2019年5月6日月曜日

日立リヴァーレ 大接戦も栄冠ならず

黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会
 黒鷲旗は最終日。決勝戦が行われました。女子は初優勝を目指す日立リヴァーレが東レアローズと対戦。

第1セット序盤は小野寺選手のサーブや窪田選手の連続ブロックなどで日立が7-3とリード。東レもブロックで7-6と詰め寄るも、渡邊選手を中心に攻撃を仕掛けて15-8までリードを広げます。しかし東レの井上選手のサーブで崩されると15-13と東レペースに。いったんは渡邊選手のサーブなどで18-13まで持っていくも、徐々に東レの外国人選手が決まりだし、18-18に。オクム大庭選手を起用し、なんとか逆転を阻止しようとする日立でしたが、23-23から連続して決められ第1セットを取られます。

第2セットは東レが勢いのまま連続ブロックでスタート。上坂選手が苦しい2-6の場面で窪田選手が踏ん張り、6-7に。終盤まで互角の戦いを続けるもサーブミスで22-24とセットポイントを取られます。粘る日立は相手のミスと上坂選手のサーブで24-24でデュースに。窪田選手が奮闘し東レのセットポイントを逃れ続けると窪田選手のサーブで27-26と逆転に成功。セットを奪う千載一遇のチャンスでしたが、最後はまたしても外国人選手の強烈なスパイクに阻まれ惜しいセットを失います。

第3セットは第1セット同様に日立が序盤からリード。相手のミスもあり8-3とします。東レも徐々に追い上げ12-9まで迫るも、上坂選手の攻撃が決まり18-10と大量リードを奪います。しかし東レの選手交代が絶妙にはまり、日立はサーブレシーブの乱れから18-14と詰められます。なんとか逃げ切りたい日立ですがミスが相次ぎ23-23と並ばれます。オクム大庭選手を起用し24-23とセットポイントを握るも、外国人選手のサーブに揺さぶられ逆にマッチポイント。最後もサービスエースを決められてしまい、ストレート負けとなりました。

日立リヴァーレの黒鷲旗優勝挑戦は3回目も失敗。主要大会での6度目のチャレンジでしたがまたしてもタイトル獲得はなりませんでした。

また試合終了後に遠井萌仁選手の涙の胴上げが行われました。発表はされていませんが、今季で退部することになるかもしれません。2006年に加入後、当初は守備の巧い左腕・齋藤加奈子選手の控えとして攻撃型ライトとしてプレー。チャレンジリーグでの苦しい時代を経験し、サイドアタッカーとして守備もこなす技巧派選手として活躍。230試合出場でVリーグ栄誉賞も受賞するリヴァーレを代表するベテラン選手でした。

試合結果
日立リヴァーレ0-3東レアローズ
     (23-25)
     (29-31)
     (24-26)

敢闘賞:渡邊久惠

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