2013年8月9日金曜日

中村恭平6回2安打無失点の好投も報われず

苦しい谷間の投手陣。抜擢されたのは2軍で2試合好投が続いた中村恭平くん
立ち上がり初球を147キロとなかなかのスピード。先頭打者に四球、続けて犠打で1死2塁もあわてず、中軸を打ちとって無失点スタート。2回、3回も先頭打者を出すものの、ピンチらしいピンチにはならず。
3回裏、先頭の倉選手2塁打も、きょんぺいくんが犠打を失敗し1死1塁に。しかし後続の丸選手が安打で出塁し、菊池くは泳ぎながらも俊足で遊内野安打で満塁の好機。ここで一打が出ていれば後の展開がずいぶん変わったのでしょうが、抑え込まれて無得点。
4回、5回、6回と3者凡退で、驚異の好投を続けるきょんぺいくんをなんとか援護したい打線は6回も四球2つと梵選手の安打で2死満塁までつなげるものの無得点。拙攻が響いてきます。
7回に四球と今日2本目の安打を打たれたところで投手交代。きょんぺいくんはせっかくの好投も勝ち星がつかず残念。代わった横山投手は四球でいきなり無死満塁とピンチ拡大。この後、一邪飛に打ち取った当たりをキラが落球する場面があったものの、その後に一併殺と幸運が味方し、なんとか大ピンチを切り抜けます。
8回はソコロビッチ。怪我でなかなか登板機会がなかった選手でしたが、現時点で有力セットアッパー候補だけに先頭を出しながら併殺で抑えました。9回はミコライオ不在の中、もっとも信頼感のある抑え候補の永川投手。3者凡退で期待に応えます。
9回裏、2つの四球で2死1、2塁の場面で菊池くん。初球から振りぬいて三遊間を抜ける安打。ここでサヨナラを狙って一か八かの走塁をプリンスが見せてくれましたが、確かな返球でアウト。試合は延長戦へ。
10回に続投の永川投手が1死1、3塁のピンチを迎えますが、一ゴロで本塁生還を阻止。阪神に得点を与えません。
しかし、11回からは今村投手。もう出てきた瞬間から打たれる予感しかしなかったのですが、案の定連打に盗塁と、ここまで必死に頑張って無失点に抑えてきたのをすべて無にする適時打を打たれてしまいます。1点を取られてからは併殺をとって追加点は阻止しましたが、正直1軍の投手陣の中で、ロングリリーフをするわけでもなく敗戦処理をさせるわけにもいかない今村投手の起用法が見当たりません。
11回裏にプリンス・堂林選手が意地の安打を見せましたが及ばず。この3試合で2得点と落ち込み気味の打線が気がかりです。

中村恭平くんは7回途中で被安打2の無失点と予想を裏切る好投を見せてくれました。序盤こそ四球が多く、走者を背負いましたが、中盤では変化球がうまく決まってリズムに乗れたようでした。最速150キロとストレートも走っていて、ギリギリのコースに決まる球でよく三振が取れていました。調子がよさそうなので、ぜひ次回もいい投球を見せてローテーションの一角に入れるよう頑張って欲しいです。
あわやサヨナラ殊勲者になりそうだった菊池くんは相変わらず調子が良いのか悪いのかよく判りませんが、今日も2三振しながら内野安打を含む2安打と打率もついに2割5分を超えてきました。巨人とは相性がよくありませんが、この調子を維持したいところです。

2軍では福井優也くんが打球直撃を食らって途中降板して以降、登板がなく心配です。代わってあまり登板機会のなかったきっしゃんがよく投げていて、かなり調子がよさそうです。ふっくんやソコロビッチと並ぶ豪腕投手だけに中継ぎが不安定な中、きっしゃんの復活にも期待しています。

試合結果
広島0-1阪神
中村恭平 6回 被安打2 与四死球4 奪三振5 自責点0 防御率3.86
菊池涼介 5打数 2安打 2三振 打率.251
堂林翔太 3打数 2安打 2四球 打率.216
松山竜平 4打数 2安打 打率.306
丸佳浩 5打数 2安打 2三振 打率.286

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