2013年9月8日日曜日

世界選手権出場権獲得

世界選手権アジア最終予選。日本はオーストラリアと対戦。
第1セット、序盤は宮下選手(岡山)のトスが合わない場面が見られましたが、岩坂選手(久光製薬)のサーブが効いてリードを奪います。平井選手(久光製薬)がブロック、移動攻撃、サーブと着実に加点して優位に試合を進めますが、コンビはなかなか合いません。中盤には木村選手が違和感を訴えて交代。新鍋選手も出場できない状況で心配です。終盤にかけて平井選手のブロック、宮下選手のブロックとサーブで得点を挙げ、危なげなく第1セットを取りました。
第2セット。序盤はローク選手の強打が炸裂。新鍋選手と木村選手という守備の軸を失った日本はつなぎが悪く失点を重ねます。サーブで崩され、流れはオーストラリアに傾きますが、ここでも平井選手が踏ん張ります。石井選手(久光製薬)が連続ポイントで逆転に成功。その後も石井選手のスパイク、平井選手のブロック、途中出場の長岡選手のスパイクで着実に得点を重ねて2セットを連取。
第3セットは決定力不足の江畑選手に代えて、長岡選手がスタメン出場。中盤に宮下選手のサーブで大量リードを奪い、その後もサイドアタッカーを中心に得点。最後は木村選手がピンチサーバーで出場し、相手レシーブを翻弄。圧勝で世界選手権出場権を獲得しました。

今日の試合は主力選手がいない中で若手サイドがよく得点を挙げていました。特に途中出場の長岡選手は前衛でも後衛でもすばらしいスパイクで高い決定率でした。また、平井選手が要所でブロック、速攻、移動攻撃にサーブとすべての面で光っていて、このことがサイドの選手の負担を減らせた要因となった感じです。
一方、課題も多い試合でした。江畑選手の今大会での不調ぶりはひどい状態で、今日も気持ちよく打てたスパイクは1、2本ほど。決めて欲しいところで決めきれず、長岡選手に交代させざるを得ませんでした。
また、佐藤選手もレセプションはまずまずですが、ディグでは相手のチャンスになることがしばしばありました。また拾えるボールでも動けずにいて、守備範囲が極端に狭く感じられました。攻撃ではいい面も見られた石井選手、近江選手もサーブレシーブでは崩され、全日本での試合になれていないこともあって守備位置が重なったりして、つなぎがボロボロ。宮下選手があちこち動いて苦しいトスを上げていました。
明日は今大会で唯一世界大会で結果を残しているタイとの一戦。主力が不調な中で、若手がどこまでアジアの強敵に通じるのか注目です。

試合結果
日本3-0オーストラリア
(25-12)
(25-15)
(25-11)

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