2014年8月3日日曜日

福井くん 完全復活(?)7回2失点で2連勝

マエケンで勝ちが付かず、大瀬良くんが好投しながら2発で逆転負けを食らって1敗1分となった大事な巨人との3連戦3戦目。先発は前回阪神相手に9回1失点完投勝利を遂げた福井優也くん。2回続けていい投球ができるかどうか真価が問われる試合となりました。
初回から制球に安定感を欠き、ボール先行の投球となった福井くんでしたがなんとか2死をとります。四球で2死一塁。ここで一ゴロ性の当たりが高く跳ねて二安となりましたが、一塁走者が三塁へ走るのを見ていた菊池くんがすかさず三塁へ好送球。ピンチを断ち切ります。
走者を貯めないことと一発に警戒すること。この2点だけが重要となる試合、2回に四球直後に一発を食らってしまいます。球自体は低めだったのですが、真ん中に来てしまいました。この後死球も飛び出し、暗雲が立ち込めますが、続く中前安打性の当たりを好捕球。投直にしたのが大きかったです。追加点は許しませんでした。
去年の広島4本柱の1人だった大竹投手相手に大苦戦の打撃陣でしたが、6回に意外な伏兵、プリンス・堂林選手の一撃から突破口が開けました。堂林選手の鮮やかな本塁打で1点差とすると、菊池くんも二塁打で続き、四球後エルドレッドの適時打で同点に。2死後に新人王候補として急上昇中の田中くんが丸選手の俊足もあって勝ち越し適時打。さらに梵選手が2点適時打、盗塁で二塁へ行くと、會澤くんも適時打と走塁打撃が見事に絡み合って一挙6点の大逆転。好投していた福井くんに勝ち投手の権利が発生します。
福井くんは前回も失点→死球からの好守でリズムを作れましたが、今回も自身の好守で落ち着きを取り戻したのか、3回以降は四球もなく球数の少ない好投を見せてくれました。実に2回まで39球だったのが、3回以降は3つの併殺もあっていずれの回も3人ずつで巨人打線を抑え込み、7回終了時点でまだ86球と完投ペース。2試合連続の完投勝ちに期待が高まりましたが、今後の戦いも考慮してか、勝利を優先して8回は一岡くんが登場。粘られましたが、三者凡退と安定した投球を披露。
9回には會澤くんの2本目の安打、堂林選手の安打などで2死一、三塁とすると相手投手のボークで1点を追加。完全に勝ちゲームでしたが、万全を期してミコライオを投入。しかし、点差があるとイマイチなミコライオ。1死満塁と劇場を展開してヒヤヒヤさせましたが、三振に二ゴロで締めて7-2の完勝。福井くんは7回5安打3死四球で2失点の好投で連勝の2勝目。この2年間、勝ち星があれほど遠かった福井くんでしたが、2回続けての好投で完全復活となるかもしれません。

今日の福井くん序盤こそ制球に苦しんでいましたが、失点してからは開き直れたのか、投直の好守で波に乗れたのか、3回以降はスイスイと投げていました。これで阪神、巨人と2強相手に連勝。しかもこの2戦は16回を投げて失点はわずか3、防御率1.69点とエース級の大活躍。マエケン以外の投手が不安定な中で一躍ローテーション投手としての地位を固めそうな勢いです。次回も日曜日に登板なら再び阪神との戦い。厳しい相手が続きますが、今日のように落ち着いて投げ抜いて欲しいです。

試合結果
広島7-2巨人
福井優也 7回 被安打5 被本塁打1 与四死球3 奪三振1 自責点2
堂林翔太 4打数 2安打 1本塁打 1死球 1三振 1打点
會澤翼 4打数 2安打 1打点
菊池涼介 5打数 2安打

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