2013年9月2日月曜日

5番手投手の本命・今井が勝利 菊池好守で貢献

決定力に欠ける打線でこのところ苦しい戦いを強いられている広島。甲子園3連戦の最終戦は今期けがで出遅れた今井啓介投手が先発。
阪神はプロ初完封を成し遂げた相性のいい相手。初回は3者凡退とすばらしい立ち上がり。2回、松山選手の今期9号となる本塁打で先制。現状のつながりの欠ける打線では一番点が入りやすい形です。
今井投手は2回に四球と2塁打で2死2、3塁と逆転のピンチを背負いますが、無失点で切り抜けます。しかし、3回に1死から2塁打でピンチを招くと続く上本兄に詰まりながらも中前に運ばれ、好走塁もあり同点適時打とされてしまいます。
4回はこの日、4番に座ったエルドレッドが左翼への詰まった当たりを好捕。打つほうではキラ、エルの外国人コンビがまったく期待はずれとなりましたが、案外左翼手エルドレッドはルイスよりもありなのでしょうか?
5回にも2死2、3塁と再三ピンチでひやひやの今井投手ですが、なんとかしのいで同点のまま。ここまで好機らしい好機が来ず、苦しい打線でしたが、6回に丸選手に待望の1発が飛び出し、勝ち越しに成功。
7回は横山投手へ継投。2死1塁で中前に抜けそうな当たりを菊池くんが忍者のような動きで止めて、ピンチにしません。
8回に丸選手菊池くん連続安打。菊丸コンビの連打は久しぶりに見た気がします。1死1、2塁とダメ押しの好機を作ったのですが、中軸の外国人コンビが連続三振に倒れ、無得点。
魔の8回を任されたのは永川投手。すんなりいってほしいところなのですが、やはり鬼門。連打に暴投が絡んで2死2、3塁と劇場を演じてくれます。最後は三振できりましたが、今まで何回も逆転劇を見せられてきただけに、8回に崩れるのだけはやめて欲しいです。
9回にも1死1、2塁の好機がありましたが、調子の狂った打線では1発以外に点は入りません。1点差のままの最終回はミコライオが登場。先頭打者を菊池くんがまたも好守で出塁を阻むと、ミコライオが2者連続三振で締めてくれました。
投手陣はこの3連戦でわずか3失点とすばらしい結果を残してくれました。今井投手はピンチの連続でしたが、粘り強く投げて6回1失点。ここまで中崎投手や中村恭平くん、戸田くんなど5番手投手候補が結果を残せていない中で、前日の久本投手とともに明るい材料となりそうです。
一方、打線は横浜戦以来得点不足に悩んでいます。特に好機で適時打が出ないのは去年の凋落した時期と同じ傾向です。本来、点を稼がなければいけない3番と4番が今日は無安打5三振と最悪な内容。このままエル&キラを併用していくのかどうか。当たれば大きいですが、確実性に欠け、厳しい気がします。

菊池くんは今日も1犠打、1安打と復調傾向なのでしょうか。守備でも好守連発で投手陣も大助かり。他の誰でも捕ることができなそうなあたりでもアウトにしてしまうのは見ていて気持ちいいです。無理は禁物ですが、打撃低迷の今、菊池くんらしいプレーがどんどんでればチームも盛り上がります。

試合結果
広島2-1阪神
今井啓介 6回 被安打5 与四球3 奪三振5 自責点1 防御率3.80
菊池涼介 3打数 1安打 1犠打 打率.247
丸佳浩 3打数 2安打 1本塁打 1四球 1打点 打率.270
松山竜平 4打数 2安打 1本塁打 1打点 打率.291

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