2014年4月20日日曜日

投打の課題が露呈 10点差で大敗

ひじの痛みを訴えて前回は5回で降板したマエケンが先発。
初回に2塁打を打たれ、1死3塁といきなりのピンチ。ここはしのぎましたが、不安な立ち上がり。
早く点が欲しい打線は2回に四球2つと松山選手の安打で2死満塁の好機を得ますが、得点できず。すると、その裏、本塁打で先制されると、2死1、3塁で木村選手が落球。2点を取られてしまいます。
4回、5回と得点圏に走者を置きながら得点できないもどかしい展開が続く広島打線。一方の横浜は5回裏に2死2、3塁とし、マエケンが踏ん張りきれず適時打を打たれてしまい4点差に。結局マエケンは5回4失点と不本意な登板となってしまいました。
反撃の好機が訪れたのは6階。エルドレッド、キラが連打、さらに松山選手が四球で無死満塁。しかし、後続が犠飛すら飛ばせずなんと無得点。
こうなると一方的な試合となってしまいます。マエケンの後を受けた今村投手は6回に満塁にした後、三振を奪って2死までこぎつけますが、適時打を食らい2点献上。さらに7回にも本塁打を打たれ3失点。8回は西原投手が登板しましたが、大炎上。安打と犠打で1死2塁から適時打、さらに二ゴロの間にもう1点。不運な当たりが安打となり2死1、3塁でとどめの3点本塁打。計5失点と散々。
打線は7回に田中くんが2死1、2塁の場面で代打で登場し、適時打・初打点を記録。9回に死球と丸選手の安打で1死1、3塁からエルドレッドが適時打を打ちましたが、その後本日3回目の満塁でまたも凡退。好機で得点できた横浜とことごとくつぶしてしまった広島。10点差という大差で敗れました。

今日の試合はここまで好調な中で隠れている広島の投打の課題が露呈した試合となりました。
まず、打撃陣ですが実に11安打と放ちながら、得点はわずかに2点。満塁の好機が3度もありながら1点もとれませんでした。原因は得点できる人と得点できない人の差が激しすぎる点。下位打線があまりに得点できないため、実質キラまでで点が入らないと、いくら好機が膨らんでも望み薄になってしまいます。前田選手のように打てる代打の切り札があればよいのですが、現状の控え選手は小窪選手、田中選手、赤松選手、中東選手、上本選手と守備面では期待できても打撃面では疑問が残る選手が多いです。
一方、投手陣は中田投手の急成長と一岡投手の加入で厚くなったと言われる中継ぎに不安があります。この2選手と永川投手、ミコライオが完璧に抑えてくれているため現状はいい結果が出ていますが、これ以下の選手層が極めて深刻です。左の中継ぎ1番手の久本投手が不調で2軍落ちしましたが、2軍でも結果が出ていません。開幕から1軍の西原投手はだましだまし使われてきましたが、どうも現段階では信頼できそうにありません。2軍でそこそこの結果を残した今村投手も1軍ではまったく通用していません。2軍落ちは残念ですが妥当だと思います。ではここで代わりになる選手がいるかというと、2軍でなんとか頑張っているのが横山投手、梅津投手くらいで想像以上に中継ぎの人材不足は深刻な気がします。
先発もそろっているとはいえ、マエケンを欠くとなると大瀬良くん、九里くんの新人2人とバリントン、野村祐輔くん、篠田投手と万全とはいえません。代わりの投手も2軍では福井くんが比較的良い成績で、あとは武内くん、小野投手あたりが入りそうですが、1軍でどの程度投げられるのかわかりません。今井投手がズバッと出てきてくれると助かるのですが…。
選手層は急に厚くなったりはしませんが、控え選手の中で軸となる選手が出てきてくれればと思います。打撃面では今日適時打を打った田中くんに、先発では正念場と迎えた福井くんに期待をしたいです。中継ぎは本当に厳しいのですが、ベテランの横山投手と梅津投手が若手を引っ張ってもらえればと思います。

試合結果
広島2-12横浜
前田健太 5回 被安打7 被本塁打1 与四球1 奪三振3 自責点3
エルドレッド 4打数 2安打 1四球 1打点 1盗塁
松山竜平 3打数 3安打 1四球
田中広輔 1打数 1安打 1打点

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