2013年6月28日金曜日

継投ミス&失策祭りで惨敗 武内7回1失点も無念

今日の試合は予想外と予想通りの相反する展開でした。
予想外だったのは今日1軍昇格した武内久士投手。なんと6回まで無安打投球。四球やプリンスの失策もありながら無失点と好投。7回に疲れが出たのか連打を浴びて1点を失うも、ローテーションの谷間とは思えないすばらしい投球でした。今日も先発捕手起用の會澤翼くんとは2軍でがんばってきた仲だけに、投げやすかったのかも知れません。
打線も好投に応えるかのように、4回にルイスの四球から、菊池涼介くん犠打を決めて1死2塁。丸選手がうまく1、2塁間を抜いて適時打。さらにエルドレッドが続き、好調のアツくんが貴重な追加点適時打
6回にも丸選手安打&盗塁で好機を8作ると、松山選手適時打。1点を返された後の8回には2死1塁からエルドレッド適時打を放って突き放します。エルドレッドは昨日に続いていいところで仕事をしています。

ここまでは完璧な試合運びでした。予想通りだったのが問題の8回です。もはや鬼門ともいえるこの回をどう乗り切るのかが課題で、今井・久本・河内すべてつぎ込んででも逃げ切りたいと思っていました。しかし、逃げの気持ちはやはりいけないようで、今村投手の後を受けてセットアッパーとなった今井投手が1死後に安打を打たれ交代。河内投手へ。
ここの選択が疑問です。まだ1死1塁なので今井投手続投でも良かった気がしますし、代えるにしてもこのところ四球連発で思うような仕事ができていない河内投手をここで出してよいか考えたほうが良かったと思います。案の定、河内投手は1つもストライクが取れず四球で降板。さらに謎の継投ミコライオが登場。この継投つい最近(6月25日)も見た気がします。既視感でしょうか?
結果は前回同様ひどいものでしたが、さらにひどかったのが内野守備。この日、守備要員として木村選手が昇格していたはずでしたが、今日の松山選手は適時打を打っていましたし、安部選手も安打を打ち、守備も今日は頻繁に飛んできた遊ゴロを無難にさばいていたので変えづらかったとは思います。しかし、守備範囲は広いが失策も多い菊池・堂林と守備に関しては並か並以下の安部・松山の内野陣は不安でした。そこへ急きょ8回なのにマウンドへ上がらなければいけなくなったミコライオ。もう完全に浮き足立っていました。
一ゴロ併殺に打ち取った当たりは松山選手が2塁へ悪送球して、安部選手が取れず。まず1点を失います。併殺チェンジのはずが1死も取れずになおも1死1、2塁。ここまでがんばってきた武内投手の顔から笑顔が消え表情が曇っていました。
動揺が伝染するのか続いて犠打失敗の投ゴロを今度は安部選手が捕球できず。ミコライオの送球も良くはなかったので併殺は無理だったと思いますが、先のミスを取り返そうとあわてた結果がまたも1死もとれない最悪の状況に。完全に切れてしまったミコライオは二ゴロの間に1点を失い、1点差。もう点をやれない場面で連打を食らってこの回6失点。武内投手のプロ初勝利が消えるどころか負け試合になってしまいました。
個人的には今村投手同様、河内投手もそろそろ限界かなと思っていたので、出てきた時点で予想通りの展開となってしまいました。下では金丸投手など奮闘している選手もいるので、調子が悪いようならば、がんばっている選手へチャンスをあげてもよいと思います。
一方、久しぶりに失策祭りを演じた内野陣ですが、木村選手がせっかく上がってきたのでこれからは惜しみなく、赤松選手のように終盤で投入してはと思います。ここでも結果がでないようならば下でチャンスすらもらえないでくすぶっている庄司選手がいるのでそろそろ起用してあげてもとは思うのですが…。
ミコライオに関してはなんともいえません。8回からの登板で本調子が出ないのは仕方ありませんし、あれだけ打ちとっても失策でフイにされてはかなわないでしょう。ただ、絶対に点を取られてはいけない場面での連打には正直困ります。もう8回では投げないと登板拒否したほうがよほどよいかもしれませんね。

武内投手のコメント「1軍で1勝することはそう簡単ではないことが分かった。次にチャンスがあれば、勝ちにつながる投球をしたい」
…可哀想過ぎます。

試合結果
広島4-7阪神
武内久士 7回 被安打2 与四球2 奪三振3 自責点1 防御率3.75
菊池涼介 2打数 0安打 1四球 1犠打 打率.232
會澤翼 4打数 1安打 1三振 1打点 打率.250
丸佳浩 4打数 2安打 1三振 1打点 1盗塁 打率.293
エルドレッド 4打数 2安打 1打点 打率.233 

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