2014年5月9日金曜日

福井6失点 大瀬良5失点 3タテは回避

神宮でのヤクルト戦第2戦は福井優也くんが先発。
正直、2軍での調子が良かったとは言いがたい中、野村祐輔くんの代役で登板しましたが、結果は初回から大荒れ。先頭打者に安打を許し、1死後に安打と暴投で1死2、3塁とピンチを招くと、連続適時打で2点を失います。さらに中飛で2死1、3塁となったところでまたも適時打。四球で満塁とした後、最後は投手相手に三振を奪ってなんとか3点で抑えましたが指名打者制だったらと思うとゾッとします。
2回も1死から安打と盗塁で1死2塁から適時打を打たれ、4回は1死から死球と盗塁で1死2塁から同じように適時打を打たれました。2回と4回は出塁の理由こそ違いましたがまったく同じ展開からの失点です。5回は本塁打で1点を失い、計6失点。ショックが大きすぎて言葉になりません。
6回からは小野投手、8回は梅津投手が抑えてくれましたが、打線も完全に沈黙。まさかの完封負けで連敗を喫しました。

やはりというか、今日の試合で福井くんを先発にもってくるのは早計だったと思います。2軍での状況を考えると決して良い状態だったわけでもないので、打たれるべくして打たれたという感じでしょう。
去年から福井くんの意識として、四球を出さないようにしようという方向性がうかがえます。たしかに制球は以前より良くなったと思います。しかし、代わりに球速が落ち、もともと球威があるほうではないので、いいコースへ行ってくれればいいのですが、真ん中よりに入ってしまうと痛打されてしまいます。2軍ではなんとか抑えられても、1軍では通用しませんでした。
去年の神宮での登板も高い球を狙い撃ちされ散々な結果でしたが、今回も同じでした。よほど調子の良いときでないと、現状の福井くんを1軍に上げることには賛成できません。球速が150キロ近くまで戻ってくるようなことがあれば、初めてそのときのチーム事情を考えて可否を決められると思います。中途半端な状態で上げて、打たれて即2軍行きの繰り返しでは自信もなくなってしまいます。まずはじっくり2軍で先発をこなしていって信頼を得られるようになって欲しいです。
そんな中、唯一の収穫は5回まで投げさせてもらえたこと。2回以降は3失点したものの大炎上はなく、滅多打ちされて引きずりおろされたという印象ではありませんでした。
ただ、個人的に先発候補として挙げていた武内投手は6日の2軍でも7回1失点と結果を残しました。もう1人の候補・小野投手もこの日6回、7回を投げて、安打1本の無失点と上々の成績で、なぜこの2人を差し置いて福井くんを起用したのかは疑問です。

試合結果
広島0-6ヤクルト
福井優也 5回 被安打9 被本塁打1 与死四球3 奪三振3 自責点6
堂林翔太 3打数 2安打 1四球


ヤクルト相手に負け越しが決まってしまった神宮3連戦の最終戦。3タテ回避に勝利が求められる試合で先発したのは大瀬良大地くん。
初回、1死から菊池くんが2塁打で好機を作ると、四球で1死1、2塁となって、エルドレッドが2塁適時打で2点を先制。
5回も菊池くんが四球で出塁。丸選手が初球を右翼席に運んで2点本塁打。さらに続くエルドレッドも2者連続本塁打を放ちます。投手が代わっても攻撃の手を揺るめず、キラの2塁打に木村選手の犠打と2つの四球で満塁。ここで今年は満塁では異常に強いプリンス・堂林選手がフルカウントから適時打を放ってこの回一挙5点。7-0と突き放します。
5回まで大瀬良くんはいつものように好投。楽勝ムードかと思われたところで落とし穴がありました。大量リードで気持ちが緩んでしまったのか、6回に先頭打者に2塁打を打たれると、プロ初の適時打を打たれてしまいます。直後に2者連続本塁打を打たれてしまい4失点。1死を奪うも安打で走者を背負ったところで無念の降板となってしまいました。
後を受けた永川投手は三振で2死にしますが、適時打を打たれてしまい、結果として大瀬良くんは自責5となります。
2点差となってなんとか引き離したい広島は7回に先頭の木村選手が三塁打を放つものの、あとが続かず。8回も2死1、3塁の好機がありましたが、ここも得点できず。
嫌な流れでしたが、それを断ち切ったのは抜群の安定感を誇る若手中継ぎ陣の中田投手と一岡くん。2人で7回、8回と三者凡退。本当にこの2人がいてくれて助かります。
9回は2つの四球と堂林選手の安打などで2死満塁。3度目の正直とばかりに中東選手が適時打で3点を奪い、さらに小窪選手の適時打、松山選手の本塁打も飛び出し、最終盤で8点差とします。その裏に1軍昇格した河内投手が2死から死球と本塁打で2点を返されましたが、9回の猛攻のおかげで大事なく勝利することができました。

この試合は前日までのうっ憤を晴らすかのように本塁打3本13打点と打ちまくった打線。中でも丸選手は2四球を含む4打数4安打1本塁打と全打席出塁の大暴れ。打率も3割を越えて来ました。一方、菊池くんはちょっとブレーキ。初回に先制のきっかけとなる2塁打を放ちましたが、あとは快音が聞かれず。丸選手に打率で抜かれてしまいました。好機で打てないのも気になります。
そして、ひっそりと(?)この9連戦で打線の好不調に左右されずに打ちまくっているのがプリンス。9連戦が始まってから6試合連続安打。しかも4日の試合を除いてすべて2安打を放っています。2割を切っていた打率も、気がつけば2割5分を越えています。このまま安打量産体勢に入れるかどうか。うまくいけば1番定着もありえそうな期待を抱かせてくれています。
投手陣は大瀬良くんが6回に大崩れしたのが残念。5回までは良かっただけに、適時打を打たれた後に修正ができなかったのは反省点です。今日は大量点に支えられましたが、先発陣が薄くなってきているので、次回は最少失点で抑えて欲しいです。
永川投手はなんだかバタバタしていますが、中田投手と一岡くんは相変わらずの安定ぶり。前回初の失点を奪われた中田投手でしたが、影響は全くない様子。この2人が活躍してくれると広島にとっては心強いです。

試合結果
広島13-7ヤクルト
大瀬良大地 5回1/3 被安打9 被本塁打2 与四球1 奪三振7 自責点5
丸佳浩 4打数 4安打 1本塁打 2四球 2打点 1盗塁
エルドレッド 3打数 2安打 1本塁打 1四球 1三振 3打点
堂林翔太 5打数 2安打 1四球 2打点

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