2014年9月26日金曜日

世界選手権 キューバにストレート勝ち

1勝1敗で迎えたキューバ戦。かつて90年代は無類の強さを発揮したキューバも2000年代以降は世代交代がうまく進まず弱体化。いまや北中米ではアメリカはおろかドミニカ共和国にすら抜かれてプエルトリコと競うほど。しかし、本調子とはいえない今大会の日本にとっては油断はできない相手です。
第1セット。試合を優位に進めながら中盤以降でなかなか点差を広げられない日本。キューバのミスに助けられてセットを奪いましたが、自分たちのペースで試合が出来ていません。
第2セット序盤リードされた日本は宮下選手のサーブで逆転するも、再度逆転を許し中盤は追いかける展開に。江畑選手のアタックで食らいつく日本でしたが勝負どころで江畑選手がつかまり、ミスやブロックで劣勢に。終盤、長岡選手の連続ポイントで同点とした日本はセットポイントを先に取られながら、相手ミスで逆にセットポイントを取って2セット連取。
第3セット先行しながらもなかなか波に乗れない日本。中盤まで競りましたが、キューバのミスから流れをつかみ、16-12に。このままリードを保ってストレート勝ちかと思われましたが、終盤に連続してブロックにつかまり焦る日本。まさかの逆転を許し22-23とされてしまいます。しかし、大野選手のサーブでマッチポイントを握ると長岡選手がブロックアウトを決めて辛うじて勝利。今大会初のストレート勝ちを収めました。

ストレート勝ちしたものの第2、第3セットは失っていてもおかしくない辛勝。キューバの実力を考えれば非常に物足りない試合でした。勝った事は何よりですが、中身を見れば特に良いところも見当たらず。相手のミスに助けられて勝たせてもらった試合でした。
いまだにハイブリッド6がすごいという手ごたえというものが感じられず、戦術としては面白いものの、まだまだ未完成な感じが否めません。2次ラウンド以降で強豪と当たったときに機能するのかどうか、1次ラウンド最終戦の中国戦がひとつの鍵となりそうですが、眼前のプエルトリコには完勝してもらいたいところです。

試合結果 日本2勝1敗
日本3-0キューバ
(25-19)
(26-24)
(25-23)

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