2013年12月4日水曜日

WL・WGP 28チームに

国際バレーボール連盟は2014年に開催するワールドリーグとワールドグランプリの参加チーム数を28チームに増やすことを発表しました。ワールドリーグは18チームから、ワールドグランプリは20チームから大幅に増加します。
連盟に所属するチーム全てに予選参加の権利がある世界選手権では近年参加チームが急増。2014年大会では男子154、女子141ののべ295チームが出場しており、競技レベルの向上に伴い、世界大会の本戦出場枠争いが激しくなっています。
今回の出場枠拡大でより多くのチームに出場チャンスが増える上、中堅層の技術向上やバレーボール人気の普及に役立つと思われます。一方で、上位チームとの格差が広がり、大差がつく一方的な試合も増える可能性もあります。

また、男子について言えば、相対的に弱体化が続く日本救済の面も否定できません。すでにこれまでも全日本男子は幾度かワールドリーグ出場が危うい状況にありましたが、そのたびに大震災や他国の参加辞退を理由に救われ、一部関係国から日本びいきとの痛烈な批判を浴びていました。
今年も入れ替え戦で敗退が決まりながら、日本敗退確定後に出場枠を拡大。入れ替え戦の意味を失わせた上、本戦でも下位チームのみを集めて試合させ、日本に決勝ラウンド出場の可能性を与えるという変更がなされていました。
しかし今大会でも日本は最下位となり、今年も入れ替え戦に回る予定でしたが、直前になって急きょ取りやめに。今回の大幅な参加枠拡大でまたも日本が救済されることになりました。
いろいろな考えのあっての変更なのですが特にワールドリーグについてはあまりにコロコロ参加条件が変わるので大会の権威にも影響を与えないか心配です。

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