2013年10月13日日曜日

マエケン先勝 キラ丸岩本に本塁打 菊池猛打賞

初のクライマックスシリーズに参戦した広島。敵地・甲子園をも真っ赤に染めるFANの声援を受けて先発したのはエース・マエケン
初回。1死から菊池涼介くんが初球を中前安打に。四球で1死1、2塁と先制の好機をつかみますがこの回は無得点。マエケンも1回、2回と走者を出すものの無難な立ち上がり。3回までは両チーム無得点で試合は進みます。
4回は3番梵選手右前安打、4番キラ中前安打と続いて、無死1、2塁。この日5番に起用された松山選手が期待に応える右前適時打で先制。中軸が仕事をしてくれました。
しかしその裏、マエケンも内野安打と盗塁で2死2塁とされるとまさかの中適時打を食らい、同点とされます。
打たれたら打ち返す。5回に先頭打者となったマエケンはお返しとばかりに右前安打。1死後に菊池くん今日2本目の中前安打。2死となったところで、4番キラが鮮烈な右翼席へ一直線の3点本塁打。試合を決める一打となりました。
7回も先頭のマエケン右前安打で出塁。菊池くん猛打賞の左前安打と5回と同じように好機を作ります。さらにキラも猛打賞の中前安打で2死満塁。絶好のダメ押しの機会が到来しましたが、ここは三振を取られてしまい得点ならず。しかし、今日はこの3人が本当によく打ってくれました。
マエケンは7回に四球と安打で1死1、3塁と一打同点も場面を迎えましたが、阪神打線に付け入らせず遊飛に投ゴロで抑え、7回1失点と上々の結果。
8回は永川投手がシーズン中同様、危なげない投球を見せて3者凡退。すると9回にここまであたりのなかった丸選手本塁打が飛び出し、思いがけないダメ押しに成功。さらに失策に四球で1死1、2塁の場面で代打の岩本選手がこれまたチームの勢いに乗ったかのような3点本塁打を叩き込み、阪神を圧倒。
9回は万全を期してミコライオ投入。最後は2者連続三振と気合の投球で締めて先勝。第1ステージ突破に王手をかけました。

今日の試合、投打に大活躍のマエケンはエースとして、隠れ主砲として勝利に貢献。阪神は事前にマエケン対策を講じて、勝利を期していたようですが、なんらの効果もなかったようです。
もう一人、鍵を握る選手として阪神に警戒されていたといわれるのが菊池くん。好守で得点を阻み、流れを引き込むことから、阪神打撃陣は極力右方向を避けて、三遊間狙いを試みていました。結果、補殺王の菊池くんがさばいたゴロはわずかに1つ。しかし、この1つをまるで嫌味のように俊足の守備でアウトにして、魅了してくれました。打つほうでもシーズン中ですらめったになかった猛打賞と大事な一戦で相手投手陣の切り崩しに成功。影の主役とも言える働きでした。
もちろん、4番のキラも猛打賞に決勝本塁打と重責にも役割を十二分に果たしてくれました。投打の主軸がかみ合っての快勝。この勢いのまま2戦目も勝利したいところです。

試合結果
広島8-1阪神
前田健太 7回 被安打5 与四球2 奪三振5 自責点1 防御率1.29
菊池涼介 5打数 3安打 打率.600
キラ 4打数 3安打 1本塁打 1三振 1四球 打点 打率.750
岩本貴裕 1打数 1安打 1本塁打 3打点 打率1.000
前田健太 3打数 2安打 1三振 打率.667

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