2013年9月2日月曜日

アメリカにもフルセット負け 大健闘の4位

ワールドグランプリ決勝ラウンド最終戦。世界ランク1位のアメリカはここまで調子が悪く、決勝ラウンド全敗。しっかり叩いて、次の世界選手権アジア最終予選へ弾みをつけたい試合でした。
第1セットはアメリカが絶不調。ミスを連発して終始主導権を日本が握ります。中盤では岩坂選手(久光製薬)のブロックが、終盤は江畑選手(日立)のスパイクでリズムをつかんだ日本が完璧な内容でセットを先取しました。
第2セットは引き離しにかかるアメリカに対して、粘り強いレシーブで食い下がる日本の戦い。流れがくるのをひたすら待つ日本は中盤まで競り合いを見せますが、17-17からスパイクを打ち切れずに連続失点。アメリカにセットを奪われます。
第3セットは中盤日本が15-10とリードし優位に立ちますが、アメリカも粘って同点に追いつかれます。流れを引き寄せたのは終盤の木村選手(ガラタサライ)のサーブ。アメリカのサーブレシーブが完全に乱れ、何もさせませんでした。
第4セットは途中起用の橋本選手(JT)が先発セッター。序盤は両チームともミス連発で波に乗れない雰囲気。中盤にかけてサーブレシーブが乱れだした日本はサイドからの単調な攻撃に終始。ブロックにマークされ決めきれず、あっという間に点差をつけられてしまいました。勝負のセットを失った日本は2試合続けてフルセットの大混戦に。
第5セット。勢いのあるアメリカが序盤から走り劣勢。日本はセッターを宮下選手(岡山)に代え、江畑選手がスパイクを決めて追い上げます。さらに江畑選手と平井選手がブロック。12―12の同点までもっていきましたが、最後はサーブレシーブが崩れて、惜敗。
日本は1勝4敗ながら勝点差で4位。チームがまとまりきらない中で、強豪相手にも一歩も引かない強さも見られる大健闘といえそうです。

試合結果
日本2-3アメリカ
(25-17)
(19-25)
(25-18)
(17-25)
(12-15)
江畑幸子 24得点(スパイク21得点、ブロック3得点)決定率34.43%
新鍋理沙 18得点(スパイク16得点、サーブ2得点)決定率37.21%


最終結果
第1位 ブラジル
第2位 中国
第3位 セルビア
第4位 日本
第5位 イタリア
第6位 アメリカ

最多得点:江畑幸子87点(第2位) 木村沙織72点(第5位)
ブロック:岩坂名奈0.68点/セット(第4位)
サーブ:宮下遥0.47点/セット(第2位) 木村沙織0.42点/セット(第3位)
ディグ:座安琴希1.95本/セット(第2位) 新鍋理沙1.32本/セット(第3位)
レセプション:新鍋理沙51.49%(第1位) 木村沙織47.10%(第2位)
セット:宮下遥6.47本/セット(第3位)

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