2013年9月1日日曜日

好機に打てない打線 投手陣の粘り虚しく

天候が気になる甲子園での阪神との2戦目。先発はバリントンでした。
初回に3者凡退で終わるはずが、相手失策から2死3塁と好機をもらいますが、抑えられて0点。すると、バリントンが先頭打者に安打を打たれ、犠打で2死2塁。ここで適時打をうまく打たれてしまい先制されます。
反撃を試みる打線は梵選手木村選手安打で1死1、3塁と攻め立て、石原選手がスクイズ。タイミング的には本塁アウトでしたが、守備の拙さもあり生還。同点に追いつきます。
同点にして仕切りなおしのバリントンでしたが、2回に先頭打者の打球が左ひざに当たるアクシデントが発生。なんと2回途中で降板することに。緊急登板で後を任されたのが久本投手。先発もこなすベテラン左腕はあわてることなく後続を打ち取ります。
3回に天谷選手の安打に、菊池くん久々の犠打、丸選手四球で1死1、2塁もキラが併殺で得点ならず。藤浪投手を攻略できません。
久本投手は好投しますが、4回に先頭打者に2塁打を打たれ、1死3塁とされると犠飛で1点を失います。結局この試合これが決勝点となってしまいました。
5回に1死後、久本投手天谷選手菊池く3連打で満塁と絶好の逆転する好機にも3番4番に快音が聞かれず。一時期のように4番が打てない状況が続くと、点を入れるのが難しくなってきます。
6回は横山投手、7回と8回は今村投手が走者を背負うものの無失点で粘ります。しかし打線は果敢に盗塁に挑戦し、得点圏に走者を進めるものの適時打が出ず。そのまま1点差で試合終了となりました。
中継ぎ投手陣が急な登板ながらも頑張って2回以降1点に抑えていただけに、5回の好機を活かせなかったのが痛い試合でした。

菊池くんには8月24日以来1週間ぶりとなる安打が生まれました。1死1、2塁の場面での安打は低めの球でしたがうまく当てて左前へ。残念ながら適時打とはなりませんでしたが、満塁の絶好機を作る貴重な安打となりました。
その前には犠打もあり、これで怪我で欠場している阪神・大和選手を抜いて犠打数リーグ単独首位になりました。よくパンチ力はあるが大振りしがちで、小技は巧くないというのが菊池くんの評価であるのですが、実はコンスタントに犠打を積み上げています。地味ですが2番打者としての役割をきちんと果たせる選手だと思います。
久々にすばらしい打撃も見られましたので、9月は巻き返してもらいたいところです。

ちなみに本日、ソコロビッチが負傷ということで登録抹消されました。個人的にはなかなか良い投手だと思っているのですが、来日してから怪我続きであまり姿を見られないので残念です。代わりにエルドレッドが昇格。キラがあまり打てなくなってきた今、エルドレッドにとってはスタメン奪還の好機到来ですが、果たして?

試合結果
広島1-2阪神
バリントン 1回0/3 被安打3 与四球0 奪三振1 自責点1 防御率3.65
菊池涼介 3打数 1安打 1三振 1犠打 打率.247
天谷宗一郎 3打数 2安打 1四球 1盗塁 打率.243 

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