2016年10月9日日曜日

青山男子 国際武道退け2位以内が確定 

関東大学バレー男子2部の秋季リーグはいよいよ大詰め。順位争いが激しさを増しています。
下位で目を引くのは今季2部に復帰したばかりの平成国際大学。大東文化大学などに土をつけ、目下4勝を挙げて8位。すでに入替戦も回避し健闘しています。
前節までで1敗で4チームが並ぶ上位陣は直接対決があり、明暗が分かれました。
最も厳しい対戦が残った慶応義塾が駒澤、法政に連敗し大きく後退。3位以下が確定し入替戦進出がなくなりました。
全勝の青山学院の連勝を止めた駒澤は2戦ともストレート勝ち。首位奪取へ勢いに乗っています。法政は現在6位の国際武道大学にまさかの苦杯。慶応義塾にもフルセットまで競り、優勝の可能性が消えました。

ここまで記憶にないほどの強さで勝ち進んできた青山学院大学男子。前節で駒澤大学に今季初黒星を喫し、このままズルズル沈まないか心配されましたが、9位の亜細亜大学戦は1セットを落としながらもなんとか勝利し、一息つきました。
10日目は前日に法政大学を下した強敵・国際武道大学と対戦。
第1セット。序盤は競りますが、中盤にかけて青山にミスが出始めます。11-15とリードされてしまいます。その後は持ち直し、国際武道が若干優勢のまま終盤へ。相手チームのミスに助けられていったんは20-20と追いつきますが、高さとパワーのある国際武道のアタックを止められず、22-25と押し切られます。
第2セットも序盤は国際武道が2-5とリード。青山は渡辺くんのレフトからの攻撃やサーブで反撃し中盤まで競りますが、ジリジリ押され17-20に。しかし安田くんのブロックを起点に得点をあげると、19-20の場面でジャッジについて双方申しいれがあり結局は最初の判定通り青山の得点に。20-20で並んだことで渡辺くんの好サーブが続き23-20と突き放します。最後は松島くんがブロックを決めてセットを取り返します。
第3セットは序盤互角の試合展開。中盤に入り、サーブレシーブが乱れ、先行を許しますが、それでも途中出場の萱野くんのブロックなどで追いつき、終盤までもつれます。渡辺くんを中心に得点をあげて粘る青山に根負けしたのかミスが出る国際武道。セットポイントを握ったままデュースに持ち込み、安田くんが決めて2セットを連取。
第4セットは渡辺くんと木下くんが気持ちよくアタックを決めて好スタートを切った青山がそのまま走ります。両サイドに加え、要所で佐藤吉くん、松島くんも速攻を決め、18-13まで引き離します。しかし、ミスからリズムが少し狂うと、レシーブが安定しなくなり、レフト頼みになったところをブロックで防がれてしまいます。19-18と1点差にされたところで安田くんを投入。1本で切り、ローテを回すと、田島くんは渡辺くんにボールを集めます。渡辺くんも信頼に応え、上がったボールを決め続け、ブロックを決めて24-20とマッチポイントまで持っていきます。最後は相手のレフト攻撃をブロックし、3-1で勝利。苦しい戦いでしたが勝利を収めたことで首位をキープ。狙い通り、最終戦まで優勝争いに残ることができました。

試合結果 青山学院大学 9勝1敗
青山学院大学3-1国際武道大学
    (22-25)
    (25-22)
    (26-24)
    (25-20)

10日目が終了し、残り試合は1試合。現在1位の青山学院大学は4位ですでに入替戦進出がなくなった慶応義塾大学と、2位の駒澤大学は3位法政大学と対戦します。次回の試合結果別で優勝ケースを見てみますと。

①青山学院が慶応義塾に勝った場合。
青山学院はフルセットまで戦ってもセット率は3.88。2位の駒澤は法政にストレート勝ちしてもセット率は3.1にとどまるため、無条件で青山学院が優勝、入替戦進出。

②青山学院が慶応義塾に負けた場合で、駒澤が法政に勝った場合。
勝敗数で駒澤が10勝1敗、青山学院が9勝2敗、法政と慶応義塾が8勝3敗となり、青山学院は2位で入替戦進出。

③青山学院と駒澤がともに慶応義塾、法政に負けた場合。
勝敗数で青山学院と駒澤、法政の3チームが9勝2敗で並ぶ。青山学院はストレート負けでもセット率は3.11。駒澤はフルセット負けでセット率は2.31、法政はストレート勝ちしてもセット率が2.42なので、青山学院の優勝は確定。2位はストレートなら法政、駒澤は2セット取れれば2位。駒澤が1セットしか取れなかった場合は得点率で決定されます。

試合順は青山学院-慶応義塾戦が先に行われるため、勝って自力で優勝を決めたいところです。

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