2013年9月5日木曜日

チャイニーズタイペイにストレート勝ち

2014年に開催される世界選手権のアジア最終予選。日本では5チームが対戦。上位2チームが本大会の出場権を獲得できます。日本の初戦はチャイニーズタイペイ。2006年の世界選手権本大会では初戦で対戦して、日本が敗北。旋風を巻き起こしたチームだけに勢いに乗せてはいけません。
第1セット。チャイニーズタイペイ、日本ともにミスが目立つ序盤。チャイニーズタイペイの粘り強いレシーブに日本は江畑選手(日立)のバックアタックを中心に攻めていきますが、これが決まらず。9-11とリードされます。日本はスタメンの岩坂選手(久光製薬)を代えて平井選手(久光製薬)へ。逆転に成功するものの波に乗り切れない中で、宮下選手(岡山)を橋本選手(JT)へ、江畑選手を石井選手(久光製薬)へと大きくメンバー交代します。これが功を奏して、日本はセンターを積極的に使い、中盤以降連続ポイントで引き離して第1セットを奪います。
第2セットは途中交代した選手が先発。いきなり5-0と大量リード。なおも新鍋選手(久光製薬)がサーブで乱して、10-3と一方的な展開となります。サブレシーブミスなどで点差をいったんは縮められるものの、お互いにミスがあってスカッとしない中、木村選手(ガラタサライ)も近江選手(NEC)に交代。石井選手がスパイクを決めてリードをさらに広げ、新鍋選手も長岡選手(久光製薬)へ交代。余裕をもった展開で2セットを連取。
第3セットは大竹選手(デンソー)が大爆発。ブロックにスパイクにチームを引っ張り、リードを広げます。途中からは木村選手、新鍋選手を休ませて、25-10と圧勝。ストレート勝ちで初戦を飾りました。

最終予選でタイについで難敵と思われていたチャイニーズタイペイにストレート勝ちできたことは予選突破に向けて大きな前進となりました。
今日は序盤から、ワールドグランプリメンバーを起用したものの、疲れからか精彩を欠きました。江畑選手、岩坂選手のミスが響いてリードを奪われる場面もありましたが、セッターが橋本選手になってからは積極的なセンター攻撃が見られ、リズムを取り戻せました。
アジアのバレーでは粘り強いレシーブが見られるため、サイドアタッカー陣は厳しい戦いを強いられますが、その中でセンターの大竹選手が活躍して勝利に大きく貢献していた印象です。
また、今大会唯一のリベロとなった佐藤選手(日立)は時折、速いサーブでレシーブが乱される場面がありましたが、全体としては動きがだんだん良くなってディグでも活躍できそうな感じです。特筆すべきはやはりトス。セッターが1本目のレシーブに入ったときでもセッター並みのトスをアンダーでもオーバーでも上げられるのは魅力です。今日も再三すばらしいトスを上げてアタックを決めさせる場面が見られました。今後も他のリベロにはないプレーをどんどん出して欲しいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿