2015年2月23日月曜日

日立リヴァーレ 鮮やか大逆転で残留決定

地元ひたちなか市でレギュラーシーズン最終戦を迎えた日立リヴァーレ。最終戦直前で最下位に転落した日立は入れ替え戦回避には勝つことが最低条件。別会場ではすでに試合を終えたデンソーエアリービーズがフルセットの末に敗れ、勝点を1加えて暫定で6位に浮上していました。
第1セット。序盤で佐藤美弥選手が負傷退場。しかし、代わった細川選手が奮闘。パオリーニのブロックが立て続けに3本決まり、リードを奪います。相手のミスに助けられながらも中盤まで接戦を展開。追い上げられて嫌な流れも、内瀬戸選手のサーブやパオリーニのブロックで流れを断ち切り大事なセットを先取します。
第2セット。パオリーニのブロックから始まり、サービスエースも決めてリードを保ちます。内定の渡邊選手や内瀬戸選手ら若い力で中盤にかけても攻勢。17-9と大量リードを奪います。その後連続ミスで点差を詰められましたが、井上選手のブロックなどで逃げ切り、2セットを連取。勝点1獲得を確定させ、この時点で勝点20で3チームが並ぶというしびれる状況に。
第3セットも内瀬戸選手や渡邊選手が踏ん張り、序盤は僅差で進みます。引き離されかかるところをセンター陣の連続ブロックで粘りましたが、徐々にミスが出始め点差をつけられてしまいます。終盤でも追い上げられずセットを奪い返されます。
第4セット。勝点を1つでも多く取って残留へ望みをつなげたい日立にとって、フルセットまでもつれるのは避けたいところ。内瀬戸選手のアタック、この日絶好調のパオリーニのブロックでリードを奪います。ミスで逆転を許しても内瀬戸選手、渡邊選手がアタックを決め、相手のミスに乗じて再度リード。パオリーニが容赦なくブロックを決めまくって16-10と優位に立ちます。パオリーニが後衛に下がっても今度は井上選手が連続ブロック。これまで高さを活かせなかった試合が多かったのですがこの試合はブロックが機能し、実に14点をブロックで稼ぎだしました。このまま22-13まで押し続け、終盤の追い上げをかわして3-1で勝利。最終戦で勝点3を加えることができました。

試合結果 日立リヴァーレ 勝点22
日立リヴァーレ3-1東レアローズ
     (25-20)
     (25-19)
     (20-25)
     (25-18)

最後の1つの枠をめぐって3チームが残留争いをしていたこの日。日立が勝点3を獲得して勝点22になったことで、勝点20のデンソーエアリービーズの入れ替え戦行きが決定。続いてトヨタ車体クインシーズもNECレッドロケッツに1-3で敗れたため勝点を伸ばせず20のままとなり、日立のプレミア残留とファイナル6進出が確定しました。
地元でうれしい残留を決めた日立。来週からは大阪でファイナル6が始まります。持ち点0からのスタートとなる日立ですが、過去最高の6位を上回る上位進出に期待したいです。

レギュラーラウンド最終結果
第1位 久光製薬スプリングス 勝点46
第2位 NECレッドロケッツ 勝点39
第3位 岡山シーガルズ 勝点38
第4位 上尾メディックス 勝点36
第5位 東レアローズ 勝点31
第6位 日立リヴァーレ 勝点22
第7位 デンソーエアリービーズ 勝点20(セット率0.60)
第8位 トヨタ車体クインシーズ 勝点20(セット率0.58)

スパイク賞:パオリーニ 53.3%(2年連続2回目)

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