2013年7月4日木曜日

内野守備と中継ぎの弱点を露呈するも中日の自滅に救われる

3位中日と4位広島の直接対決。
1戦目の先発は野村祐輔くん。立ち上がり、安打と犠打に適時打と中日にとって理想的な展開で先制されますが、回を経るごとに調子を上げる野村くん。
打線は4回に好調のルイスが先頭で2塁打と好機を作ると、丸選手も安打で出塁。打撃での成長が目立つ松山選手2点適時打で逆転に成功。まだ1点差。なんとか追加点で援護したいところで、6回にはエルドレッドがセンターへ本塁打を放って2点差に。先発が頑張っている段階ではいい試合が作れます。
しかし、すんなり勝てないのが広島。6回裏に四球と安打で1死1、2塁の場面で三ゴロ。併殺で切り抜けたいところをプリンス・堂林選手の送球が高く逸れて菊池くんがこぼしそうになりながらも捕るもベースから離れてしまい、そのまま1塁転送。チェンジのはずが、2死2、3塁とピンチが拡大。内野守備の課題はまだまだ健在です。その後、満塁策をとるも適時打を打たれて同点に。失策でもないためそのまま野村くんの自責になる不運。
7回は先ほどミスをした堂林選手が安打、石原選手が四球で好機を作ると、代打の廣瀬選手が安打で続いて2死満塁。こちらもミスを重ねた菊池くんが四球を取って押し出しの1点勝ち越し。ただ、ここで決定的に打ち崩せないのがまた課題
7回裏からは上野投手がマウンドへ。しかし、2連続死四球で無死1、2塁と早くもピンチ。内野ゴロ2つで中日側の走塁死もあり2死1、2塁までこぎつけて河内投手へ。このところ四球しか見ていないような気がする河内投手。この日も死球を与えただけで降板。2死満塁にピンチを広げ、後を受けた今井投手が適時打を食らって、またまた同点に。それでもここは松山選手好返球を見せて逆転は許しませんでした。
8回。好守で冴える松山選手本塁打で1点勝ち越し。今日のヒーロー確定かと思わせながらも、その裏にすかさず今井投手が本塁打を打たれ、振り出しに。勝ち越せば打たれる中継の不安定さも相変わらず課題です。
9回のミコライオが安打を、10回の小野投手が四球を簡単に出してしまうのも課題ですが、今日は事なきを得ます。
11回は双方ともに好機がありながら決定打が出ず。3位対決とはいえ上位2チームから引き離された2チームらしい締まらない展開。
12回にようやく2つの四球で無死1、2塁の好機を作ってもらうと、菊池くんがバント職人らしくうまい犠打を決め1死2、3塁とした後、丸選手が敬遠で満塁に。エルドレッドが犠飛すら打てないのは問題ですが、代打の安部選手が阪神戦の失策の借りをひとつ返すべく適時打(?)を放ち一挙3得点。裏の守りでは同じく阪神戦で四球で自滅した久本投手がきっちり3人で締めて長い長い試合にようやく決着がつきました。菊地原投手は6年ぶりの勝ち星、久本投手は7年ぶりのセーブ。
終わってみれば、ただ中日が自滅してくれただけしか印象に残らない試合でしたが、光っていたのは松山選手でしょうか。内野の守備は不安ですが、打撃ではすばらしい結果を残しています。この日は外野守備でも好返球がありましたし、やはり外野で起用したほうが良いような気がします。

菊池くんは押し出し四球やら最終回の犠打やらでそこそこ役割を果たしていますが、安打が出ません。守備もちょっと雑になってきているのでまた盛大にやらかしてしまわないか心配です。疲れているようならば休ませることも必要だと思うのですがいかがでしょうか。

試合結果
広島8-5中日
野村祐輔 6回 被安打5 与四球3 奪三振4 自責点3 防御率3.38
菊池涼介 3打数 0安打 2四球 1三振 1犠打 1打点 打率.224
松山竜平 5打数 2安打 1本塁打 2三振 3打点 打率.308
安部友裕 1打数 1安打 3打点 打率.258

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