2013年8月15日木曜日

菊池猛打賞 大竹は2ヵ月半ぶりの勝利

久しく勝利から遠ざかっている大竹寛投手が今日の先発。
大竹投手のためにも早い段階で得点していきたい広島でしたが、初回から打線がつながります。先頭のルイスが安打で出塁すると、菊池涼介くんは得意の犠打で送るかと思いきや、3塁手が出てきたところをヒッティングに切り替えて痛打。3塁線を抜ける2塁打となり、無死2、3塁と先制の好機。この奇策が大量点のきっかけとなりました。丸選手が内野ゴロの間にルイスが生還。さらに4番・キラが右方向へ強打を放って菊池くんも生還。2点が入ります。まだまだ終わらない打線は廣瀬選手も安打でつなぐと、廣瀬選手の盗塁や堂林選手の四球などで1死満塁。このところスタメンマスクを倉選手に譲っていた石原選手がきれいな右前適時打で2点を追加すると、なんと大竹投手までも巧いバッティングを披露し左前適時打。この回一挙5点と試合を優位にします。
1回裏も菊池くんが好守を見せ3者凡退。この試合、菊池くんがハツラツとしています。2回裏は先頭を出すものの併殺。しかしここから連続四球を与えて大竹投手は微妙な様子。2死1、2塁で右方向への大きな当たりは名手・廣瀬選手が好捕。大竹投手を救います。
3回裏は連打の後、四球で1死満塁のピンチ。マートンへの投球は1球目をハーフスイング。1塁塁審が回ったとの判定に不満顔。2球目はアウトコースギリギリのストライク判定に憤怒。審判への抗議でマートンが退場処分となりました。微妙な判定でしたが、どちらも誤審とはいえないものだけにこれで激怒しては退場もやむを得ません。退場騒動後、大竹投手の制球が乱れて、押し出し四球で1点献上。しかし、この後また併殺を取って最小失点でピンチをしのぎます。
5回表。先頭の菊池くんが今日2本目の安打。中脇への安打でしたが、俊足で2塁打に。丸選手の進塁打で1死3塁。キラが今度は中前適時打で1点追加。菊池くんは本日2得点目です。
6回にも四死球で1死1、2塁で打順が回ってきた菊池くん。4球目の高めの球を空振って追い込まれたときには低めアウトコースで三振するかと思いましたが、すっぽ抜けた球を見逃さすきれいに打ち返し、猛打賞適時打となって打点もつきました。菊池くんはこの後5打席目は四球。本日は4回出塁しています。
大竹投手は走者を背負いながらも8回を1失点で2ヶ月半ぶりの勝利。これが復活のきっかけとなるでしょうか。9回はソコロビッチが四球を与えましたが、付け入る隙を与えず完勝。4位中日とのゲーム差を1.5ゲームとしました。

今日は菊池くんの日といっても良いほど目立っていました。実況でも2割5分しか打っていない印象はないといわれるほど、ここ最近は好調な様子。本日は猛打賞と打撃はもちろん、守備も安定感が増しています。1回の好守のあとも堅実な守備を見せ、8回の強いあたりも菊池くん得意のコースで二直に。もっと厳しい当たりでも捕れるのでこれくらいならなんてことはないといった感じでしょうか。

試合結果
広島7-1阪神
大竹寛 8回 被安打5 与四球4 奪三振0 自責点1 防御率3.62
菊池涼介 4打数 3安打 1四球 1三振 1打点 打率.254
キラ 4打数 2安打 1三振 2打点 打率.293

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