2014年5月22日木曜日

交流戦連敗スタート 庄司初の1軍へ

交流戦が始まり、初戦の相手は強豪・福岡ソフトバンクホークス。
第1戦目の先発は篠田投手。立ち上がり三者凡退でしたが、2回に打球が当たってしまいます。なんとか併殺で危機を脱したかに見えましたが、直後に3塁打と適時打で先制されます。3回にも本塁打で1点を失いましたが、4回は得点圏に走者を背負いながら得点を与えず。
反撃したい広島でしたが、5回に1死2、3塁と好機を作りながら、代打起用が成功せず。代打が送られた篠田投手が降板します。
5回からは西原投手が登板しましたが、これが裏目。5回に犠飛で1点を失うと、6回にも本塁打に適時打、三ゴロ間にも失点し4失点。0-6と大量リードを奪われてしまいました。
7回にキラの安打に石原選手の2塁打で2死2、3塁で代打・小窪選手が2点適時打。ようやく得点を挙げると、8回にも丸選手の2塁打で2死2塁からこの日猛打賞のキラが本塁打かと思うような適時2塁打を放って3点差に追い上げます。
しかし、中盤での失点が響いてこのまま押し切られ、初戦を飾ることが出来ませんでした。この試合はやたらと盗塁を決められてしまいました。本来そういったことをこちらがやりたいことなのですが、スタンリッジ相手になかなか好機を作ることができませんでした。

試合結果
広島3-6福岡
篠田純平 4回 被安打7 被本塁打1 与四球0 奪三振2 自責点2
キラ 4打数 3安打 1三振 1打点
丸佳浩 3打数 2安打 1四球


福岡での第2戦の先発は九里亜蓮くん。捕手は米子でも一緒に組んだ會澤翼くんでした。
初回、2回と先頭打者に四球を出して、得点圏に走者を進められましたが、なんとかしのぎます。3回も安打から盗塁で1死2塁とされますがここも抑え、味方の援護を待ちます。
4回に菊池くんが初めて安打で出塁すると進塁打と四球で2死1、2塁の好機。昨日猛打賞のキラに期待がかかりましたが三振で得点ならず。
4回、5回と三者凡退の九里くんに先制点をあげたいところ。6回に木村選手の安打に菊池くんの犠打、丸選手の安打で1死1、3塁の好機を迎え、打席はエルドレッドでしたが最悪の遊併殺。
すると、ここまで好投を続けてきた九里くんが6回に中3塁打を打たれてしまい、適時打で1点を失います。九里くんは7回までを投げてわずか4安打の1失点と好投。2試合続けていい投球をしていただけに味方の援護がなく、勝ちがつかなかったのが残念です。
8回に広島は1死から代打の廣瀬選手が2塁打、暴投で3塁に進むと、梵選手の犠飛で同点とします。
勝負どころの8回裏でしたが、九里くんから交代した永川投手がいきなり連打で無死1、3塁。ここで適時打を打たれてしまい勝ち越しを許します。なんとか後続を抑えましたが、この1点が決勝点となってしまいました。9回は前日に引き続きかつての広島の守護神サファテが躍動。3番・4番・5番を連続三振に封じ込まれて惜敗。交流戦は連敗スタートとなりました。

九里くんは試合前から亜細亜大学の先輩・松田選手から挑戦状を受けていましたが、見事に3打数無安打に抑え込んで完全勝利でした。捕手はアツくんでしたが、相性がよいのでしょうか。連続しての好投で防御率もだいぶ改善されて、ローテーションを守れています。
アツくんの捕手はハキハキしていて見ていて楽しいですが、期待されている打撃では快音が聞かれず、打率も1割を切りそうなところまできました。さすがに1割を切ってまで1軍に置いてもらえるとは思えないのでなんとか1本出て欲しいです。
打線は相手好投手陣になすすべなくやられました。菊池くんも守備ではいい動きを見せてくれていたのですが、7打数1安打1犠打と微妙。エルドレッドは2試合無安打と鍵となる2人が打たせてもらえませんでした。
心配なのは中継ぎ陣。西原投手は相変わらず不安定で、永川投手も阪神戦での打球直撃の影響があるのかないのか冴えませんでした。フィリップスも危ない場面が多く、中田投手もやや調子を落としているように見えます。一岡くんだけが頼みの綱となってきてしまってはこの先やっていけません。特に永川投手には早く復調してもらわないと困りますし、2軍の選手も結果を出してあがってくる選手がいて欲しいところです。

さて、そんな中1軍に待望の若鯉があがってきました。守備固め要因だった上本選手に代わって、庄司隼人くんがなんと1軍初昇格。プリンス・堂林選手をしのぐイケメン選手だけにブレイクすれば人気が出るのは必至。広島としては是が非でも大成して欲しい選手のひとりです。
苦節5年目にしてようやくつかんだ好機だけに期待が高まりますが、内野手争いはし烈です。同期で先に活躍しているプリンスがケガで戦列を離れていますが、小窪選手と木村選手がすでに穴を埋めていますし、二塁手は菊池くんが不動の位置を占めています。上本選手と違い守備や走塁で期待されているわけではないので、代打起用で確実な打撃が求められそうです。鈴木誠也くんも結果が出ずに早々に2軍へ戻されてしまっただけに好機はそう多くないはず。2軍でみっちり練習してきた成果を見せて欲しいです。

試合結果
広島1-2福岡
九里亜蓮 7回 被安打4 与四球2 奪三振4 自責点1
廣瀬純 1打数 1安打
菊池涼介 3打数 1安打 1犠打

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