1軍からいなくなってしまったため、エルドレッド一辺倒の状況を打開するためにも外国人枠で残ったキラには頑張って欲しいところです。


連敗回避に登板したのはマエケン。エースで負ける訳にはいかない試合は2回にエルドレッドの一発で先制。しかし、これ以外は相手大谷投手の前に三振の山。厳しい戦いが予想されます。
マエケンは4回までスイスイと来ましたが、5回に連打を浴びてしまいKO。はっきり言って今年のマエケンはあてになりません。
打線はキラが一矢を報いますが、6回に田中くん、菊池くんと連打で無死1、2塁と反撃の好機がありながら中軸が打てず、昨日同様惨敗。マエケンは今期5勝4敗とチームを牽引できていません。

試合結果
広島2−6北海道
前田健太 5回 被安打7 与四球3 奪三振5 自責点5
キラ 4打数 2安打 1本塁打 2三振 1本塁打
會沢翼 1打数 1安打

相手先発の大谷投手が非常に良かったとはいえ10三振を奪われ、完全に打線を切断されてしまいました。結局得点は両外国人の1点本塁打のみと適時打欠乏症に陥っています。
スタメン1番に起用された田中くんも1安打ながら3三振。もう少し2軍で慣れてからでも良いかもと思ってしまいます。素材は一流だけに出場機会がすくくては慣れるまで時間がかかってしまいます。2軍でみっちり試合に出れば、変わってくるかもしれません。
2軍で結果を出している選手もいるわけで、両方の選手にとっていい起用を考えて欲しいです。
マエケンはしてはいけない登板だったと思います。次回はエースらしい投球をしてほしいのですが、1回好投したくらいではどうも信頼ができません。そのくらい今年のマエケンは安定感がないです。
また永川投手は勝ち継投から外しての登板でしたが1点を取ったあとでの被弾。こちらも一度本格的に調整したほうが良いと思います。2軍の中継ぎもひどい状況ですが、永川投手に敗戦処理させてるぐらいならば別の選手を当てたほうが良いでしょう。幸い小野投手がある程度中継ぎで投げられているので、中田投手と一岡くんの状況を見ながら絡めていけるのではないかと。最善ではないのですが、今の中継ぎ陣を考えると仕方ないです。
本日2軍ではわずか1打席で1軍から降格してしまった庄司くんが猛打賞に同点適時打とアピール。天谷選手も2点本塁打を放っています。
今村くんは細かい制球がまだできておらず不安がありますが、2回無失点でした。ガンと状況を変えられるほどの起爆剤となれる選手はまだいないですが、くすぶっている1軍選手と交代することで何かが変わるかもしれません。

2014年6月3日火曜日

モントルーバレーマスターズ 日本は6位

モントルーバレーマスターズは順位決定戦が行われました。
5-8位決定戦に回った日本はスイスと対戦。スタメンには日立リヴァーレの佐藤美弥選手や青山学院大学の今村優香選手などが入りました。日本は効果的にサーブで攻めて、スイスを圧倒。今村選手はサーブだけで4得点を挙げ、チーム最多得点。リヴァーレの高橋沙織選手も途中出場しました。結果は3-0のストレート勝ち。5位6位決定戦に進出しました。

試合結果
日本3-0スイス
(25-17)
(25-16)
(25-19)


5位を巡っての最終戦はブラジルが相手。第1セットを奪う善戦を見せましたが、高さとパワーで上回るブラジルの攻撃に続く3セットを連取されてしまいました。前日に引き続き、今村選手がスタメン出場。第4セットは高橋選手と内瀬戸真美選手のリヴァーレ組がスタメンで出場しましたが、流れを変えることはできませんでした。

試合結果
日本1-3ブラジル
(25-21)
(20-25)
(11-25)
(22-25)


最終順位
1位 ドイツ
2位 アメリカ
3位 ロシア
4位 中国
5位 ブラジル
6位 日本
7位 ドミニカ共和国
7位 スイス

2014年6月1日日曜日

バリ・エル・ロサ 3外国人選手の活躍で快勝

前日のサヨナラ負けのショックを払拭して、勢いに乗りたい東北楽天との2戦目。先発はバリントン。
初回に先頭の丸選手が安打、菊池くんが犠打といつもどおりの攻めで好機を作ると、3番に入った梵選手が安打で1死1、3塁。ここで昨日は不発だったエルドレッドが見事な適時で先制します。このあと重盗を決め、今日は積極的な攻めを見せますが、二ゴロで三塁走塁死さらに二塁を狙ったロサリオも走塁死となり追加点は奪えませんでした。
バリントンは2回に先頭打者を安打で出し、犠打と適時打で同点とされます。そのあとも安打と四球で満塁としてしまいますが併殺に打ち取り、3回と4回は三者凡退と勝ち越しを許しません。
5回に白濱選手の安打と暴投で2死2塁の場面。菊池くんが追い込まれながらも左適時打で勝ち越しに成功。本当に久々の打点となりました。
6回には失策で無死1塁でロサリオが左中間へ2点本塁打。大きな追加点で好投のバリントンを援護します。
バリントンは7回まで投げて1失点。2回以外はほとんどピンチがない安定した投球を見せて、中田投手へ継投。しかし、中田投手が乱調気味。いきなり連打で無死1、3塁とされてしまい1死後、四球で満塁。一打逆転の大ピンチ。しかし、ここから驚異の粘りで三振に一飛に打ち取り、無失点。最低1点は覚悟したところでよく抑えてくれました。
9回は一岡くんが登板。前回はセーブが付かない場面での登場で失点をしてしまいましたが、三振、二飛、一直と見事な三者凡退で締めて2セーブ目を挙げました。

試合結果
広島4-1東北
バリントン 7回 被安打5 与四球1 奪三振4 自責点1
ロサリオ 4打数 2安打 1本塁打 1三振 2打点
エルドレッド 4打数 1安打 1三振 1打点 1盗塁
小窪哲也 3打数 2安打 1四球
白濱裕太 3打数 2安打