2013年7月29日月曜日

菊池くん満塁同点弾 打撃戦を制す

上位戦線にとどまるためには最下位相手に負け越しは許されない一戦。先発は小野淳平投手
初回いきなり死球から1死1、3塁と危機もなんとか無失点。多くを望めない投手だけに打撃の援護が不可欠な展開。
その裏、ルイスが四球で出塁すると、菊池くんは安定感抜群の犠打。昨日もいい場面で犠打を決めて好機を演出しましたが、本当にきれいな犠打を見せてくれます。2死1、2塁となり打席はここ一番で強い梵選手2塁適時を放ちまず先制。さらに廣瀬選手も続けて適時打で2点目。幸先よいスタートとなります。
援護をもらった小野投手ですが、2回に内野安打から連打で1点を失い、4回も好調のミレッジに同点本塁打を打たれると、四球と連打で2点を献上。あっさり逆転されてしまいます。
5回からは先発もセットアッパーも抑えもこなし、ロングリリーフも可能な久本投手。前回も小野投手のあとに投げていたものの、今日は内野安打2つに暴投でリズムを崩してしまったのか、2点適時打を食らってしまいました。
その裏、劣勢な雰囲気の中で、堂林選手がストレートの四球で出塁。石原選手と代打の小窪選手安打でつないで無死満塁。ルイスが三振で、いつものように好機であと1本が出ないのではと不安がよぎります。しかし、そういう期待が薄い場面で逆に期待に応えるのが菊池涼介くん。2球目のど真ん中の球を見逃さず、うまくすくって左翼席看板直撃の満塁同点本塁打今期2本目の満塁弾には野村監督もびっくりだったそうです。なおも、キラが四球で出塁すると、今度は梵選手が左翼席上段への2点本塁打。171センチと173センチの小柄な二遊間コンビの本塁打攻勢で一気に逆転に成功。この2人のパンチ力は侮れません。
6回は永川投手3者凡退。その裏、2つの四球と安打で1死満塁の好機に再び打席に入ったのが菊池くん。もう1本と欲張りな期待が高まりますが、そういう時は打たないのが菊池くん。空振り三振に倒れ、丸選手も打ち損じてここはいつもの広島打線といった感じ。
7回の横山投手も久々に3者凡退で好投。裏の攻撃では1死後、梵選手が安打、廣瀬選手が四球で1死1、2塁。打率がなかなか上がらず苦しむプリンス・堂林選手でしたが、ここは内角の球をうまく打ち抜いて2塁適時打。まだまだスタメンへ食らいつきます。続く石原選手が見事に犠打を決めてダメ押し。
9回にミコライオがプリンスの失策から連打で1点を与えるものの、なんとか振り切り球宴後の5連戦を3勝2敗で勝ち越しスタートとすることができました。

菊池くんは相変わらずのパルプンテぶりを発揮。5回には監督が予想もしていない満塁弾を叩き込む活躍を見せたかと思えば、6回の満塁では見事な空振り三振。なかなか読めません。その後の打席でも三振を喫し、三振数はふたたびリーグワースト1位となってしまいました。一方で、本塁打数はこれで6本。チーム内では低いレベルの争いではありますが、丸選手の7本に続いて、キラ、エルドレッド、松山選手、廣瀬選手と並びプリンスを上回って2位タイ。打点でも丸選手の38点についで、プリンスと並ぶ33点の2位タイとかなりの得点源となっています。
そのほかのデータでは得点が阪神・鳥谷選手と並び、大和選手を上回るリーグ11位。出塁すると得点に絡むケースが多いです。この4試合で3つ成功させた犠打も大和選手と1つ差に迫る24個となり2位です。また、長らくリーグワーストだった失策数はこの日、プリンスが最終回に失策をしたことで2位に。よく注目される補殺数は二塁手ではダントツの311個。遊撃手で取った16個と合わせると巨人・坂本遊撃手を上回る327個を記録しています。

試合結果
広島10-7ヤクルト
小野淳平 4回 被安打6 被本塁打1 与四死球2 奪三振1 自責点4 防御率4.10
菊池涼介 4打数 1安打 1本塁打 1犠打 2三振 4打点 打率.242
梵英心 4打数 3安打 1本塁打 3打点 打率.288

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